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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第四章 おっさんの冒険

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第二十七話 加工工場

4月17日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「タケルぅ、あのな、聞いてもよいかや?」
「はい、なんでしょうか。」
「洋服屋さんのお姉さんの顔はどうしてこうも微妙なのかのぅ。」

 ただいま、6軒目の子ども服屋さんでお姉さんにちみっ子に合うフリフリ服を見繕(みつくろ)っていただいております。子ども服って生地そんな使ってないのに、結構するんだね。でもね、お金に糸目は付けませんよ。あっ、領収書下さいね。うん、それ大事。

「そうですか? みなさん、お綺麗ですヨ。(お姉さんに、聞こえてないよね。)」
「そうかや? ソフ○ップ的な匂いがプンプンするんじゃがのぅ。」
「(しぃー、もう少し小さな声でお願いしますね。お姉さんに聞こえてはいけません。)一軍のみなさんは、わりのいいお仕事をしてるんじゃないでしょうか。」
「わりのいいお仕事かや?(一晩5万円てきな?)」
「(生々しい、金額ですね。そうゆう人もいるかもしれませんが、グラビアですとか比較的に健全なほうのイメージビデオですとか、イベントコンパニオンやレースクイーン、テレビのバラエティ需要もあるようですし。そもそも、洋服屋さんのお姉さんはそっち方面のお姉さんじゃないですからね。)」
「ふむ、それもそうじゃのぅ。あとな、最近は一軍もソ○マップでお仕事しておるようなのじゃ。長四角だと一軍らしいのじゃ。でもな、加工済みの一軍も多そうなのじゃ。」
「(フォトショップ加工ですか?)」
「それもあるがのぅ。わらわが言っておるのは工場加工なのじゃ。北九州から1時間なのじゃ。」
「(あごの骨削ったりするのが有名ですね。)」
「あれ、すごいのじゃ。骨格からして別人なのじゃ。使用前・使用後がもう別人じゃもの。――――しかし、あれじゃのぅ。せっかく良いものを持って生まれてきたのに、もったいないのぅ。個性派女優へのプレミアチケットじゃというのに惜しげものう捨てよるのじゃぞ。ハリウッドの特殊メイクさんもびっくりなのじゃ。あそこのミスコン審査員は何をもって判断しておるんじゃろうのぅ。」
「(人格とか、しゃべり方とか、能力とかなんじゃないですかね。確かに見目麗(みめうるわ)しさという点では、ちょっと素人には見分けがつかないレベルですし。見分けるプロがいるんですかね?)」
「そうなんじゃ。一卵性の双子で神経衰弱とか絶対無理なのじゃ。同じ顔じゃって思うたら赤の他人で、わざと別の顔を選んだら、実は双子じゃったりするんじゃぞ。」
「ありそうですね。」
「じゃろ?」

「お客さま、こちらのお洋服はいかがでしょうか? お嬢様にはピッタリなんじゃないかと思います。色はピンクがお似合いかと思いますよ。」
「そうかのぅ、もうちっと、こうフリフリの無いヤツはないのかのぅ。ピンクかや? 白は無いのかのぅ。(けが)れのないわらわに似合う白じゃ。毛がないのは父上とパゲなのじゃ。」
「あんまりお姉さんを困らせちゃいけないぞぅ。フリフリ、俺も似合うと思うなぁ。ピンクかわいいなぁ」
「むむぅ、わらわ、そんなつもりはないのじゃ。二軍の人は大変なのじゃから困らせるつもりなどないのじゃ。そのうち良い工場に伝手(つて)ができたら紹介してさし上げないといけないと思うておるほどなのじゃ。」
「そうだぞぅ。だから、これにしような。うん、このフリッフリッ加減がいい仕事してますよぅ。ピンクはいいねぇ。」
「(えっ? 二軍? 工場? 縫製工場?)」
「ゴメンナサイ。どうぞお気になさらず。お仕事続けてください。」
「――――あっ、はい。こちら、色違いとなります。このドレスはこのように、ピンクの他、黄色と水色がございます。もうしわけないないのですが、こちらの商品、白はございません。ピンクが一番お似合いだと思うんですけど、いかがですか?」
「ふむぅ、白ないのかや? 無ければ別に買わんでもよいのじゃが。」
「これこれ、折角、お姉さんが選んでくれたんだから、な。――――すみません、この黄色とピンク、試着させてやってくれませんか? 俺、女の子の服はどうなってるのか、よくわからないんで。」
「はい、かしこまりました。お嬢様、どうぞ、こちらの試着室のほうへ。」
「そうかや? まぁ良いがのぅ。」
 お姉さんに連れられてちみっ子さん、試着室で服を着替えて出てきました。
「タケルよ、どうじゃ? 似合うかや?」
「うんうん、かわいいよー、かわいいねぇ。ピンクいいなぁ。うん。次いってみようかぁ。」


「タケルよ、どうなのじゃ?」
「うんうん、似合うよー。黄色もいいねー。すごい似合ってるよー。」

「お似合いでございます。――それで、どういたしましょう?」
「はい、両方ともください。それと、さっきの水色も買います。3つともください。」
「――ありがとうございました。」


 さて、次は7軒目いってみよう。
 購入したフリフリドレスは、2次元ポケットに収納します。


「あっらあ、いらっしゃいまッせー。」
「この子に似合う、かわいい服をお願いします。」
「わかったわぁ。まかせといてねぇ。お嬢ちゃん、腕に縒りをかけて選んじゃうんだから。」
「うむ。よろしく頼むのじゃ。」
「わかったわぁ。このおねえさんが、よろしく頼まれちゃうわぁ。ご予算はどうなのかしらぁ?」
「諭吉さん×5以内くらいで何とか。」
「わかったわぁ。でもうちの子ども服はお安くしてるから、諭吉さん1人でも何着も買えるわよぅ。とりあえず諭吉さん1人分で、選んでみるわぁ。安くても商品には自信があるから心配しないでいいのよぅ。それで、お兄さんはどうするぅ? そうねぇ、お兄さんにお似合いの革ジャケットなんかどうよぅ。」
「ここのお店って、子ども服専門じゃないんですか?」
「んー?、普段は子ども服専門よぅ。気に入ったお兄さんには、このアタシがフルオーダーですっごいの作っちゃうわぁ。ちなみに実家は家具屋だから、家具も取り扱ってるわよぅ。」
「ちなみにジャケットはおいくらで?」
「そうねぇ、諭吉さんなら10人くらいかしらぁ? もちろんフルオーダーよぅ。もうばっちり、すみからすみまでお兄さんの体じゅう余すことなくなめ回すように採寸しちゃうわぁ。生地もとっておきなのよぅ。」
「また、今度お願いします。」
「そぉなのぉー、残念だわぁ。お名刺、お渡しておくわねぇ。」
「あっ、はい。頂戴します。」


 名刺には「おねえの店 店長 ホセ・ゴンザレス」と記されていました。

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