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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第五章 おっさんと愉快な仲間たち

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第三十六話 手打ちうどんデスソース和え

4月18日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
 釜玉うどん(デスソース和え)をお風呂の人に差し入れに行ったついでに、ゆっくり汗を流すことにしました。さっきはちみっ子も一緒にいたので壁絵を視界に入れないようにしてましたけど、改めてじっくりと鑑賞させていただきましょう。
 ふむ、なかなかですなぁ。ご立派なおっぱいから控えめなおっぱい。大小、色、艶、張り、形、さまざまに取り揃えてありますなぁ。ほぉっ、江戸時代にも陥没している方いらっしゃったんでしょうかねぇ。これはまた吸出しがいがありそうですなぁ。んー。実に趣深い光景ですなぁ。絶景かな、絶景かな。
 おや、どなたかいらっしゃいましたね。

(引き戸ガラガラー)

 おぉ、どなたかと思えばパパさんじゃないですか。これはまたご立派な。

「昨日はどうも。お嬢さんには、(転移とか荷物運びとか)お世話になっております。」
「あぁ、君はたしか、山田君だったかなぁ。どうだい、もうこの仕事には慣れたかね?」
「いやぁ、まだまだです。わからないことがいっぱいですよ。(スパモンさんの生態とかね。)」
「うむ。まぁ、ぼちぼちと頑張っていきたまえ。」
「はい。頑張ります。」

 やばいです。油断してたので体の一部分が充血してましてね。もちろんパッパに反応してるわけではないですヨ。幸いお湯の中なのでセーフなんですけれど。

「どうだ、せっかくだから背中でも流してやろうじゃないか。こっちに来たまえ。」
「いや、悪いですヨー。神様に背中流していただくなんて…恐縮しちゃいます…」
「そう言うな。ほら湯船から出て来い。背中流してやるから。」
「しかしですねぇ。」
「そう遠慮するな。」
「はぁ。(セーフ、この土壇場の緊張で小さくなっちゃった。)じゃぁ、お願いしますね。」

 そんなこんなで背中を流していただき、お返しにパッパの背中を流しました。これで親子の背中を流したことになるわけなんですが、なんとなくこれ、親子だってわかりますね。骨格が似てます。もちろん本人にそんなこと口が裂けても言えませんが。

 まったりとおっさん同志、裸のお付き合いをいたしました。お突き合いではないです。
 ゆっくりじっくりと温泉を堪能し、着替え終わりました。

 あっお風呂の人、さっきのDEATHうどん食べ終わったようですね。
「うどん食べ終わったようですね。空の食器下げていきます。」
「ん? うどん、山田が作ったのか?」

 ばれちゃった。
「俺も作りましたよ。」
「俺も?」
「俺が受けた依頼の中にうどんを作らないといけない仕事がありましてね。そんなこんなで作りました。ここへ届けたのはそのお裾分けです。」
「ほぅ、そんな仕事があったのか。ひょっとしてうちの娘も手伝ったのかな?」
「…あぁ、はい。まぁ、そうですかね。」
「ほぅ、で、そのうどんはまだ食べることは可能なのかな? わしの分はあるのかな?」
「さぁ、どうでしょう。さっきみんなで食べちゃいましたから。ひょっとしたら、まだ間に合うかも――――」
「みんな?」
「はい。職員のみなさんで3階のパーティブース使って……」
「ほぅ、パーティ――――山田君、一緒に来たまえ。」

 連行されました。毎度おなじみ転移術。

「ひーめちゅわーん、さっき山田君から聞いたよぉっ。うどん作ったんだぁってぇ。」

 パーティブースではもう後片付けしてました。
 ちみっ子の前に一杯だけうどんが用意されているようですよ。
 パッパ良かったね。

「パッパ食べたいなぁ。ひめちゃんの作ったうどん、食べたいなぁ。」
「残念ながら、父上の分は残ってないのじゃ。時すでに遅しなのじゃ。」
「あっれぇー、そこに一杯のうどんが残ってるよっ。そんなこと言って、それパパの分なんじゃない?」
「これかや? これはタッケルの分なのじゃ。わらわがさっき、タケルにデスソースを込めたうどんを渡したのじゃが、こやつそれを風呂へ差し入れに持って行きよったのじゃ。だから、もう一度、デスソースを込めて作ったのじゃ。」
「山田君、ここはひとつ、このわしに譲ってはくれまいか。」
「タケル、ダメなのじゃぞ。これは、タケルの分なのじゃ。」
「――――そうですね、お父さん、ここはひとつ、このうどんを賭けてエアーホッケーで勝負をしませんか。勝っても負けても恨みっこなしということで、いかがでしょう。」
「わしは、お前にお父さんなんぞと呼ばれる言われはないのじゃがのぅ。消すぞ。」
「(いやいや、そういうつもりはないのでご安心を。勝負は俺が手を抜きますから、心置きなく勝負に勝って、うどん(with deathsauce)をお召し上がりください。)」
「まぁ、良かろう。」
「ちみっ子さんや、お父上もこのままでは引き下がれないようだし、すまないが、納得して欲しい。」
「むぅ、やむなしじゃの。わらわタケルを応援するのじゃ。勝つのじゃぞ。父上に負けるでないぞ。」
「あぁ、頑張るぜ。」


 パッパ、エアーホッケー下手でした。
 半分どうですかって声かけたんだけど、パッパ意地張っちゃって。
 全部食べなきゃいけなくなりました。ジョニーさん、半分いらない?
 翌朝、トイレの個室で、ちみっ子の愛がピリピリと身に染みました。
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