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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第四章 おっさんの冒険

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第十八話 もんじゃ焼き

4月16日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
 洋食屋さんを出た後、ちみっ子は、元気100倍 あん肝パンチを、あろうことか俺のレバーに繰り出してくれまして、路上でオロロオロロロロッ――『ゲロ吐いたりもしたけれど、私は元気です。』おおむね平穏な午後のひとときです。コンビニで買った2リットルペットボトルの水で流してきましたので、だいたい証拠隠滅完了です。1本じゃ足りなかったので、2本目買いに行きました。近隣の皆様方、周辺にかすかに漂う酸っぱい匂いの原因は追究してはいけません。ゴメンナサイ。これも必要経費で構いませんかね? さっきの昼食代? もちろん領収書ありますよ。

 ちみっ子はコンビニでエナジードリンクご所望でしたが、今夜から9時就寝なのにね。おかしいね。
 これこれ、その箱はチョコレートじゃありません。知ってる? パッパの財布の中に入ってる? あぁ、そうゆう準備に(おこた)りのない人いるねぇ。きみんちのパッパ、マッマと別居中じゃなかったっけ? そのマンガはちみっ子には早すぎるから棚に戻そうね、うんうん。

「お前さまよ、おやつはいくらまで買ってよいかのぅ?」
「おやつは300円までです。」
「お酒はいくらまでじゃ?」
「お酒は二十歳を過ぎて――」
「わらわ、かれこれ2千年はゆうに生きてきたんじゃけど」
「見た目年齢が3歳なのでダメです。」
「いけずじゃのぅ。神に酒はつきものじゃのにのぅ、つまみは良いのかや?」
「まぁ、つまみだけなら構いませんよ。俺も食べるんで、まぁ適当に選んどいて下さいな。」
「あと、一番くじは何回ひいてもかまわんかのぅ」
「特別に3回まで許可しましょう。」
「それと、歯ブラシ買っても構わんかのぅ。」
「そうですね、必要ですよね。買ってください。他になにか日用品で必要なものはないですか?」
「そうじゃのぅ、わらわ、大概(たいがい)のものは持ち歩いとるからのぅ、おそらく大丈夫じゃと思うぞ。なんとかなるじゃろうて。
 あのな、歯ブラシなんじゃが、お前さまの分もどうじゃ?」
「お願いします。選んでおいてください。歯磨きもお子様用のヤツ要りませんか? 要らない? そうですか。イチゴ味とかバナナ味とかありますよ? メロン味もありますよ? 要らない? あぁ、そう。」

 こうして、なんやかやと、お昼ごはんにともなう苦行その他もろもろを終え、俺たちは現在、電車に揺られておりますですよ。
 いやぁー、ヒトって忙殺されると時間がワープするよねー(棒)。
 コンビニで買った戦略物資? の数々は、ちみっ子の便利空間に収納されますた。

「うひょー、うほーいっ、うおぉっ、電車かや? これが電車かや? すごいのぅ。とうとうわらわ電車に乗ったのぅ。やーほーい、これでわらわも電車デビューじゃのぅ。おもちゃは、あんなにちっこいになぁ。ほぉほぉ、中はこうなっとるんじゃのぅ。ツッキーに自慢できるのぅ。スサオに自慢できるのぅ。ジョニーにも自慢してやろうかのぅ。仲間外れはいかんものなぁ。なら、チッチにもせんならんのぅ。
 ――それにしても、早いのぅ。景色びゅんびゅんなのじゃー。ちょっと目痛いのぅ。ショボショボするのぅ。看板に何が書いてあるやら、さっぱり読めんのじゃー。お前さまは読めるかや? そうかや、残念じゃのぅ。
 おぉっ、あそこはキャバクラじゃな。お前さまよッ、4,000円ぽっきりなのじゃそうじゃぞ。
 あれはな、ラブホテルなのじゃ。2時間お二人様5,000円からなのじゃ。どうじゃ? 
 ――『BAR薔薇の館』ってなんなのじゃ? あの窓からは変態がっ、あっちにはエロい人がっ、おぉ、見ちゃダメなのだぁ。チラっ、おぉおぅ、チラっ、おぅうッ、チラっ。」

 ちみっ子さん、がっつり見てますが? 何があったの? あと、窓に顔くっつけないでね。

「椅子の上に上がるんなら靴脱いどこうね。」
「うむ。了解なのじゃ。」

 うんうん、素直にしているところを見る限り、かわいいもんだね。

「(あのおっさん、小さい女の子と一緒にいるけど、あれぜったい親子じゃないわよね。)」
「(そうよね、女の子の顔見て、にやにやしてるわよ。あれ絶対変態よね。イヤラシイ。キンモ―)」

 向かいに座った女子高生が話していますた。
 あれ? どこにいるんですかね? 変態さん。
 魔の手からちみっ子を守らなきゃいけませんよ。
 さもなきゃ、パッパから滅せられちゃいますからね。

「(やばっ、おっさんキョロキョロしてる。あんたの声が聞こえたのよ。)」
「(ちがうわよ。あなたの声でしょ。)」

 ほぉほぅ、どうやら俺が変態さんだったようですね。
 灯台もと暗し、左翼はデモ暮らしですね。
 そうですか、そうですか。そいつぁーおじさん一本取られちゃったなぁ。
 こんな時、どうゆう顔すればいいかわからないの。
 笑えませんが、何か?
 ちみっ子は落ちついてきたようですね。
 あれは飽きてしまって興奮から脱した状態でしょうか。うつらうつらと船をこぎはじめました。
 ふむふむ、やはりこうしていれば、実にかわいらしいものですねぇ。
 パッパの溺愛も理解できようというものです。
 いけねぇ、いけねぇ。またニヤケが出ちまってましたぜ、旦那ぁ。
 おぉっと、そうか、そいつはすまねぇなぁ。お前にはいつも迷惑かけちまって。
 大丈夫ですぜ、旦那ぁ。今回のはJKどもには、気付かれておりやせん。
 そうか、なら良かった。
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