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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第一章 ねこさんとおっさん

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第三話 日本人

4月16日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
 この世は色々とおかしいことだらけですけど、世の不条理に出会うその都度立ちどまって悩んでいるようでは立派な社会人はつとまりません。特に会社の社是(NOという言葉は無い)とか、社長の訓示(お客様第一)とか、専務の相談(パソコン修理:ブラクラ踏んで強制終了)とか、部長のお誘い(飲みに行こうぜ)とか、課長の指示(会議資料作成)とか、同僚からのお願い(休日出勤)とか、部下からの指図(稟議書作成)とか、パートのおばちゃんの命令(シフト作成)とか……今は昔。

 通路を少しだけビルの方向に進んでみました。
 エレベーター発見です。階段は見当たらないので、これで3階のオフィスまで行くことにします。
 エレベーターに乗り込みました。ここでダンディーな猫さんとは、手を振ってお別れです。
 本当に猫さんだったんでしょうかね。
 ともあれ、ここまで付き合っていただき、どうもありがとうございました。
 猫さんも手を振ってらっしゃいます。
 しっぽも振ってらっしゃいます。

 これといった理由は特に無いんですが、なんとなく嫌な感じのするエレベーターでございます。
 これでも勘は結構鋭いほうだと思うんですよね。思うだけなんですけど。
 ドアは閉まり、参のボタンを押しました。
 参?
 オーナーの趣味なんでしょうかね。
 隅に大きなバッグがあります。誰かの忘れ物なのでしょう。放置します。
 そのうち、持ち主が思い出して取りに戻ってくることでしょう。
 少し揺れてからゆっくりと上昇を始めました……3階に到着し、ドアが開くのかと思ったら、突然の大きな揺れです。
 激しい揺れの中、立っていられないのでしゃがみこんでしまいました。
 どうやら地震だったようですね。
 ふふふっ、この程度の揺れで驚いたりしませんよ。だって日本人ですから。
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 アレアレアレ? 揺れが止まりませんよ。
 これでは遅刻でしてしまいます。まずいですね。
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 ………………………………………………………
 ん? やっべぇ、まさかの大地震? 揺れ止まんねぇよ。
 これ震度5はあるよね? それとも6ある? まさかの7?
 スマホ家に置いてきちゃったかぁ。充電し忘れてたもんなぁ。
 持ってたら今頃キンコンキンコン鳴ってたんだろうなぁ。
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 ………………………………………………………
 エっ、縦揺れキターッ。
 まさかの直下型。
 まずいまずいまずいまずい。
 どうしようどうしようどうしよう。
 やばいよやばいよやばいよ、テッチャンだよ。
 ………………………………………………………
 ………………………………………………………
 どうやら、少し取り乱してしまったようです。
 気のせいかもしれませんが、なんだか息苦しくなってきましたよ。
 隅に置かれたバッグから何か出てきてませんか? ガスっぽい何か?
 なんとなくアーモンドっぽい匂いですね、アーモンドエッセンス? お菓子作り?
 ちょっとめまいが……横になったほうが揺れを感じずに済むようです。
 あぁ、どうにか揺れは収まったようですが、今度は眠くなってきました。
 おやすみなさい。
 ……………………………………
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 …………………………
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 ………………
 …………
 ……
 おはようございます。さわやかな目覚めを迎えました。
 随分とすっきりした気分でございます。
 なんだか、もう大丈夫みたいですね。開ボタンを押せばドアはあっけなく開きました。
 ドアの外はモノが散乱しているといったことも無く、わりと日常的な光景でしょうかね。安心します。 天井が落ちてきているというようなことも無いようですね。
 エレベーターメンテの人を呼ぶ必要も無いだなんて、日本のエレベーター会社はなんて優秀なのでしょう。……運が良かっただけかもしれませんね。余所は今頃メンテナンスで大変なのかも。

 時間ですか? そりゃ余裕ですよ。もうばっちり遅刻です。
 多分18時間ほど。午後2時のお約束だったのが今は手元の時計で午前8時ですよ。さすがに42時間遅れではないと思いたいであります。

 不可抗力? みたいな? 
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