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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 作者:夕蜜柑
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21/202

防御特化と下準備。

前話は驚きました。
まさか、皆さんがあそこまで真剣に読んでくれているとは思いませんでした。
感謝です!
でも、根を詰めて執筆はしません、ごめんなさい。
趣味の一つとして楽しくマイペースに更新していきたいと思います!

カバームーブの使用制限を緩和しました。
スキル表記を修正。
理沙とスキル集めを開始して一週間。
つまり、イベントまで一週間となった時に楓は一人ログインしてスキルを探していた。

「言われて初めて気付いたけど…パーティーで大盾の人が普通は持ってるスキル、全然持ってないや」
理沙に大盾の固有スキルに防御力や防御に関わる物が豊富にあると言われ、時間が合わず一人でログインしている時は基本的にそれを身に付けようとしているのだ。
因みに、HP強化やMP強化のスキルを中心に既に幾つかの集めるべきスキルは理沙と一緒に手に入れてある。
楓の現在のステータスを確認しつつ自分に必要そうなスキルを探す。


Lv24
HP 40/40〈+60〉
MP 12/12 〈+10〉

【STR 0】
【VIT 170〈+66〉】
【AGI 0】
【DEX 0】
【INT 0】

装備
頭 【空欄】
体 【黒薔薇ノ鎧】
右手 【新月:毒竜ヒドラ
左手【闇夜ノ写:悪食】
足 【黒薔薇ノ鎧】
靴 【黒薔薇ノ鎧】
装飾品 【フォレストクインビーの指輪】
【タフネスリング】
【空欄】

スキル
【絶対防御】【大物喰ジャイアントキリングらい】【毒竜喰ヒドライーターらい】【爆弾喰ボムイーターらい】【瞑想】【挑発】【極悪非道】【大盾の心得Ⅳ】【体捌き】【攻撃逸らし】【シールドアタック】
【HP強化小】【MP強化小】


スキルは【HP強化小】と【MP強化小】を取得し、HPが三十増加し、MPが十増加した。
さらに理沙がくれたタフネスリングのお陰でHPがさらに三十増加した。
少ないように感じられるが、取り敢えずこれで楓のHPは倍以上に跳ね上がった。
理沙はイベントまでに急いで防御力貫通スキルを取得すると言っていた。
理由は、おおよその楓へのダメージを測るためである。流石にぶっつけ本番という訳にもいかないからだ。

「いろいろしてもらってるし、私も役に立てるスキルを身に付けないと…」
そうして、楓が一つのスキルに目をつける。

「【カバームーブI】と【カバー】…大盾の基本スキルかぁ…私はとってなかったけど」
パーティーメンバーを守るためのスキルで大盾専用スキルだ。パーティーを組んでいる大盾装備のプレイヤーなら全員が持っていると言ってもいいスキルだろう。
楓もパーティーを組んだことで、前に見た時には必要ないと思ったこのスキルに対して興味が湧いた。

【カバームーブI】
AGI値を無視して半径五メートル以内にいるパーティーメンバーの元へ移動できる。
使用後三十秒間被ダメージ二倍。
使用可能回数十回。
使用可能回数は一時間毎に回復する。
取得方法
スキルショップで購入すること。

【カバー】
隣にいるパーティーメンバーを攻撃からかばう。
発動時VIT値10%増加。
取得方法
スキルショップで購入すること。

スキルショップとは、装備ごとに基本となるスキルを販売しているNPCショップだ。
【カバームーブI】や【カバー】他には、
【スラッシュ】や【ダブルスラッシュ】などもそうである。
地底湖で手に入れた白い鱗を売って大量にゴールドを手に入れているため二つくらいなら余裕で買うことが出来る。

「買いに行っておこうっと!」
楓はNPCショップの方へと歩いていった。
これで、理沙のピンチを救えることがあるかもしれないのだから必要だと考えたのだ。




楓がスキルを買って袋を片手に店から出てくる。袋の中にはスキルが記された巻物が二つ入っている。
楓はベンチに腰掛けると、それをがさがさと音を立てながら袋から出して広げる。
それと共に書かれていた文字が光り輝き、その光が消えていくのに合わせて巻物もボロボロと崩れて、光になって消えた。

『スキル【カバームーブI】を取得しました』

「おおーー!綺麗!」
楓は【カバー】の巻物も取り出すと勢いよく広げる。
それは同様にして光を放ち、崩れて光に混じりつつ消えていった。

「ああー…もう終わっちゃった。まだ何か必要なスキル無かったっけ……」
現状必要とするスキルを手に入れるために下調べをして行ったのだからそんな物はある筈もなかった。

「まあ、いいか……またいつか追加されるかもしれないし…それよりサリーに言われたPSプレイヤースキル磨きをしに行こうかな!」
そう言って第二層のフィールドへ意気揚々と向かった。




「うー…おっそい。ものすっごく遅い。私の徒歩ってこんなに遅かったっけ……」
理沙に言われてそこそこ遠出してやって来たのは砂漠だ。そこをある程度歩いて行って立ち止まる。理沙が楓に言うには今の所この砂漠が一番いいとのことだ。

