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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第五章 おっさんと愉快な仲間たち

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第四十八話 救出希望

4月19日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「あらあら、珍しく自分からお客様を迎えに行ったと思ったら、何をやってるのかしら?
(あら? オトコの裸? 久しぶりだわぁ。……じゅるり、じゅるり。メノホヨウ、目の保養。ハイ、ゴチソウサマ。――――でもあの顔、どこかで見たような気がするわねぇ。どこだったかしら…)」
「お館様ぁ、先程からお客様がお見えになっております。さっき、坊ちゃんがあらわれて、お客様に向かって、いきなり……」
「ん? なぁなぁ母ちゃん。こいつすげーんだぁ。ねぇねぇ、見て見てっ、見てよ。こいつ、オレのウルトラ・スーパー・ちょおーすっごいパンチでゴールデンなアレにクリティカルヒット受けてもピンピンしてるんだぜッ。あれ食らっても立っていられるんだ。すげえんだぜっ。こいつ……」

 お館様のご登場。あら? お館様、どこかでお会いしましたかね? とてもお綺麗な熟女さんです。やんちゃな3歳児のマッマ、つまりは経産婦とは思えないナイスバディ。わりと最近お会いしたような気がしますよ。どこででしたっけ?

「あらっ、そうなの? それはすごいわね。(タッテルの? ゴールデンなアレ? クリティカルヒット? ビンビン? あらあら、まぁまぁ、うふふっ♡)
 あら、どなたかと思えば、所長もそこにいるじゃない。こっちに来てたのね。」
『こっ、こっ、こんにchiハHaHaHahaha…』(脳内補完)

 お館様に声を掛けられたジョニーさん。あれれ? ジョニーさんがすっごい挙動不審。あぁ、お知り合いなんですねー。隣りでディープ君さんもガクブルやってますが、あなたもお知り合い? そうなの? ふーん、そうなんだ。狼さん達は前後2列に整列して、お座りしてからのゴロンしてお腹見せての服従ポーズ。スパモンさんは、相変わらず俺の頭の上でふわふわやってます。ディーネさんは? どっか行っちゃった? あれ? どこ? 逃げた?…あぁ、いました。居ました。俺の背中にくっついてます。貼りついてます。それってひょっとしてカクレンボ? あなたも怖いんですか? あっ白目向いてる。

「あらあらっ、あなた午前中、上で会った人よね。(さっきまで裸だったわよね。)黄泉瓜ランドの草刈りに来てた冒険者の人でしょ。(えっ、さっきまであなた裸だったでしょ? あれ?)」
「おぉ、あなたは――――、えぇっとナミさんでしたっけ。黄泉瓜ランドの代表のお方ですよね。実は先程、草刈りは全区画すべてが完了いたしまして、売店にいたお兄さんに報告して、確認もしていただきました。(裸? それはいったい、なんのことでしょう。なんのことやらさっぱりなのです。)」
「あらあら、まぁまぁ、そうなの? 随分と早かったわねぇ。明日もお願いしようかと思ってたのに。あなたったら、とっても優秀なのねぇ。(それに、いい身体してるわよねぇ。肝心なところは残念なことに靄に隠れて見えなかったんだけど。)ヤマダタケルさんでしたわよね。(タケルさんって呼んでもいいかしら、私のことはナミって呼び捨てにしてくれて構わないのよ。)それなら、報告にわざわざここまで来てくださったのかしら。ここまですごく遠かったでしょ。ごめんなさいね。ここまで来るのに危ないことは無かったかしら? モヒカン2人組の行商人? わかったわ。排除しておきます。せっかく私の所へ来てくださったんだから、どうかゆっくりして行って頂戴ね。さぁどうぞ家の中に入って。どうか私におもてなしをさせて頂戴。(今夜はもう、泊まっていってもらわないといけないわよね。もうこんな時間だし、帰っていただくわけにはいかないわ。…そうだわ。おもてなしは私のベッドで…)」


 あれあれあれ~? ジョニーさん、何かこれ、おかしくない? おかしいよねぇ。ここって鬼の館なんだよねぇ。ジョニーさんはマジモンの鬼って言ってたよねぇ。ナミさんも、3歳児(男の子)も鬼には全然、まったく、まるっきり、少しも、これっぽっちも見えないんだけどさ。角隠してないよね。俺だって、2人が普通の人じゃないってのは薄々わかってるんだ。さすがにわかってるんだよ。あの蹴りの重さはおかしいもの。みんなの反応もおかしいし。そもそもこの辺に普通の人ってオレ以外誰もいないみたいだし。…確かに門番は鬼だったんだけども…。普通、鬼の館って聞かされると鬼が住んでるお家なんじゃね、って思うじゃない? 門番が鬼だからセーフかって言うと、どっちかって言うとアウトだと思うの。その辺りのことは、どうなってるのかな。ねぇ、どうなってるの?

『(鬼なの。)』(脳内補完)
「(ナミさんが?)」
『(うん。鬼婆(おにばば)ぁ的な…)』(脳内補完)
「(もしかして、物理じゃなくて比喩的な?)」
『(♪うん、それ~)』(脳内補完)

 だそうです。

「おぉー、タッケルぅ、迎えに来てくれたのかや? すまんのぅ。まさかお前さまがここまでわらわを迎えに来てくれるとはのぅ。感謝感激なのじゃ。わらわが来てることがばれんようにと、朝からずっと隠れておったのじゃがな、みなの作業も一段落して、さぁこれからゾンビどもとの鬼ごっこじゃと油断しておったところを、さっき母上に捕まってしもうてのぅ。拉致られてしもうたのじゃ。さぁ、わらわのことを助け出してたもれ。くるしうないぞ。さぁ、早く。カモォーン。」

 懐かしい声が聞こえてきますた。
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