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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第五章 おっさんと愉快な仲間たち

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第三十四話 点火プラグ

4月18日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「チッチ―、いいお湯だったのじゃ。チッチも入ってくれば良いのじゃー。」
「お帰りなさいませ。オヒルネ様、タケル様、お湯はいかがでしたか? あら、所長にディープくん、おや、スパモン様もご一緒だったんですね。地下温泉のお湯加減はいかがでしたか?」
「はい。いいお湯でした。」
『『『いいお湯だったよー。』』』(脳内補完)
「あのなぁ、タッケルは、ミルクが売切れておって、飲めんかったのでな、それで落ち込んでおったのじゃ。わらわが、スジャータさんに直接交渉すればよいぞと言うたのじゃがな、勇者ではないと断りよったのじゃ。」
「(これこれ、ちみっ子さんや、あまり余計なことを言うんじゃないですよ。)」
「あらあら…」
「余計なことではないのじゃ。チッチもお風呂入って来ぬかや? 留守番ならスパモンがやりたそうにしておるぞ。まかせるが良いのじゃ。」
「ありがとうございます。でも、これから、まのうさんのトイレ掃除の点検に行かないといけませんので、点検が終わったそのあとでゆっくりと浸からせていただきますね。
 ――――それはそうと、タケル様。実はお願いがございます。」
「はい、いったいなんでしょう。」
「本日タケル様にお受けいただいた、ベーコンの件なんですが――――」
「あぁ、1㎏のアレですね。」
「はい。なんとか、明日の朝までにこちらにご用意していただけませんでしょうか?」
「――? それはまた、急な話ですね。1週間以内じゃありませんでしたっけ?」
「クライアントの都合でございまして、まことに申し訳ございません。
 本日より1週間のご予定で、当ギルド内の個室ブースを使って、日本アニメにおけるベーコンの役割について研究論文をまとめるんだと張り切ってらっしゃったんですが、急用ができたために本国に帰らなきゃいけないそうなんです。ビジネス上の接待ゴルフのお約束をすっかりお忘れになっていたご様子でして、急遽(きゅうきょ)明日の早朝の便で帰らなければいけないようなんですよ。先程ご本人様が青い顔をして、何とかならないだろうかとこちらに相談に来られまして――――。」
「わかりました。ちょっとこれから探しに行ってきます。ちみっ子さんや、すまないが、ビルの外まで運んでくれませんかね。」
「あぁ、良いぞ。じゃが、わらわ、ここでジョニーたちと遊んでおっても良いかや? 1人で買い物できるかや?」
「ちょっと外へ行ってベーコン買ってくるだけですよ。危険なことはさすがに無いと思いますが…」
「心配じゃのぅ。スパモン連れて行くかや?」
「お断りしますです。連れて行ったら、余計な騒ぎになりそうですから。」
「スパモンは付いて行きたそうなのじゃがのぅ」

 そんなこんなで、俺はちみっ子の転移術でビルの外に出て買い物をすることになったのでした。
 ちみっ子さんは俺をビルの外に連れ出すと、さっさとまたギルドの中へ戻って行かれました。
 これ、帰りはマンホール確定ですね。

 オフィス街の近所にスーパーマーケットはありません。あるのは、コンビニくらいです。
 1軒目のコンビニはすぐに見つかりました。ここでは500gのベーコンをゲット出来ました。幸先いいですね。残り500gです。コンビニ強盗さんが営業活動を実施された直後にお伺いしてしまったようでして、警察の方から事情聴取を受けたりしました。警察の方はべれったさんにはお気付きにならなかったようで、とても助かりました。ご苦労様でございます。日本の治安はあなた方が守っています。

 2軒目のコンビニでは250gゲットです。残りのベーコンは250gです。

 3軒目では125gゲットしますた。残りは125g…? えぇ、この辺りで気付いておりましたとも。

 はい。4軒目は63gでした。そうですか、小数点以下は切り上げなんですね。

 5軒目32g。残り30gなんだぜ。これは、ちょっとだけラッキーと言っても良いのでしょうか。

 さぁ、何軒廻ったでしょう? 正解は10軒でした。え? 計算間違ってるって?
 8軒で1,000gなんだよ。でもね、誤差ってあるよね……念のため。

 これって……
 アニメ見てる間があるんなら自分で買いに行きゃいいんじゃね?


 マンホールくぐってギルドに帰り着いたときにはチッチさん、湯上り熟女になってました。
 俺は汗だく。
 計量の結果、無事1㎏達成。クライアントを呼び出して、チッチさん立会いの(もと)、ブツを渡しました。
 ちみっ子さんが何やら例のポケットから取り出してクライアントに渡しています。

「これな、日本のお土産なのじゃ。そなたがゴルフ好きじゃと聞いてのう、これを渡さねばならんのじゃ。」
「What is this?」
「これかや? 自動車用点火プラグなのじゃ。」
「Why?」
「わらわもようわからん。バナナ売りの娘のおばちゃんがな、中国人のおばちゃんなんじゃがのぅ、ゴルフ好きのそなた達への土産はこれじゃゆうから……なんでじゃろうのぅ?」
日本の野党の偉い人がそう言いました。

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