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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第四章 おっさんの冒険

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第三十三話 地下温泉

4月18日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「……」
「悪いねぇ兄さん、今日はアレもう売り切れちゃったよ。普通の牛乳ならあるよ。どうだい風呂上りに?」

 売り切れでした。グスン。

「普通の牛乳には興味ありません。」
「そんなに落ち込むほどのことかや? なんなら今からスジャータさんとこ行って直接交渉して、直に飲ませてもらうという手もあるんじゃが。たまにわらわ、飲ませてもろうておるが。」
「勇者じゃないので、そんな冒険はしませんよ。」
「そんな冒険譚もイヤじゃのぅ」
「俺もイヤです。それはそうと、ここは男湯の脱衣所なんですが。」
「そうじゃな。」
「ちみっ子さん、もしや男湯に入られるのですか?」
「わらわ、1人でお風呂はいれまてんって言うたじゃろ。」
「あぁ、そうでしたね。では、職員の方にパッパへの口止めをお願いします。」
「うむ。了解じゃ。(ごにょごにょごにょ……)」

 スパモンさんもご一緒するようですね。
 さっさと服を脱いで温泉に浸かりましょうね。
 ちみっ子さんも脱ぎ脱ぎしましょうね。
 気に入ってらっしゃるのはわかりましたけど、その恰好のままお風呂には入れませんよ。
 革は縮んじゃいますから、もう2度と着れなくなってゴンザさんに申し訳ないことになってしまいます。えぇ、ですから聞き分けよく…はい、そうですね。……良くできました。
 スパモンさん、お風呂は浸かるものですよ。浮いていたのでは浸かれませんが、いいんでしょうかね? 楽しそうですね。 良いのかもしれません。
 少々ハレンチ気味な壁絵は、できるだけ視界に入れぬように努めます。
 ちみっ子さんが期待を込めて、俺の身体のセントラル○グマを凝視しておられるようですが、決して血液の全員集合は起こしませんよ。 
 その手には乗りません。いいえ、不能ではないです。努力の結果です。

「おぅ、そうじゃ。忘れておったわ。」

 なにやら、ちみっ子さん、2次元ポケットから取り出そうとしておられるご様子。
 シャンプーハットですかね。あれ、必須アイテムですものね。
 あれ? そういえば……
 ゴメンナサイ。ジョニーさん&ディープ君さん。すっかり忘れてましたよ。

「ジョニーさん、大丈夫ですか? ディープ君さんも、ご無事ですか?」
『ん? 平気平気。』(脳内補完)

 ジョニーさんは、いたって平気なご様子。湯船の中をいつぞ見たように背泳ぎしておいでです。
 ディープ君さんは? どうしちゃったの? 
 ひょっとしてコレ? これディープ君さんなの?
 メートル級のアロワナが温泉の中を悠々と泳いでいらっしゃいます。
 茹で上がったりしない? 

「ディープくんはな、普段はその姿なのじゃ。」

 あぁ、そうなんですか。

「久しぶりの温泉じゃから、ディープくんも楽しんでおるようなのじゃ。」 
「そうなんですか?」
「うむ。普段は狭い水槽の中でしか泳げんのでな、今日は大喜びなのじゃ。」

 ……この水温は大丈夫なのでしょうか。いいの?
 それと、この状態もディープ君さんとお呼びしたほうがよいのでしょうか?
 ディープ君さん(アロワナさん)が俺の足をつついております。

「ご無事でしたか?」
『あぁ、大丈夫さ。』(脳内補完)
「心配しておりました。2次元ポケットの中はいかがでしたか?」
『所長に猫まっしぐらのアレ分けてもらってた』(脳内補完)
「そうでしたか。お魚は食べても大丈夫なんですかね? 共食い的な意味で。」
『うん、大丈夫。』(脳内補完)

 どうやらお2人ともご無事のようですね。
 ちびっ子さんを交えて水泳大会が始まりました。
 幸い他のお客さんはいませんし、オーナーも一緒になって泳いでらっしゃいますし、問題ないでしょう。
 ディープ君さん(アロワナさん)1着です。ちみっ子2着。3着のジョニーさん、悔しがっておいでです。しょうがないよね。猫カキだもの。背泳ぎで良かったんじゃないでしょうか。
 ちみっ子さんの身体を洗い始めると、ジョニーさんがちみっ子の後ろに並んでおいでです。

「よろしかったら、ジョニーさんも身体洗いましょうか?」
『うむ、すまんが頼む。』(脳内補完)

 ジョニーさんの身体もキレイにしましょうね。
 アレ? スパモンさんはどちらへ行かれました?
 姿が消えてしまいましたよ。

「ちみっ子さん、スパモンさんはどうしたんでしょうね? さっきまで湯船の上を空中浮揚で漂っておられたんですけど。」
「ん? 女湯を覗きにいったようじゃぞ。」
「いいんですか?」
「スパモンは性別無いようじゃからのぅ。」
「あの姿ですけど、問題になりません?」
「いいんじゃないかのぅ。あれ、ミートボールじゃから。」
「はぁ。」

 スパモンさんとは温泉を出るときに合流しました。女湯側からふわふわと出ていらっしゃいました。
 ディープ君さんには、アロワナ状態から変身していただいて、半魚人バージョンになっていただいております。そうしないと、移動のためにまた2次元ポケットの中に入ってもらうことになってしまいます。それは、さすがにね。
 風呂上がりの一杯は、後でジョニーさんが所長室でごちそうしてくださるそうです。
 猫さん用のミルクでしょうかね。
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