読者の皆様お久しぶりです!
遂に更新しました!
キャラ全員:「「「「「遅い!!!(怒)」」」」」
ツバサ:「ってか何時ぶりの投稿だ?」
ナギサ:「えっと……」
イナズマ:「前回の投稿が1月30日で今が2月20日のだから……」
ワカバ:「大体3週間ぐらいですかね?」
っ……すいません……(汗)
毎度おなじみの言い訳コーナーはこの後活動報告にて書こうと思ってます(汗)
ちなみに遅くなったお詫びとしては何ですが今回はタイトル通りいつもよりは色々と盛り沢山になってます。
では最新第26話、どうぞ……。
26(コラボ編4).夜空やらラブコメやらクルペッコやら……
――ツヴァイ島の狩場・通称孤島にて……、
上を見上げれば一面綺麗な星空、更に眼前には鹿型のモンスター・ケルビ数匹が小川の水を飲み草を食んでいる光景が見える。
ここは先ほどツバサがナギサに出した問題にも出てきたベースキャンプから出てすぐの河原がある広いエリアだ。
「ふぅ……此処は相変わらず平和だな~。 ホントモンスターの相手何かしてないで寝転がってゆっくりと過ごしてたくなるなぁ~……。」
ツバサがあくびをしながらそんなのん気な事を呟く。
ツヴァイ島は比較的熱帯に近い気候の為夜だと言うのに殆ど寒さはない。
「ツバサ、よくそんなのん気な事言ってる余裕があるね。 幾ら一回か狩った事がある相手だからって気ぃ抜き過ぎじゃない?」
ナギサがツバサののん気な発言に怒りながら言う。
流石に狩り場でコレを気を抜き過ぎだろうと思ったようだ。
「いやいや冗談だって、そんな本気で睨むなよ。」
ツバサがすまなそうに答える。
「俺だってその時になったら結構本気でやるつもりだよ。 じゃないと今回狩りに出れなかったテッドに悪いもんなぁ。」
と、ツバサは苦笑交じりの顔をナギサの方に向けながら言った。
――同刻、ツヴァイ村の酒場にて……、
「ハァ~……俺は一体何でこんな事になってるかね?」
席に座っているテッドがやれやれと言った様子で首をすくめながら言う。
その腕を見ると少々粗めに包帯が巻かれていた。
すると……、
「まったく、何が「なんでこんな事になってるかね?」よ。 半分以上は自分のせいじゃない。」
そう言いながらミッシェルがテッドの後ろから歩いてきた。
見てみると此方の腕には大量の薬草と新しい包帯を抱えられている。
「落下してきた荷物の下敷きになって左腕怪我して狩りに行けなくなるとか何なのよ?」
ミッシェルがテッドに蔑むような視線を向けながら言う。
どうやらテッドはあの事件の時に左腕を捻挫してしまったらしい。
ちなみになぜミッシェルが此処に居るかと言うとあの後狩りをどうするかと言う話になった時、ミッシェルが「テッドの看病とかする人が必要だからアタシはこっちに残る! って訳だからアンはクルペッコの素材入手宜しく!」と言ってそのまま酒場に残ったからだ。
「うぐっ……け、けど仕方ねーだろ? あの時はかなり危なかったし……。」
テッドはなんとか反撃を試みてみる。
「でも結局アンは簡単に避けれたじゃない?」
「ぐっ……。」
しかしミッシェルによって呆気なく迎撃された。
「ま、まぁアタシがそんなんになっているテッドの為に此処にいてあげてるんだから感謝しなさいよ!」
ミッシェルが突然先ほどまでとは打って変わってゴニョゴニョと小さく言う。
よく見ると頬が多少赤らんでいた。
するとテッドが少し考え込むような仕草をして、
「……うん、そうだな……ほんと悪かった。 ……ゴメンな。」
テッドは少し俯きながらもミッシェルの事を見据えると、徐に口を開いて静かで優しい感じに言う。
「~~! そ、そんな事いいから早く腕出しなさいって! 包帯巻き直してあげるから!」
普段は比較的強気なテッドがいきなりこんな雰囲気で言いだした事に虚をつかれたミッシェルが上擦った声で叫ぶ。
顔など真っ赤になってる。
「? まぁいいや。 頼むぜミッシェル。」
テッドは急に顔が真っ赤になったミッシェルを不思議に思いながらもとりあえずその事は気にせず、元々あった包帯を口と捻挫してない右手を器用に使いながら外すとそのまま左腕を差し出した。
ミッシェルはというと多少慌てたように包帯を掴みテッドの腕に乱暴な感じで包帯を巻いていく。
