挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 作者:夕蜜柑
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

18/200

防御特化と新知識。

溜まっていた水が全て抜けていって中央に大きな宝箱が現れる。
理沙は喜ぶより先に地面に仰向けに寝転がった。

「あー…やっぱ本気で集中すると疲れる…」
レベルアップとスキル取得の通知が鳴り響くが、そんなものの確認は後だと理沙は寝転び続ける。
出来ればあのモードには入りたくなかったのだが、流石の理沙もあの弾幕と高速レーザーは手に余った。
しばらく寝転がっていた理沙はテンションを元に戻すと、宝箱の方に向かった。

「いざ、オープン!」
両手で勢いよく蓋を開ける。
中に入っていたのは海の様な鮮やかな青を基調として端には泡を思わせる白があしらわれたマフラー。
首元に白いファーのついたそれよりも少しだけ暗い色合いの厚手のコートとそれに合わせた上下の衣服。
そして光の届かない深海の様に暗い青のダガーが二本とそれをしまうことが出来そうな暗い青のベルト

理沙は全ての装備の能力を確認していく。



『水面のマフラー』
【AGI+10】【MP+10】
スキル【蜃気楼】
【破壊不可】

『大海のコート』
【AGI+30】【MP+15】
スキル【大海】
【破壊不可】

『大海のレギンス』
【AGI+20】【MP+10】
【破壊不可】

『深海のダガー』
【STR+20】【DEX+10】
【破壊不可】

『水底のダガー』
【INT+20】 【DEX+10】
【破壊不可】

「これは…私のスキルの取り方が影響したのかな?ふふふ…私好みの装備だなぁ。楓よりも装備が多いけど…【破壊成長】とスキルスロットは無いんだね」
装備欄を弄って全て装備して、喜びからかくるりとターンする。ベルトは装備としてはレギンスの一部の様で、新たに装飾品のスロットを食うことは無かった。
楓の時とはまた違った、ステータスの伸びが大きいユニークシリーズを身につけて、理沙は洞窟を後にした。
スキルの確認は明日楓と一緒にしようと考えながら。それ程に疲労していたのだ。






翌日。

「おー!格好良くなったね!」

「でしょー!靴は手に入らなかったから黒いブーツを買ったし…これで統一感は完璧!」
そして、二人で手に入れたスキルを一つ一つ確認していく。
まずは装備についているスキルからだ。
その後に新たに取得した二つのスキルを確認する。と言っても一つは楓も知っているスキルだったのだが。

【蜃気楼】
発動時、相手の視覚情報での座標と本当の座標とにズレを生じさせることが出来る。
対象は使用者以外全員。
使用可能回数は一日十回。
効果時間は五秒。また、【蜃気楼】で作り出したズレた映像に何らかの攻撃が加えられた際、【蜃気楼】は効果を失う。

【大海】
モンスター、プレイヤーが触れた場合AGIを20%減らす水を使用者を中心として円状に地面に薄く広げる。空中では使用出来ない。
範囲は半径十メートルで固定。
使用者のみがその対象から外れる。
使用可能回数は一日三回。持続時間は十秒。

【器用貧乏】
与ダメージ三割減。消費MP10%カット。
【AGI+10】【DEX+10】

取得条件
武器・攻撃に関するスキル10個を取得済み
魔法・MPに関するスキル10個取得済み
その他のスキル10個取得済み
その中で最低スキルレベルのスキルが10個以上ある。
この条件を満たした後でモンスターを撃破すること。


あとの一つは【大物喰ジャイアントキリングらい】である。

「おー…なるほどなるほど。あの巨大魚の前に【器用貧乏】ついてたらヤバかったかも」
その後で理沙がうーんと唸る。

「【大物喰ジャイアントキリングらい】はいらないなぁ…」

「えっ!?なんで!?」

「そりゃあメイプルなら使えるかもしれないけど…私は極振りじゃないから相手によって急にAGIが上がったり、上がらなかったりするから感覚が狂っちゃうんだよね」
自分の意思に関係なく急にステータスが上昇すると、回避の感覚がズレるため理沙のプレイスタイルからすると困るのだ。

「あーそっか…」

「これは【廃棄】かな…」

「何それ?」

「え?」

「え?」
二人は顔を見合わせる。






「スキルを【廃棄】…そんなこと出来たんだ…」

「むしろ知らなかったのが驚きなんだけど?まあ、でもそうやって【廃棄】したスキルを
取得し直すためには、専用の施設に五十万ゴールド払わないと駄目だし本当にいらない時だけね」
それだけ言うと理沙は【大物喰ジャイアントキリングらい】を【廃棄】する。
12だったレベルも今は15である。
ステータスポイントはこれで40溜まっているが、理沙はまだ振り分けないようだ。

「よし、これくらいかな!あと、そうだ!メイプルの装備はどうなったの?」

「んーお金が無いから取り敢えずは大盾だけ作ってもらった。短刀と鎧は後回し」

「そっか!イベントも近いし…もう少しスキルも集めたいなぁ」

「それなら…二階層に向かう?…どうする?多分あそこもユニークシリーズがあると思うけど…」
二階層に上がるための条件が『ダンジョン』の突破である。恐らく単騎撃破で装備が手に入るだろう。

「うーん…私は別にいいかなぁ…今の装備気に入ったし」

「サリーがいいなら、私もいいや。大盾も普通のを手に入れたしね」
二人は二階層へと続くダンジョンへと向かった。移動方法は地底湖に行った時と同じだ。

「やっぱりはやーい!」

「しっかり捕まっててね?」
目指すは北。
このペースならたいして時間もかからないだろう。



【廃棄】について、感想を元に条件を緩和することで大筋を変えることなく対応。
【蜃気楼】【大海】のスキル説明をより詳しくしました。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