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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 作者:夕蜜柑
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防御特化と襲来。

短いです。キリがいいので。
二日目の昼を過ぎる頃にもなるとポイントにも差が出てくる。
その中でも【楓の木】と【炎帝ノ国】と【集う聖剣】が頭一つ抜けていた。
大規模ギルドの中にただ一つ食い込む小規模ギルドが放つ異質な雰囲気は誰もが感じ取っていた。

もちろん【炎帝ノ国】の面々も【楓の木】を警戒していた。
特に、メイプルが徘徊していることが偵察部隊より知らされてからは、マルクスも罠の種類を変えるなどして対策をするようになった。

「でもなぁ……メイプルかぁ……こないといいなぁ……」

「ですね。それには同意です。シンも死に戻りましたし、あのギルドには大人しくしていて欲しいですね……」
マルクスとミザリーはメイプルとの相性が良くないのだ。
二人ともメイプルに対する決め手に欠けるため、個人で倒すことは非常に困難である。
シンはめげずに再度繰り出したため、ここにはいない。
ミィも外出中である。

そんな話をしていると、一人のプレイヤーが慌てた様子で走ってきた。

「マルクスさん!……亀がこっちの方向に飛んできてます!」

「へっ……?あぁ……」

「さて……どうします?」
空飛ぶ亀などこの世界に一匹しかいない。
そしてそれは最上級の危険人物の接近を意味する。

「ミザリー……ミィ呼んで……」

「はい。そうしましょう」

「僕は頑張って時間を稼ぐから……幸い対策も間に合ったし」

「では、行きましょう」
二人は貫通スキルを持つプレイヤーを連れて亀が向かってくる方へと急いだ。


迎撃場所に辿り着いた二人は、遥か遠くからゆっくりと空を飛んで近づいてくる影を確認する。

二人が遠くの空を見つめているうちに、少しずつ少しずつその姿は大きくなってくる。

「ミィは……?」

「急いで向かうと」

「分かった……十分は稼ぐ。それよりかかると……」
ミィの到着がそれより遅れた場合は、防衛失敗の可能性が激増するという訳だ。

「私も、援護します」

「うん……まずは地面に落とそう。弓と魔法の準備」
そうして準備をしていた二人だったが、もう少しで射程圏というところで亀はその姿を消した。

そして、地面へと向かって落ちる三つの人影。
三人は皆一様に鈍足で、それぞれ異常な点があった。
一人は両脇の化物。
二人は本来ありえない大槌の二本持ち。

マルクスにとって空を飛ばれないことは好都合ではあったが、空を飛んでいてくれた方がよっぽど威圧感は少なかったことだろう。

「大丈夫……僕は、時間を稼ぐだけでいいんだ」
マルクスは勝つ気など全くない。
ひたすらに耐えること。
それが今出来ることだと分かっていた。

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