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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 作者:夕蜜柑
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30/202

防御特化と深夜探索。

今回から感想を元に
楓→メイプル
理沙→サリー
このように文中の名前を変えています。
これに伴い一話から最新話までの名前の表記を変更していきたいと思います。

量が多いため一度に全てを修正するのは無理です。
一話から十話はメイプル、サリーとなっているにもかかわらず、十一話は楓、理沙となっている。
などといった状況が間違いなく生まれます。
ご了承下さい。

*【投稿ペースは落とさないので安心して下さい。大丈夫です】*
魔法陣から二人の姿が現れる。
【悪食】は無くなっているものの、メイプルは奇襲攻撃に備えて大盾を構える。

「大丈夫そう……かな?」
二人で周囲を確認する。
周りには廃墟が広がっている。幾つもの倒壊した建物の跡が残っていた。
山岳地帯の位置から察するに、現在地はスタート位置から真逆の位置のようだ。

「取り敢えず、いい方向にはこれたかな?」

「でも、もう誰かが探索しちゃってるかも」

「まだ二日目だし…隠されているようなところは見つかって無いはず…ここは、多分何もないんだろうね。魔法陣の転移先だし」
流石に、運営がメダルの目の前を移動先にするはずが無いだろう。
安全な場所を探しつつ、一応探索することに決めて、二人は廃墟を歩き回る。

「…プレイヤーが三人いる。どうする?」

「出来れば戦いたくないかな……【悪食】も無いし…負けたらまずいし」

「分かった。じゃあ、こっちに行こう」
二人は廃墟を抜けてこっそりと森の中へと入っていく。
出てくるモンスターは蜘蛛や梟だった。
怪鳥の後でモンスターを見れば、どんなモンスターも雑魚に見える。
動きは鈍く、攻撃力も無く、HPも少ない。

「楽勝、楽勝」
森の中を進んでいく。探すのは安全に一夜を過ごせる場所だ。登山にかなり時間をかけてしまったためにもう日も落ちかけている。
二人はモンスターを倒しつつ森の探索を続ける。

「むぅ……何も無いなぁ…」
メイプルの言う通り、周りにはただの森が広がるばかりで特別な建物や洞窟などは無さそうだった。

「取り敢えずちょっと高い木の上にでも登っておこう。地面にいるよりはマシだと思うから」
サリーは枝が高い位置にしか無い木を選んで【跳躍】で飛び上がる。

「【カバームーブ】!」
メイプルが後を追って木の上に辿り着く。
枝が低いところに無いため好き好んで登ってくるプレイヤーもそうそう現れないだろう。
二人は幹に背中を預けて一息つく。
そうすると、怪鳥との戦闘での疲れがどっと襲ってきた。

「サリー…十二時を過ぎれば【悪食】は回復するけど。どうする?」
つまりメイプルが言いたいのは、十二時まで少し休憩した後で夜中の探索をするかどうかということだ。
先日の樹海の件もあり、時間帯によって発生するかどうかが決まっているイベントもあることだろう。
二人の目標はメダル二十枚だ。
そのためには多くのことを試さなくてはならないし、探索出来るところは探索しきる必要がある。
しかも、他のプレイヤーよりも早くなければならない。
イベント終盤になってから焦って探索するようでは駄目なのだ。

「メイプルが行けるなら」

「うん、じゃあ…十二時を過ぎたら探索を再開しよう!」
二人はレベルアップで手に入ったステータスポイントを振ることにした。

「そうだなぁ…AGIとSTRかな?」

「VIT一択!」


メイプル
Lv26
HP 40/40〈+160〉
MP 12/12 〈+10〉

【STR 0】
【VIT 175〈+141〉】
【AGI 0】
【DEX 0】
【INT 0】

装備
頭 【空欄】
体 【黒薔薇ノ鎧】
右手 【新月:毒竜ヒドラ
左手【闇夜ノ写:悪食】
足 【黒薔薇ノ鎧】
靴 【黒薔薇ノ鎧】
装飾品 【フォレストクインビーの指輪】
【タフネスリング】
【命の指輪】

スキル
【絶対防御】【大物喰ジャイアントキリングらい】【毒竜喰ヒドライーターらい】【爆弾喰ボムイーターらい】【瞑想】【挑発】【極悪非道】【大盾の心得Ⅳ】【体捌き】【攻撃逸らし】【シールドアタック】
【HP強化小】【MP強化小】
【カバームーブI】【カバー】
【不屈の守護者】

