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シュレディンガーのぬっこ 作者:Pー龍

第三章 ギルドとおっさん

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第十三話 黄色いトラックスーツ

4月16日改稿 改稿後は縦書きビューワー推奨ですが、横書きで見たところで問題は無いはず。スマホは相変わらず見づらいかもしれません。
「では、次は1階じゃの。お前さまよ、わらわに触れておれよ。」

 あぁ、そんなシステムでしたね。
 ペトっ――――幼女の頭の上に手を置いてぐりぐり撫で回し
 ――――ているうちに周囲の様子が変わっていました。
 何この便利道具、1家に1台是非欲しいんですけど。

「ほれ、ここがギルドの真下になるのじゃ。温泉の上あたりでもあるかの。広いじゃろ。訓練場なのじゃ。わらわの遊び場なのじゃ。仕事の合間に使うがよいのじゃ。汗をかいたら、地下の温泉GOなのじゃ。ミルクぐびぐびぃなのじゃ。ちな、いまだ、わらわの他は誰も使ってないのじゃ。無駄な投資じゃったのじゃ。ほぼ使っておらぬから、ぴっかぴかなのじゃ。……(ずーん)」
「もったいない話ですね。どうして誰も使わないんでしょう。」

 相撲場のように土土間が広がっています。あれは、てっぽう柱でしょうか? 
 やっぱり相撲場? でも土俵はないですよね。
 あれ? なんか丸く書かれた跡がありますよ。
 土間の広さは――――ちょっとした保育園の園庭くらいですかね。
 モーニングスターが転がってますけど、ここで使うんですか?
 ちみっ子がモーニングスターでハンマー投げを始めます。
 あぁ、そうやって? でも、それ何か間違ってませんか?
 畳敷きの一角もあります。柔道場のイメージですかね。
 真ん中にちゃぶ台があって、その前にテレビが置かれているのは……
 テレビの前でガタイのいいおっちゃんが座って、お茶をすすっているように見えますねぇ。
 ――――突っ込んじゃ駄目だ、突っ込んじゃ駄目だ、突っ込んじゃ駄目だ!

 あっちは弓道場でしょうか?
 的がずいぶん小さいですねぇ。
 ダーツの的に見えるのは気のせいですよね。 
 的にダーツの矢が刺さってるのもきっと気のせいなんでしょう。
 板敷きの部分が広いです。そのまま剣道場とかに使えそうです。
 ――――なぜ、バスケットコート? 跳び箱? フラフープ? 一輪車? 竹馬? 卓球台?

「みんな、ギルドの個室から出てこんのじゃ。」
「あぁ、なるほど。納得です。」
「ちな、訓練場は土足現金なのじゃ。罰金1,000円なのじゃ。上履きなら良いのじゃ。」

 ちみっ子社長はおっちゃんへ向かって、ぺとぺとと歩いていきます。おっちゃんの死角から狙って、滑りやすそうなおっちゃんの頭にドロップキックをかまします。

『何しとんじゃ、われー! テレビ見て茶しばいとる()があったら、上で営業活動でもしてみんかい、パゲっ。』

 あぁ、パゲさん土下座しはじめました。
 この光景、デジャブですね。
 ――――怖い顔の兄ちゃんの前で土下座してた人ですね。
 兄ちゃんには許してもらえたんでしょうかね。美人局(つつもたせ)っぽい感じでしたけど。
 パゲさんは訓練場の人で、筋肉質だけど、髪の毛が不足しててカワイソウな人、っと、めもめも。

「お前さまよ、どうじゃ、ちょっとこの辺、使ってみんかや? (畳、ぱんっ、ぱんっ、)」
「――――そうですね、誰も使ってないだなんてもったいないですよね。なら、使わせてもらおうかな。そのうち、サークル作ってバスケの練習でもさせていただこうかなと。」
「それ、違うからな。――――わらわ、そんな用途で作ったんじゃないんじゃからな(涙目)。――――(テンプレでも仕掛けて、新人いびりで……、誰か居ったかのぅ。)」
「そういえば、ここって武器貸してくれるんでしたよね?」
「うむ。無料貸し出しなのじゃ。」
「どんなのがあるんですか?」
「(パゲさん、いきなり立ち上がる)ガハハハッ。よくぞ、申した。拙者がご説明申そう。よろしいですかな、社長。」
「くるしうない。パゲ、まかせたのじゃ。」
「まずは、この妖刀村正(空中から取り出しました。物騒です。)。この見事な刃紋、ご覧じろ。表裏一体をなす文様、音曲を奏でるがごときリズム――――」
「それ、貸し出してるんですか?」
「いや、これは拙者のコレクションで――――」
「おい、パゲよ。それ、ちょっと貸してみよ。(ほれっ、さっさと渡さぬか。よこせっ)――――どれどれ、何やら見覚えがあるような気がするのぅ。ふむー、これはなかなかに。うむ、これはよいモノじゃのぅ。すごいのぅ。ん? ――――っていうか、わらわが寄贈した資料室の備品じゃよな、これ。なんで、パゲが持ってるんじゃ?」
「おほん、次にご紹介したきは――――」

 結局、いくつかの盗品はちみっ子に押収されてました。
 パゲさんは簀巻きにされて、弓道場のダーツの的と置き換えられました。
 俺はトンファーを2本と口に出せない何か(銃刀法違反的な意味で)を借りましたよ。
 簡単なトンファーのレクチャーをパゲさん(簀巻き)から受けましたが、なにせ素人ですので、防御から攻撃への流れが難しいです。
 ちみっ子の勧めで、弓道場にある的(簀巻き)に向けて攻撃の練習をしてみました。
 トンファーではない武器の練習もしておいたほうがいいとちみっ子はノリノリでしたけど、的がアレなので、さすがにちょっと。
 黒のカンフーシューズと、黄色の側面に黒線の入ったトラックスーツがセットで付いてきました。
 火薬の詰まった金属の塊がいくつか箱に入ったものもセットで付いてきたのは内緒です。

「(ワクワクっ)お前さまよ、着替えんのか?」
「また今度ということで……」
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