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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第四章 おっさんの冒険

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第三十一話 危険の代償

4月18日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「タケル様、こちら、今回のお支払い額となります。先の吉田さまからのご依頼の件の分が、経費込で30,400円、そしてさきほどのハスターさまのご依頼の件の分で80,000円となります。合計で、110,400円となります。ご確認の上、お納めください。」
「はい……」
「タッケルぅ、もうけたのぅ。ウッヒャヒャっ。」
「ハスターさまも大変、満足したご様子でございました。タケル様のこと、すごく褒めてらっしゃいました。『タケルさんの名前は、今後決して忘れることはありません。』なんておっしゃっていましたよ。『さっそく彫師の所へ行ってきます』と、さきほど大急ぎで帰られました。今後ご指名の依頼が頂けるかもしれませんね。
 ――そういえば帰り際に『(やらないか、おかのした)』ってつぶやいていましたけど、あれなんなんでしょう? ご存じないですか?」
「うむ、わらわ知らんのぅ。」
「……」
「ハスターさまは海底都市ルルイエ王国の皇太子殿下ですので、これからきっと、ルルイエではタケル様のお名前が広まることでございましょう。お仕事の依頼が増えますね。」
「……」
「うむ、タケルよ、それもこれも、全部わらわのおかげじゃのぅ。感謝してもよいのじゃぞ。(プルプルppp)」
「(ちみっ子さんや、全部お前のせいだからな。コレどうすんだ?)」
「(そのうち、何か言ってくるんじゃないかのぅ。まぁ、なるようにしかならんわ。どーんとかまえとればよいのじゃ。)」
「タケル様、次のお仕事はどういたしましょう。3つほど、ご紹介できるものがあるのですけれど。」
「すみません。お願いします。」
「それでは、まず、おひとつ目でございます。黄泉瓜ランドの雑草を刈り込んで欲しいとのことです。期限は1週間以内ということです。」
「どこかで聞きなじみのある名前なんですけど、やっぱり遊園地的な施設なんですか?」
「どこでお聞きになったのか存じませんが、遊園地ではございません。観光施設となります。黄泉瓜ランドはゾンビが瓜を栽培している観光農園でございますわ。スイカやメロン、かぼちゃにきゅうりにゴーヤといったウリ科の植物をゾンビに囲まれて食すことができるところでございます。ビニールハウスを用いた温室栽培ですので、この季節でも栽培が可能となっております。ただ、ハウスの中を温めると、どうしても雑草が生えてしまいます。ゾンビの方々に雑草処理をさせようとすると、瓜も一緒に刈り込んでしまうそうでして、こうやって私どもの所へ依頼が届くわけです。」
「はぁ、観光農園……場所はどこなんですか?」
「どちらかと申しますと、そうですわねぇ、下のほうですかね。」
「どうやって行けばいいんでしょう?」
「オヒルネ様が連れて行って下さるかと。」
「うむ、まかせるがよいのじゃ。」
「ちなみにゾンビの方々って襲ってきませんか?」
「あちらの皆様はあまり活動的ではございません。敢えて、こちらから攻撃をしかけるようなことがなければ、彼らのほうから襲ってくるということはまずございません。たいへん、おとなしい方々でございます。」
「ちなみに報酬のほうはおいくらなんでしょう。」
「1日あたり2万円~だそうですが、能力に応じてお支払いいただけるようでございます。」
「出来高制という感じでしょうかね。」
「そんな感じでございます。」
「わかりました。お受けします。」
「ありがとうございます。それでは、2つ目のご紹介に入らせていただきます。ベーコン合同教会の方から頂いたご依頼です。日本のカリカリに焼かなくても食べられるベーコン1㎏をご所望でございます。報酬は1万円(経費別)となっております。これもお使いクエストとなります。期限は同じく1週間となります。」
「はぁ。ベーコン?」
「彼の国では信仰の対象となっております。あちらではカリカリに焼かないと食べては危険な食物とされているようでして、日本のベーコンが珍しいようでございますね。」
「うむ、そうなのじゃ。ヤツ等はベーコンやらバターやらが大好きなのじゃ。揚げバターがお祭りの出店で買えるらしいのじゃ。ベーコン風味歯磨きやベーコン味のグミもあるのじゃ。無論、ベーコンキャンディやベーコンガムもあるのじゃ。ベーコン味のグミはちょっとわらわも食べてみたいのじゃ。」
「(南米熱帯雨林に活躍してもらえばいいよね。)わかりました。こちらもお受けします。」
「ありがとうございます。それでは3つ目のご紹介とまいりましょう。スパゲティ・モンスターさまからのご依頼でございます。」
「……」
「おぉっ、スパモンかや。ヤツめ、何を依頼してきおった?」
「原文のまま、ご紹介させていただきます。『この度、パスタファリの仲間を7人集めることにしたので、日本代表として手打ちうどんをご招待したい』ということだそうです。」
「ようわからんのじゃけど、ヤツに手打ちうどんをふるまえばよいのかのぅ。(ソバやそうめんではいかんのか? ヤツはラーメンも中華代表じゃと思うておるのかのぅ?)」
「そんな感じみたいですね。手打ちうどんマン的な方をお探しなのかもしれませんけど。」
「はっきりせん依頼じゃのう。まぁヤツらしいのじゃがのぅ。うどんマンなら芸人でそんなのおるぞ。」
「チッチさん、今なら、失敗してもペナルティは無いんでしたよね。」
「はい。ございません。」
「わかりました。それも受けてみます。」
「ありがとうございます。こちらの報酬なのですが、それがちょっと特殊でして。」
「はぁ。」


「パスタ1年分だそうです。」
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