「んー……敵は見当たらないけどなぁ………うわぁっ!?」
背後からの衝撃に楓が前に倒れそうになる。
ダメージは勿論ゼロなので死亡の危険は全くない。

「な、何が⁉︎って、あれか!」
楓の背中に体当たりをしたと思われるダンゴムシ型のモンスターがゴロゴロと転がっていくのが見えた。
それは暫く転がった後、丸まっていた体を元に戻して、がさがさと砂漠の砂の中へ潜っていってしまった。

「なるほど…あれを防御する練習かぁ」
楓は大盾を純白の盾に取り替える。
新雪の様に真っ白な大盾には所々に青い宝石が散りばめられている。
大盾の名前は【白雪】イズが作り上げた大盾である。

【白雪】
【VIT+40】

闇夜ノ写と比べればスキル名も無くシンプルだが、そのVIT補正は闇夜ノ写を現状上回っている。
このことからもイズの腕の良さが見て取れるだろう。第一線級のプレイヤーを支えているのは最高の生産職プレイヤーなのだ。

「よし…頑張ろう!」
そう言って、大盾を構えた楓の後頭部にダンゴムシがぶち当たった。

「うわっ!ち、ちょっと待ってよもう!」
モンスターが待ってくれる筈もなくそうやって叫ぶ楓にもう一発ぶつかってくる。

「うぐっ……お、怒るよ!」
立ち上がり大盾を構えて耳を澄ませる。
理沙曰く、敵の移動で発生する音から敵の位置を探ることが大切らしい。

「んー……こっち!」
楓が右を向いて大盾を構える。それと同時に飛び出してきたダンゴムシが大盾にガツンとぶつかって弾き返される。

「よしっ……きゃあっ!」
受け止めて満足気にしていた楓の背後から別のダンゴムシがぶつかってくる。

「そ、そっか。一匹じゃないんだ。難しいなあ」
その後二時間ほど戦ったが最終的に止めることが出来たのは四割程度だった。
理沙が言うには、全て止めれるようになればだいたいの場面で貫通攻撃を食らわずにいられるだろうとのことだ。

「四割かぁ……まあ頑張った方かなぁ、本当理沙は何であんなに避けれるんだろ…」
敵の攻撃が避けていくかの如く回避する友人の姿を思い浮かべながら、今日の所はログアウトした。






少し時間を遡って、理沙が一人でログインしていた時のこと。

「よし、そろそろステータス振ろう。もう方針も決まったしね。んー…攻撃手段は手広い方がいいし…STRに15とAGIに20残りはINTに全部振って…これで50全て振り切った!」



サリー
Lv18
HP 32/32
MP 25/25〈+35〉

【STR 25〈+20〉】
【VIT 0】
【AGI 75〈+68〉】
【DEX 25〈+20〉】
【INT 25〈+20〉】

装備
頭 【水面のマフラー:蜃気楼】
体 【大海のコート:大海】
右手 【深海のダガー】
左手 【水底のダガー】
足 【大海のレギンス】
靴 【ブラックブーツ】
装飾品 【空欄】
【空欄】
【空欄】

スキル
【状態異常攻撃Ⅲ】【スラッシュ】【ダブルスラッシュ】【疾風斬り】【筋力強化小】
【連撃強化小】【ダウンアタック】【パワーアタック】【スイッチアタック】【体術I】
【短剣の心得II】【器用貧乏】【ディフェンスブレイク】
【火魔法Ⅰ】【水魔法Ⅱ】【風魔法Ⅱ】
【土魔法Ⅰ】【闇魔法Ⅰ】【光魔法Ⅱ】
【ファイアボール】【ウォーターボール】
【ウォーターウォール】
【ウィンドカッター】【ウィンドウォール】
【サンドカッター】
【ダークボール】
【リフレッシュ】【ヒール】
【MP強化小】【MPカット小】
【MP回復速度強化小】【魔法の心得II】
【釣り】【水泳Ⅹ】【潜水Ⅹ】【料理I】
【採取速度強化小】【気配遮断II】
【気配察知II】【しのび足I】【跳躍I】
【毒耐性小】

「光魔法もIIに上げて、【ヒール】が使えるようになったし…【状態異常攻撃III】まで上げて状態異常もかけやすくなったし…貫通攻撃も取ったし、攻撃も支援もいい感じかな」
そう言うと理沙はステータスを閉じてフィールドへと向かう。目指すは少し離れた深い森の奥だ。

「メイプルに隠れて格好良いスキルを取得して、驚かせてやるぞ〜!」
理沙は現在ゲーム内で常に発生している、NPCとのイベントの内の一つを攻略しようとしているのだ。
森の奥には小さな家があり、そこでイベントをこなすことで【超加速】が手に入るのだ。

「【AGI 70】突破が条件だし、ギリギリ足りて良かった!」
理沙も理沙なりに楓との初イベントに向けて自身を強化していた。




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