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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第五章 おっさんと愉快な仲間たち

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第四十一話 ちみっ子捜索隊

4月19日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
 鬼ごっこしてて、鬼に連れていかれた? 
 ふーん、なら、ちみっ子さんは次の鬼?
 まだまだ、鬼ごっこは続く的な?
 なら、もうちょっとだけ遊んでく?
 いいよ。別に急いで帰らなきゃいけないわけでもないしね。
 あれ、ジョニーさん、何か言いたげ。

『違うの』(脳内補完)
「違うの?」
『マジもんの鬼』(脳内補完)
「マジもん?」
『出た。』(脳内補完)
「出たの?」
『うん。社長さらってった。』(脳内補完)
「マジで!?」
『マジです。』(脳内補完)

 どうやらちみっ子さん誘拐事件が生じた由。鬼いるんだねぇ。鬼って強い? ふーん、強いんだぁ。
 帰ってる場合じゃありませんよ。とりあえず、ギルドに帰って報告? イヤイヤ報告した途端に、俺、パッパに消されます。ダメ、それはイクナイ。
 ――――緊急非常事態発生です。

「みなさん、一体、どうしましょう。」
『『『……どうする? 探す?』』』(脳内補完)
「そうですね、探さないといけませんよね。どっちに、その鬼はちみっ子を連れて、どっちに、行ったか、ちみっ子さんはどっちに行ったか? どこに連れていかれたのか、どなたか、分かりますか? わかる方はいらっしゃいますか?」
『『『☟あっち』』』(脳内補完)
「…ふーん。それって、どうやって行けばいいの?」
『『? 知ってる? 知らない。どうする? さぁ?』』(脳内補完)

『連れて行こうか?』(脳内補完)
『『「マジで?」』』(脳内補完ほか)

 スパモンさんが連れてってくれるんだって。
 そう言えば、スパモンさん、神様だったよねぇ。すっかり忘れてました。ってことはアレ使えるんだ―――――転移術? やるねぇ。本日のヒーローはあなた様に決定です。 
 スパモンさんにみんなでペトっとくっつきました。


 転移した先は、薄暗く、細長いトンネルの中みたいです。入り口も出口も見える範囲には無さそうです。明かりは200m置きにLED照明が設置されていて真っ暗ではないのですが、行政予算が少ないんですかね。もう少し照明付けといたほうが交通安全の観点からもいいんじゃないのかなぁ。地下にこんな空間があったんですね。歩行者用地下道? ずいぶんと長いんですけど。
 辺りに漂う死臭が、黄泉瓜ランドの頃より一層強くなってきています。ガスマスクをしっかりと付け直しました。

「(ヒューゴー、ヒューゴー…)ちみっ子さんは、いったいどっちなんでしょう。」
『多分、☜あっち。』(脳内補完)
 通路は、ゆるやかな坂になっています。スパモンさんの指し示した方向は下り方向。この坂を下って行った先にちみっ子さんはいるんですかね。いまやスパモンさんだけが頼りです。

「(ヒューゴー、ヒューゴー…)では、皆さん、あっちに進みましょう。一刻も早く、ちみっ子さんを鬼の手から救出してあげますよ。(ヒューゴー、ヒューゴー…)」
『『『りょーかい。』』』(脳内補完)

 しばらく進んでいくと、ゾンビの集落が見えてきました。彼らはここから黄泉瓜ランドへ通勤しているんでしょうか。そのさらに先に進むと、大きくて真っ黒な沼が俺たちの行く手を遮っていました。周囲に迂回路は見つかりません。近所のゾンビさんのお家の庭に落ちていた物干しざおを拾ってきて、沼に刺してみましたが、沼の底には当たりませんでした。(えぇ、偶然、物干しざおが落ちていました。物干しざおはちゃんと洗って戻しておきましたよ。)どうやら沼はかなり深いようですね。これでは前に進めないですよ。さて、どうしましょう。
 ディープ君さんなら、これ、泳いで渡れませんか? 汚れるのがイヤ? まぁそう言わずに。ジョニーさんも、泳ぎ得意なんじゃなかったっけ? 所長さんのちょっといいとこ、見てみたい。ほれっ。――――俺? 俺かなづちだから、ムリムリっ無理だから。

 スパモンさんが何やら身体を震わしていらっしゃいます。どうしましたか? 
 おトイレ? そうじゃないの? 大丈夫?
 …………
 ……
 なんと、スパモンさん変身です。 おぉー、巨大化です。

『さぁ、みんな、ボクに乗って。』(脳内補完)

 みんなでスパモンさんの身体の上に乗っからせてもらいましょう。
 靴はさすがに脱いだ方がいいよね。靴下も脱いだ方がいい? そのままで?
 スパゲティの上なので足場が悪く、さっき根性を見せれなかった、お2人さんは腹這いになってしがみ付いていらっしゃいます。

「(ヒューゴー、ヒューゴー…)ジョニーさんと、ディープ君さん、この棒につかまっておくといいよっ。(ヒューゴー、ヒューゴー…)身体を支えるのに便利ですよ。」

 ――――孫の手ですが。

 スパモンさんの巨大化&空中浮遊によって、ふわふわと空のお散歩です。うす暗いので景色は楽しめないんですけどね。
 あれ? ここって、トンネルの中じゃなかったっけ?
 とにかく、無事に全員沼を越えることが出来ました。
 スパモンさん地上に降りて、俺たちもスパモンさんの上から降ります。

『『「スパモンさん、ありがとう。」』』(脳内補完ほか)
『役に立てた?』(脳内補完)
『『「スパモン兄さん、頼りにしてます!」』』(脳内補完ほか)
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