ベンチ(200文字小説)
連日暑い日が続いている。
こんな時、外回りの営業は辛い。
冷たいお茶を買って公園のベンチに腰かけた。
「ちょっと休憩」
ふと、ベンチに貼られていた張り紙が目に入った。
なんて書いているのかは判らなかった。
「ペンキ塗りたてとか?」
手で触れてみた。
大丈夫だった。
「さて…」
お茶を飲み干し、立とうとした。
「あれっ?」
立ち上がれない。
「えっ!」
下半身がベンチと同化している。
再び張り紙が目についた。
『注意!人食い椅子』
連日暑い日が続いている。
こんな時、外回りの営業は辛い。
冷たいお茶を買って公園のベンチに腰かけた。
「ちょっと休憩」
ふと、ベンチに貼られていた張り紙が目に入った。
なんて書いているのかは判らなかった。
「ペンキ塗りたてとか?」
手で触れてみた。
大丈夫だった。
「さて…」
お茶を飲み干し、立とうとした。
「あれっ?」
立ち上がれない。
「えっ!」
下半身がベンチと同化している。
再び張り紙が目についた。
『注意!人食い椅子』
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