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序章 かわいそうな俺!

 「ねぇ...私今とっても退屈しているの。なにか面白いこと無いかしら…?」
 「魔王クイーン、勇者を集めてここまでたどり着かせると言うのはどうですか?」

 「何のためにここに来させるの?」
 「もちろんあなたを倒して、宝を手に入れさせるためですよ。」

 「お前は私に死んで欲しいのか?」
 「めっそうも無い!あなたを倒せるものなど今現在存在しないのだから。」

 「…ふーん。運がよければ私も死ぬかも♪見たいな事か?」
 「そんな感じでしょうか。」

 「まぁいいや。私が最強だから。」
 「存じております。」





 ここは七つの大陸からなる世界
 その中の一つの大陸...
 東の大陸ゼルア中央部の大きな森の中に主人公は住んでいる。

 「おい!あの御触れ見たか!?」
 「は?何だよお触れって?」

 「お前知らないのかよ!村長んとこにあるから行って来いよ!」
 「行ってくる!!」



 「おぅ!カイトじゃないか!おまえもお触れを見にきたのか?」
 「おぅ!お触れって何だよ?」

 「見れば分かるよ。」
 
  ―――Dear凡人ども――――
 
  偉大なる大魔王・エィリア・リタ・ヴェルアから、おまえら凡人に
 よい知らせをくれてやろう。
  もしもわらわのところまでたどり着いて、わらわを倒すことができたなら、
 わらわの所持する百万を超える財宝の数々をそのものにあたえよう。
 そして、そのものに勇者の称号をあたえ、この世界一番の有権者としよう。

  なお、参加人数0では困るので、各村から必ずひとりは選出すること。
 これを破った場合は、わらわの兵を差し向けてその村つぶすので。
  参加者は、これを運ばせた小型飛竜の首についている入れ物の中に、
 名前と年齢を記入した紙を入れ無くてはならないぞ。

  それでは、首をなごうしてまっておるぞ。
  たどり着けるものがおるとよいのう…。

                            
                        偉大なる大魔王・エィリア・リタ・ヴェルア
  
 

 …なんじゃこりゃ。
 これに参加する人っているのかなぁ…
 「そういえば村長この村から誰を選んだんだ?」

 「おまえにしたけど?」

 「はぁ!?」

 「もう龍の首にいれちゃったしぃ。」

 「出してこれば…」

 「無理じゃな、あの筒一回入れたら出せないように魔法がかけてあった」

 ・・・何やってくれとんじゃこのくそジジー・・・

 「ほかに誰かいれたのか?」

 「いんや。お前だけだが?」

 「…なんで俺だけなのかなぁ・・・?」

 「そりゃぁ…お前がこの村で一番暇人だからだよ。」
 
 暇人って…

 「ま、がんばってな。今日中に出発しろよ。」
 …は?

 「何で今日中!?」

 「そりゃー早く行かんとさき越されてしまうじゃないか!?」
 
 結局のところ、俺に宝を取って来いって事か。

 「もう準備はしてあるから、ほれ見送り舞台がきておるぞ。」
 
 見送り…?

 「おーーい!カイトー頑張れよー」
 「絶対勇者になって帰って来いよな!」
 「お弁当作っといてあげたわよ!」
            など.....。

 に、逃げられない状況・・・?
 
 「さ、行って来いカイト!」

 くっそぅ…
 まんまと騙されたような気がする…

 「いってこればいいんだろ。行くよ!なら。」

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!
 
 不定期ですが、着々と更新する予定ですので、よろしくお願いします!!


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