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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第三章 ギルドとおっさん

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第十四話 屋内で帽子を被るのはマナー違反

4月16日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「さて、お前さまよ。ここからはチョー特急で紹介なのじゃ。あまり時間がないのじゃ。だらだらやってると読者からクレームがきそうなのじゃ。」
「2階は何があるんでしたっけ?」
「2階はコインロッカー風とレンタル倉庫なのじゃ。冒険者どもが私物をしまうところなのじゃ。どちらもギルドカードを使って鍵がかかるシステムなのじゃ。だからここは管理人がおらんのじゃ。金は取らんから安心せい。コインロッカーっぽいほうはな、ヤツどもらはたいがい利用しておるようなのじゃ。エロDVDやエロフィギュアや薄い本などの隠し場所にとっても重宝しておるようなのじゃよ。中には複数のロッカーを借りておるヤツもおるのじゃ。管理人がおらぬのはヤツらにとって好都合らしいのじゃ。レンタル倉庫は数人が利用しておるのじゃ。実物大フィギュアの保管には最適なのじゃ。シリコンゴム製の実物大、大人の人形の保管にも最適なのじゃ。お前さまは、持っておらぬか? 世間には子どものアレな人形も出回っておるようなのじゃが……」
「――――持ってませんよ。」
「そうなのかや? では4階へ行こうかの。」
「ここ4階はカプセルホテルみたいな感じなのじゃ。」
「一泊お幾らなんでしょう。」
「ん? 福利厚生じゃてゆうたじゃろ。金など取らんわ。そこなフロントでギルドカードを見せれば札を渡されるからの、その札に書かれた番号の寝床へ行って寝ればよいのじゃ。それでの、起きたらラジオ体操をしての、枕カバーと布団カバーとシーツだけは自分でそこな回収ボックスへ放り込んで欲しいのじゃ。マンパワーが足りておらぬのじゃ。んでな、札はフロントへ返すのじゃ。誰もおらぬ時はそのまま、カウンターの上に置いて出て行ってよいのじゃ。」
「ラジオ体操要ります? それ以外は普通ですね。」
「うむ。ラジオ体操はいるじゃろ? 豪華ホテルっぽくしようとも思ったのじゃが、ラブホ代わりに使われるのも面白くないでのぅ、こうなったのじゃ。ちな、フロントにおるのはな、あれ、わらわの父上なのじゃ。ここだけの話なのじゃけどな、父上には(ぼうし)の話は禁句なのじゃ。触れるな危険なのじゃ。」

 あぁ、おじさまが高そうなお帽子かぶっていらっしぃますね。
 大相撲中継とか見てると、観客の皆様が大勢かぶってらっしゃいますよね。
 ご挨拶しておきましょう。

「はじめまして。わたくし、山田武尊(やまだたける)と申します。この度、ギルドで採用を頂きまして、お世話になることとなりました。この業界は、何せはじめてですので、ご迷惑をお掛けするようなこともあるかとは存じますが、以後、どうぞよろしくお願いします。」

 山田武尊(やまだたける)というのは俺の名前だ。
 俺はビジネススキル『挨拶(初対面編)』を繰り出した。
 ちみっ子のパパはアレだね、若い兄ちゃんとケンカしてた人だね。

「(後光がピッカーン)ほぅ、ギルドで雇われたのかね。そうかそうか、なら、そこなわが娘の部下になるということなのかな? うむ。娘のこと、よろしく頼むよ。盛り立ててやってくれたまへ。――――もし、君のせいで娘に怪我でもあったら、当然、わかってるよね(ギロリッ)。」
「はっ、心得させていただきます。」
「うむ。うちのヒメちゃんのこと、くれぐれも粗末に扱うでないぞ。
 ――――ヒメちゃーん、これからパパと遊ぼうか。何して遊ぶぅ?」
「父上、わらわは仕事中ですのじゃ。TPOをわきまえよなのじゃ。」
「えぇー、パパさみしいなぁ。ヒメちゃんと遊びたいなぁ。」
「えぇいっ、うっとぉしいのじゃ。はなすのじゃ、はなせ、はなすのじゃ。――――父上、そんなにヒマならば、パゲを相手に弓の練習でもしてくればよいのじゃ。今なら矢、打ち放題なのじゃ。わらわは仕事じゃっとゆうておるのじゃ。(こやつと遊んどるほうが面白いのじゃ。)サバラッ父上なのじゃ。」

 ちみっ子は俺の身体にぴとっとくっついて、転移です。
 次は5階ですかね。資料室でしたっけ。

「ふぅ、やれやれなのじゃ。」
「いいお父さんじゃないですか。うんうん。」
「迷惑なのじゃ。父上があんなじゃから、母上も実家に帰ったのじゃ。かれこれ三千年ほど前のことなのじゃ。――――でな、ここが資料室なんじゃがの、実はここは社長室も兼ねておっての、わらわの私物なんぞも結構あるのでな、ここを使うときにはわらわに一声掛けるようにして欲しいのじゃ。勝手に入ってはダメなのじゃぞ。」

 ちみっ子は1階での押収品の数々を並べに行きました。
 資料室の周りには棚がずらっとならんでいました。
 書棚には和綴じの古文書てきな本が並んでいるようですね。
 現代の百科事典もあります。図鑑もあります。
 お子様向けの学習図鑑、世界の昆虫、宇宙の不思議、日本の歴史、世界の歴史、よくわかる日本国憲法?
 陳列棚には日本刀、西洋甲冑、アイアンメイデン、ミイラ、ホルマリン漬け。
 もろもろ目を引くアイテムが並んでいます。
 あれは七支刀ですかね。
 祭祀用の楽器や銅鏡なんかも並んでいますね。
 これ、銅鐸ですか? ほぅ。大小いろんなサイズがあるんですね。

 いろいろと整理が出来ていないようです。

 ちな、とても広い資料室の中央ではプラレールが敷かれていて、その上を電車が走っていましたよ。
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