最新話更新!
ツバサ:「やっぱ、1日オーバーしたじゃねぇか?」
ナギサ:「それに今回文字数も少ないし……、」
うっ、……悪い(汗)
ツバサ:「まぁ分かってた事だからいいけどよ。」
ホントゴメン(汗)
ナギサ:「じゃあ早速、最新27話どうぞ!!」
あ、セリフ取られた!
27(コラボ編5).襲撃! 陸の女王!
――バサリ、バサリ、バサリ、バサリ――
ツバサ達の上空から翼を羽ばたかせる音がする。
ただし今度のは先ほどクルペッコが来た時とは比べ物にならない力強い音だ。
「……冗談だろ?」
「嘘……でしょ……。」
「ア、アレって……アレ、だよねぇ……。」
その強大な存在にツバサ・ナギサ・アンの3人はそれぞれ絶望染みた声で呟く。
「まさか……今出てくるなんて……。」
もちろんワカバも同じく絶望の声を上げる。
ただし唯一クルペッコが鳴き声を出し始めた瞬間からどうなるかを理解していたワカバだけは他の3人とは同じ絶望の声でも少し違った印象だ。
――ドスン――
同じような音でもクルペッコが降りた時とは比べ物にならないような重々しい音が辺りに鳴り響く。
降りた瞬間、先ほどまで暗闇のせいで輪郭しか見えなかった姿が月明りに照らされてハッキリと現れた。
それは現在目の前にいる人と比べて何倍もの大きさを誇るクルペッコよりも更に巨大な飛竜だ。
飛竜の名の通り大空を飛び回る為の巨大な翼、地上での戦闘に特化する為に筋肉の塊と化した強靭な脚、その先端に強力な毒を持つ長大な尻尾。
それらすべては夜の暗がりの中でもよく分かるような鮮やかな緑に彩られている。
飛竜の中の飛竜と呼ばれるモンスター。
「「「「リオレイア……。」」」」
4人の狩人はその強大な存在の名前を呟く。
その小さな声はすぐさま周りに拡散して消えていった。
と、同時にリオレイアがツバサ達の方を振り向く。
振り向いた直後ツバサ達の存在に気付いたリオレイアは頭を振り上げる様にしながら大量の息を吸い込むと、
「ゴオアァァァァァァァァァァ!!!」
リオレイアが物凄い気迫を込めた咆哮を発した。
「グッ」
「うわっ」
「ひっ」
「キャッ」
直後、ツバサ達は悲鳴と共に体が動かなくなる。
――バインドボイス――
大抵の大型モンスターは敵への威嚇として発する咆哮に殺意や闘気の感情を含める事で相手を威圧する力が使える。
それがバインドボイスだ。
このバインドボイスの凶悪なまでの大音量と無意識に恐怖を感じさせる威圧感により、どれだけ鍛えたハンターでも意識とは無関係に耳を押さえ体を竦ませて動けなくなってしまう。
とはいえ狩り場で、しかも大型モンスターが目の前にいる状態で一瞬とはいえ体が動かなくなればどれだけ危険であるかは言わずとも分かるだろう。
《耳栓》と呼ばれるスキルを持つ防具を纏っていれば体感する威圧感を軽減してバインドボイスが放たれている中でも動く事ができるのだが、生憎この場に居る4人の中で《耳栓》のスキルを発動させる事が出来る防具を着ている者はいない。
「ク、クルペッコ……は……?」
ツバサが砲哮の中でどうにか無理やり目だけを開いてクルペッコの姿を探す。
「クルアァァァァァ!!」
するとクルペッコは一声上げて飛び上がるところだった。
この場はリオレイアに任せて自分は逃げる気らしい。
「くっ、……ま、待てぇ……。」
ツバサの小さな叫びも虚しくクルペッコは何処かへ飛んでいってしまった。
「くそ……。」
ツバサの力ないちいさな声を上げた。
そうこうしているうちにリオレイアの砲哮が鳴りやんだ。
砲哮の直後はツバサ達だけではなくリオレイアも一瞬だが動けない。
