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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第五章 おっさんと愉快な仲間たち

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第四十二話 地下の砂漠

4月19日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
 ようやく沼を抜けた俺たちを待っていたのは、砂の壁でした。
 さっきまでうす暗かったのに、今度は、太陽カンカン照り。どうなってるの?
 暑いのでガスマスクはさすがに外しました。
 鼻が馬鹿になったのか、それともゾンビさん達から遠ざかったからなのか、あの匂いはしません。
 こんもりと砂山が3mほどの高さほどにそびえているように見えまする。
 でも砂丘って実際の頂上は見えてないよね。目測3mなら実際は5mくらい? もっとあるかも。
 スパモンさん、再びプルプルし始めました。何々、また変身するの?
 大きくなって空のお散歩第二弾でしょうか。
 空飛ぶスパモンさんで砂丘越え?
 ……違いますた。スパモンさん、トランスフォーム第2弾。
 ラクダ形態に変身していますた。

「スパモン兄貴ぃ、なんでラクダなんかに?」
『砂漠だし? 気分? はやく、乗って、乗って。』(脳内補完)
『『「兄貴っ、失礼しやーす。」』』(脳内補完ほか)

 どうせなら、四輪バギーとかの方が良かったんだけどなぁ…とか思いつつ、俺たち一行は、ラクダ(スパモン兄さん)に乗って、砂山を進みます。
 さすが兄貴。足どり軽く、あっという間に砂の山を登り越えていきます。
 砂の上に落書きが書かれていましたが、○○どうでしょうって聞かれても、何の事だかさっぱりわかんないよねー(棒)。

「待て待て、お前たちぃ。ここを通りたければ、俺たち『砂漠のモヒカン兄弟』から水を買ってイキナぁ! 水なしでここを越えるなんてぇのは命知らずのやることだぜぃ。悪いことは言わないぜぇ。ここで水買ってきなぁ。あと、食料も売ってるんだぜぇ。」

 ほぅー、便利ですねぇ。この砂丘を渡る旅人のために水を売っている親切なおじさん2人に声を掛けられました。

「そうですか。……今日は熱いですねぇ。あぁ、地球温暖化? 今、冬じゃなかったっけ? 
 ――――だよねぇ。お兄さんたち、もうこの商売は長いんですか? ほぅ、そうなんだぁ。ほっほぅ、それはそれは。たいへんですねぇ。ご苦労様です。はぁ、色々苦労したんですねぇ。これからも頑張ってくださいよ。ちなみに、この砂って、いったいどこまで続いてるんですか?」
「そうだなぁ、そのらくだだったら、んー歩いて2日はゆうにかかるぜ。だから俺たちから(高い)水を買って行きなぁ。食料だって必要だろぉ。」
「(兄貴、普通に歩いたら3時間もあれば抜けられますぜ。)」
「(いいんだよ。こいつら、どうせ何にも知らないんだから。黙っときゃわかりゃしないだろ。)」

 ひそひそと行商のおっさん2人が話をしていますが、俺たちには何も聞こえません。

「水はおいくらですか?」
「1本5,000円のナントカ還元水なんだぜ。水素イオン水なら1本8,000円さ。」

 ずいぶんと、お高い水もあったものです。その値段だとさすがに手が出ません。買えるのはどこかのお大臣さまなのでしょう。俺は庶民なので無理でつ。うーん、2日ですか、ペプ○とファン○(賞味期限切れですが)、それに南瓜ジュースなんかもあるので、ぎりぎり持つのではないでしょうか。んー、何とか行けますよね。最悪の事態はなさそうですね……よし。

「じゃぁ、結構です。お邪魔しました。お仕事頑張ってください。」

「待て待て待て、お前たち、何にも買わずに俺たち、『押し売りのモヒカン兄弟』の前から逃げられるとでも思ってるのかぁ? 何か買うまで決して逃がしゃしないぜっ。」
「……逃がさないぜっ。」
「ふーん、何か買えばいいんですか? じゃ、そのラッキョウで。」
「「うむ。500円だ(です)。」」
「はい、500円…あっ、消費税いります?」
「いや、細かいのは計算がややこしくなるから。」
「(兄貴、俺たち税金払ってませんぜ。)」
「じゃ、500円ね。これでよろしく。」
「1,000円からのお預かりでーす。こちら、お釣り500円になりまーす。お確かめくださーい。」
「うん、ありがと。」
「「まいど、お買い上げありがとうございましたー。」」
『『「さようならー。」』』(脳内補完ほか)
「「さようならー、お気を付けてー。」」

 良い人たちでしたよ。
 いいお土産が買えました。今日はちみっ子さん用のモノが多かったからねぇ。
 ジョニーさんがラッキョウのピクルスを物欲しそうに見てますけど、ダメですからね。猫さんはラッキョウ食べちゃいけないはずですよ。ホントですって。ネギ食べちゃダメってよく聞きますよね。ご存知でしょ? ラッキョウも似たようなもんだろうし、きっとダメなはずです。え? ディープ君さんも食べたいの? ほら、1人だけ食べるとジョニーさんに悪いじゃないですか。ね? (よっし。これでラッキョウ持って帰れます。うん、良かった良かった。スパモンさんはわがまま言わなくていいわぁ。)
 行商のおっさんたちは2日かかるって言ってたけど、らくだ(スパモンさん)の背中に揺られているうちに、2時間ほどで砂漠地帯は抜けていました。スパモンさんの性能が高かったからでしょうかね?
 俺たちはらくだ(スパモンさん)の背中を降り、スパモンさんも元の姿に戻りました。

『『「兄貴、あざーすっ」』』(脳内補完ほか)
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