サリー
Lv21
HP 32/32
MP 25/25〈+35〉

【STR 30〈+20〉】
【VIT 0】
【AGI 85〈+68〉】
【DEX 25〈+20〉】
【INT 25〈+20〉】

装備
頭 【水面のマフラー:蜃気楼】
体 【大海のコート:大海】
右手 【深海のダガー】
左手 【水底のダガー】
足 【大海のレギンス】
靴 【ブラックブーツ】
装飾品 【空欄】
【空欄】
【空欄】

スキル
【状態異常攻撃Ⅲ】【スラッシュ】【ダブルスラッシュ】【疾風斬り】【筋力強化小】
【連撃強化小】【ダウンアタック】【パワーアタック】【スイッチアタック】【体術I】
【短剣の心得II】【器用貧乏】【ディフェンスブレイク】【超加速】
【火魔法Ⅰ】【水魔法Ⅱ】【風魔法Ⅱ】
【土魔法Ⅰ】【闇魔法Ⅰ】【光魔法Ⅱ】
【ファイアボール】【ウォーターボール】
【ウォーターウォール】
【ウィンドカッター】【ウィンドウォール】
【サンドカッター】
【ダークボール】
【リフレッシュ】【ヒール】
【MP強化小】【MPカット小】
【MP回復速度強化小】【魔法の心得II】
【釣り】【水泳Ⅹ】【潜水Ⅹ】【料理I】
【採取速度強化小】【気配遮断II】
【気配察知II】【しのび足I】【跳躍I】
【毒耐性小】

メイプルはステータスに【VIT+5】と【破壊成長】によりさらに【VIT+60】だ。
スキルには【不屈の守護者】が追加されている。
サリーはステータスに【AGI+5】と【STR+5】である。
メイプルはサリーから渡された食べ物を受け取って食べる。
十二時に向けて体を休めておかなければならない。



モンスターが動く音すら無くなってきつつある真夜中になって二人は木から降りてきた。
【悪食】も回復しているため戦闘準備もバッチリだ。
それに伴いメイプルは大盾を白雪に変更している。無駄遣いを避けるためだ。

「森か、廃墟か。どっちにする?」

「うーん…森で!廃墟はさっきプレイヤーがいたしもう探索されてそう」

「うん。じゃあ森で」
二人は森を奥へ奥へと進んでいく。
時折、梟が音もなく突撃してくるがサリーは持ち前の回避力で容易く躱し、メイプルはどうせノーダメージと無視している。
そして、森を彷徨うこと一時間半。


「ねぇサリー?あそこ…光ってない?」
メイプルに言われてサリーが眼を凝らす。
メイプルの言う通り、かなり前方に僅かに光が見えた。

「プレイヤーかもしれないから…慎重に」

「分かった」
二人が息を殺して近づく。
サリーに至っては【気配遮断】まで使う念の入れようだ。

「これは……」

「……竹?」
そこにあったのは竹林。
そしてその内の一本の一部が僅かに輝いていた。

「ど、どうする…?割ってみる」
メイプルがサリーに聞く。

「中から人が出てきたらすっごい困るんだけど……」
途中が光る竹。
どんな人でも、かぐや姫を想像することだろう。実際、サリーもそうだったようだ。

「でも…メダルかもしれないし…探索で手に入るメダルもあるんでしょ?」
二人はしばらく話し合った後で、結局割ることに決めた。
サリーがダガーを振り抜く。

竹がスパッと切れて輝きを増す。
危惧していたようなことは起こらず。
中に入っていたのは銀色に輝くメダルが一枚だ。

「やった!面倒なことにならなくて、メダルもゲット!」

「よっし!これで後12枚!」
喜ぶ二人だったが、面倒ごとが無いというのは間違いだった。
周りの茂みがガサガサと音を立て始め、長い角の生えた兎達が次々に飛び出してきたからだ。

「月の兎さんかな?」

「かもね……あの角、貫通攻撃かも。気を付けて」

「了解!」
二人は戦闘準備をする。
メイプルもゲーム開始当初と比べれば随分と普通のプレイヤーらしくなってきた。
といってもステータス以外の話だ。

兎など怪鳥と比べれば可愛いものである。
二人は目の前の飛びかかってくる兎達との戦闘を開始した。





しばらくして戦闘が終わった時には、竹林だった場所は毒の海に変わり、真っ直ぐに伸びた竹は途中でスッパリと切り落とされているという酷い状況だった。
兎の一匹一匹は大したことは無かったのだがその数が凄まじかったのだ。

「か、数が多すぎるよ…」

「百?…二百?疲れた…」
竹林内を自分の庭のように駆け回る兎達を倒しきるのは中々に骨が折れるものだった。

「どこかの木の上で休もうか…」

「うん…賛成」
メダル一枚と引き換えに中々の疲労を溜めてしまった。
まだ、イベント三日目は始まったばかりだ。

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