流石のリオレイアもこれだけ大音量を自らの体から発するのは簡単ではないらしく、叫び終わった直後はホンの一瞬だけ体が硬直して動かせないのだ。
ただしそれでも動き出すのはリオレイアの方が早い。
「グウォゥゥゥゥゥ!!」
リオレイアは雄叫びと共に突進を開始する。
狙いは一番近くに居たツバサだ。
「ツバサ!!」
ナギサの絶叫がエリアに木魂する。
だがツバサはナギサの声には気付いてない。
何を考えているのか逃げずにやや緊張した面持ちでその場に突っ立っている。
「くぅ……はっ!」
ツバサはリオレイアの突進を敢えてギリギリまで引き付けると勢いよく横っ跳びに跳んで突進をさけた。
(あ、あっぶね~)
ツバサは何とか上手く回避した事に胸を撫で下ろす。
女子三人を見ると其方も安心したように息を吐き出していた。
――ツバサの趣味の一つにモンスターの生態を調べると言うモノがある。
特にドンドルマのハンター養成学校時代にはよく学校の図書室でモンスターの生態を調べていた。
その為ツバサはリオレイアの攻撃パターンがほぼ頭の中に入っている。
そこから考えて今一番ベストな動きを選択して行動したのだ。
「チャンスだ!」
ツバサはそう言うや否や反転してまだ突進中のリオレイアを追いかける。
リオレイアは基本的に突進するとその勢いを殺しきれずに体を投げ出すようして倒れ込んで止まる。
ツバサの考えとはそのスキを追撃する事なのだ。
……しかし、
――ズザザ……――
短い地響きと共にリオレイアの突進が止まった。
二本の脚でしっかりと大地を踏みしめて。
「は?」
ツバサの表情が驚愕の色をしたまま硬直する。
理由はもちろんリオレイアが倒れこまずに二本の脚で立ったまま突進を停止させたからだ。
(なんで倒れこまないんだ!? 短距離突進なら倒れこまない事もあるって書いてたけどコレだけ進んでもまだ倒れこまない物なのか?)
ツバサが少々パニックになった頭で必死に考え込む。
先ほどリオレイアが突進を開始したのがツバサから大体5mは離れた場所でツバサが回避した後も大体同じぐらいの距離は進んでいた。
つまり単純計算で10mは進んだ事になる。
10mもの距離なら流石に短距離と呼ぶハズがない。
ツバサがそんな事を考えているスキに倒れこまなかったリオレイアはすぐさまゆっくりと反転して大きく息を吸い込む。
「ヤバッ、ブレス!」
ツバサはリオレイアが何をする気か一早く気付き考える事を一端中断すると、ブレスの射線から転がるようにして慌てながら抜け出す。
ツバサが回避した瞬間リオレイアは口から勢い良く火球を吐き出す。
しかしその射線上には誰もいなく、ブレスは爆音を上げながら岩壁に激突してそのまま消えた。
「ハァァァァァ……」
気合いを溜めたワカバがリオレイアの駆け寄っていく。
更にそこから少し離れた所でアンも走り出していた。
二人ともブレス終わりのスキを狙って攻撃を加えようとしているのだろう。
「ヤッ、ハッ、ヤッ、シュート!」
ナギサも少しでもダメージを蓄積させてスキを作ろうと矢を連続して放ち続ける。
「クッ、俺も……」
ワカバ達の行動を見てツバサも自分も攻撃しようと急いで反転する。
「おりゃ!」
「ハァッ!」
ツバサは脚を斬り払い、アンは翼を袈裟掛けに斬り付ける。
「ヤァァァァァ!!」
ワカバも2人に少し遅れて水鎚ヴォジャノーイを振り下ろす。
狙いは無論頭部だ。
「グルルルル……」
リオレイアは4人の攻撃など意に介してないように半歩下がった。
「コレは……マズイです!」
