ープロローグー
―――プロローグ―――
春夏秋冬。新しい季節がどれだけ巡ろうが、どれだけの人間が成長し巣立っていこうが、ある町の情勢は一向に変らなかった。年々進む高齢化に、隣町の大きな百貨店やデパートに客を奪われるばかり。皆頭を悩ませ、町の商店街は重々しい淀んだ空気が漂っている。
しかし、今はそんな事はどうだっていい。町の経済に関する事は、今の所は市長に任せておこう。この話で重要なのは、そこに居る奴らなのだ。
この小さな町には、なぜか校風の異なる4つの高校が隣接していた。しかもその高校は、町の中心に位置する十字路の商店街を隔てた四方に位置し、それはまるで互いを意識しているかのように建っていた。
町で最も長寿な奥村さんは言う、「昔からこんなもんじゃった。」と。まぁ、当然といっては当然の流れで、四校はそれはもう何かと競い合い、いがみ合っていた。このことについても奥村さんは言う、「昔からこんなもんじゃった。」と。
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