挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 作者:夕蜜柑
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

129/198

防御特化と第四層。

遅れて申し訳ない。

キャラに関する改稿は投稿ペースにかなりの影響を与えかねないので無しで行かせてください。

代わりに応急処置として出来る限りのキャラ紹介を一話目に書いておきました。
それを見ていただければ多少はイメージの足しになるはず……です。
イベントが終わって一ヶ月と少し、十月に入ったある日。
この日は第四層が追加される日だった。
理沙に見に行かないかと誘われたのもあったが、誘われていなくてもそのうちログインしていただろう。

視界が光に包まれ、それが消えた時には三層の町が広がっていた。
周りを見渡すとサリーが手を振っているのが見えたため、メイプルはサリーの方へと向かった。

「来たよ。どうする?早速行く?」

「三層のボスはメイプル一人でなんとかなるだろうし……行ってみようか。気になるでしょ?」

「なるなる!」
ログインするタイミングを合わせている訳ではないので、今【楓の木】でログインしているのは二人だけだった。
今先に上層へと上がってももう一度ギルドメンバー全員でボスを倒さなければならないだろう。
それでも二人は新層への興味には勝てなかった。




どんなボスかも確認しないまま【暴虐】状態のメイプルはその背にサリーを乗せてフィールドをダンジョンに向かって駆ける。
既にこれがメイプルであると知れ渡っているため機械で空を飛んでいるプレイヤー達から攻撃されることはない。
ただし注目されるのは変わらない。

モンスターを轢きながらダンジョン内を進みボス部屋に到達するとメイプルはその扉を開けて中に入った。

「サリー?着いたよー!」

「おっけー!さっさと終わらせよう」
部屋の奥にいたのは二人の三倍近い背丈の鋼のゴーレム。
もしもゴーレムに意識があったなら、扉を開いて顔を覗かせた相手が化物だったことに頭が真っ白になっていただろう。

「【幻影世界ファントムワールド】!」
サリーだけでもメイプルは四体になる。
四体のメイプルは鋼で出来たゴーレムに巻きつくようにして攻撃を開始する。
それに対抗してゴーレムも攻撃をするものの当然メイプルにダメージは入らない。
それを見たサリーは安心したとその場に座って朧の頭を撫で始めた。
しかし、そんなサリーをメイプルの焦った声が引き戻す。

「サリー!?どうしよう!?」

「えっ!?何!?」

「ダメージ入らないんだけど!?」

「えっ!?」
サリーがゴーレムを見るとゴーレムのHPは全く減っていなかった。
運営は考えていた。
自然に【暴虐】状態のメイプルを封じられる方法を。
そして思いついたのは理不尽なほどの攻撃力を持ったボスを配置することではなく、高い防御力とHPを持ったボスを配置することであった。

メイプルの天敵は超高火力のボスではなく、同じ個性を持った相手だった。
メイプルには貫通攻撃スキルがない。
ゴーレムもダメージを与えられない以上この戦いに決着はない。
一対一の場合にメイプルを抑える方法である。

「これは私が何とかするしかないか」
サリーは現状を把握しダガーを抜いてゴーレムへと走り出した。





そうして戦うこと三十分。
サリーが【剣の舞】の強化を最大にしたこともあってこの勝負は終わりを迎えた。

「はぁ……ミスったな」

「だね……結構大変だった」
ここをさっと突破して第四層を見に行こうとしていた二人としては出鼻を挫かれた形になったものの、二人は気持ちを切り替えて第四層へと向かった。

「どんなところかな?」

「さあ?ほら、見えてきた」
サリーが走り出し、メイプルも追いかけた。

第四層は常闇の町。
星の煌めく夜空に赤と青の二つの満月。
今までで最も大きなこの町は全ての建物が木製であり和の様相を呈していた。
町中を水路が走り、灯りは静かに道を照らしている。
町の中心に見える一際高い建物には一体何があるのだろうと心は躍る。

「探索する?しちゃう?」

「いいね。でも、とりあえずギルドホームへ行ってから」

「うう、そっか」
二人ははやる心を抑えてギルドホームへと向かった。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