ワカバが驚いたよう声を上げると慌てて回避をする。
「ゴワァァ!!」
直後リオレイアがその状態から勢いよく宙返りした。
サマーソルト攻撃だ。
「うお!」
「ひゃっ!」
サマーソルト攻撃が来る事に気付けなかったツバサとアンもどうにか体を捻って避ける。
それぞれ比較的回避しやすい所に居たのが功を相したようだ。
しかし……、
「へ?」
「え?」
「はぁ!?」
ツバサ、ナギサ、アンの3人はサマーソルトをした直後のリオレイアを見てまたもや驚愕の声を上げた。
なんとリオレイアは自らの翼をはためかせて体を地面スレスレの場所で停止させているのだ。
「何だよ……コレ……?」
ツバサは目の前の光景が信じられないと言う顔で小さく呟いた。
ツバサの……いや、ツバサ達の知識の中のリオレイアは飛行能力が飛竜の中でも極めて高いと言うイメージはない。
その為もちろんこのような低空ホバリングなど出来るなど考えた事もない。
「ゴワァ!」
リオレイアは短く鳴き声を上げるとまだ宙に浮いた状態から滑空するように勢い良く突進を開始した。
「ひっ、」
狙っているのは狙撃の為に一番離れた場所にいたナギサだ。
恐怖で体が固まってる。
「横に跳べ!」
ツバサが切羽詰まった様子で叫ぶ。
その声でハッとなったナギサは体を投げ出すようにして前に向かって飛んでどうにか避ける。
ナギサとリオレイアの体がギリギリの距離をすれ違う。
「痛ったぁ」
顔面から落ちた為顔の何処かを痛めたようだがどうにか回避する事ができたようだ。
「ゴワッ!」
だがリオレイアは着地してすぐにナギサを向き直る。
「ナギサ様!!」
今度はワカバの絶叫が木魂する。
その直後……、
「目を瞑って!」
アンの声が響く。
アンが何をする気なのか気付いたツバサとワカバは言われた通り目を瞑った。
その瞬間エリア全体を光が包み込む。
「グオォォォォォ……」
リオレイアはその光が迸ると同時に悲鳴を上げる。
アンは閃光玉を使ったのだ。
リオレイアはその光で眼を焼かれて悲鳴を上げたのだ。
ちなみにナギサは後ろを向いていた為閃光玉の影響はない。
「ここは退避しよう!」
アンが叫ぶ。
「分かった。 ワカバ、ナギサ、一端逃げるぞ。」
ツバサが指示する。
「はい。」
ワカバが素直に頷く。
「う、うん。」
ナギサも鼻を押さえながら頷く。
「一応やっとかなきゃな。」
ツバサはそう言うとポーチの中から何かを取り出し、それをリオレイアに向って投げつけた。
直後辺りに強力な匂いが発せられた。
どうやらツバサが投げたのペイントボールだったようだ。
「よし!」
ツバサがペイントがしっかりなされた事を確認すると同時に4人はベースキャンプに向かって走り出した。
今回はこんな感じになりました。
ツバサ:「何なんだよあのリオレイア?」
ナギサ:「何か聞いた事もないような動きばっかりしてたもんね」
あぁ、アレね。
どうだった? かなり厄介だったろ?
ナギサ:「うん、……てかアレってホントにリオレイア?」
まぁ……そうだけど……。
ちなみに今回の話の中で誰かツバサ達とは違う反応している人がいたけど二人は気付いた?
ナギサ:「え? だ、誰?」
ツバサ:「……」
ん?
そのもしかすると様子だとツバサは気付いてる?
ツバサ:「……まぁな。」
ナギサ:「え! だったら教えて!」
ツバサ:「それは……」
はいストーップ!
今回はここまで!
では次回をお楽しみに~♪
ナギサ:「えぇ~~」
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