テッドは当然、「いててっ! ちょ、ミッシェル! もうちょっと優しく巻いてくれ。」と頼むが、「うっさい、少しぐらい我慢してよ!」と少々ヤケクソ気味にミッシェルが言い返す為テッドは暫くの間痛みに耐える羽目にあった。
ちなみにその二人の様子を酒場のカウンターの中からジュディがニコニコと面白そうに見守っていた事は言わなくても構わない事だろう。
――ところ変わって再びツヴァイ島、
此処は先ほどまでいた河原のエリアのすぐ隣のエリアだ。
目の前に見える河口は隣のエリアの川から地続きで繋がっており更に先に進んでいけば海に行きつく。
このエリアは此処ツヴァイ島の中でもクルペッコが比較的沢山見かけられている為、まずはこのエリアで様子を見ようと言う話になったのだ。
補足だがなぜクルペッコがこのエリアでよく見かけられるかというと奴等の主食は魚なので食事をしに来ていると言われている。
ただ、初めにこのエリアに来た時にはすでに数匹のジャギィが群れている姿があった。
なのでエリアに入ってすぐに4人はそれぞれの武器を構えて戦い始めた。
それぞれが使っている武器だがワカバは初めてツヴァイ村に来た時にも見せた《水鎚ヴォジャノーイ》、アンが一般的な鉱系太刀である《鉄刀【楔】》と普通の武器だったがツバサとナギサの武器だけは違っていた。
まずツバサの武器は見た目が左右で異なりどちらも骨製の双剣の上にロドロス種の素材を巻き付けたものだが2本の内の小さい方である右の剣は水生獣の皮を貼り付けてだけなのに対し左は更にその上から海綿質の皮を巻き付けたような感じになっている。
名前は《ロアルエッジ》と言い、以前造った《ルドルシックル》にロアルドロスの素材を使って強化した水属性を持つ双剣だ。
普段は《ジャギィファング》や《ペッコフェザー》のように左右対象な形をした双剣を好むツバサには珍しく右と左でかなり形が違う双剣である。
そしてナギサの方はと言うと此方もロアルドロスの素材を中心に作った弓だった。
此方も以前造った《ルドロスボウⅡ》を海綿質の皮で補強し水の属性を付加した弓で名前を《ロアルドロスボウⅠ》と言う。
ちなみにジャギィを狩っている時や素材を剥ぎ取る時にジャギィの事を始めて見るアンが終始目を見開いて驚きの声を出していたのは言うまでもない。
そんな事があってから約数十分後……、
「……へ~、つまりその武具がロアルドロスってモンスターから取れる素材を使って造った防具と武器なんだ~。」
アンが感心したような声で言う。
このエリアで待ち伏せする事に決めていた為、ジャギィを狩ってから暇を持て余していた女子三人が一緒になって談笑していたのだ。
ちなみにツバサは話をしているスキにクルペッコが現れてもいいように見張りをすると言い三人から少し離れた場所に居る。
まぁそうは言っても本音は自分では女子の話に入り込むスキなどないと思って自重しただけだと思われるが。
「はい! 先ほども話した様に彼等は本当に素晴らしいモンスターですよ。 今回は出会う事はないですがもし再びこっちに来た時にには是非狩られる事をお勧めします!」
アンの言葉にワカバは目を輝かせて返す。
内容は元々それぞれの装備の話についてなのだったのだがワカバの装備の話をしている内にロアルドロスの話に移行していたらしい。
ナギサはワカバの様子に苦笑してからふと女子の話に混ざれずに離れた場所のツバサの方を見てみる。
するとツバサもやはりナギサと同じような苦笑を浮かべていた。
それにしても相変わらずワカバはロアルドロスの話をする時が一番楽しそうに見える。
その様に暫し談笑を楽しんでいると、
(ん? 風の流れが変わった? ……もしかして!)
ツバサがそう考えた直後、
――バサ、バサ――
と言う何かが羽ばたくような音が聞こえた。
「ナギサ、ワカバ、アン! 来たぞ!」
ツバサはそう叫ぶと同時に背中からロアルエッジを抜き放った。
ナギサ達もツバサの声に反応して素早く武器を構えると上を振り仰ぐ。
すると月明りを遮る何か巨大な影が地面に降り立とうとする姿があった。
――バサ、バサ、バサ……ドスン――
と言う音がしたと同時に夜の暗がりの中でもハッキリと分かるほど鮮やかな色合いをした彩鳥が降り立つ。
「コイツが……クルペッコ……。」
アン今日何度目か分からなくなるほどしてきた驚愕の色が見える顔で呟く。
やはり初めて見るモンスターなのだからこのようになるのは当然だろう。
加えてすでにイャンクックを知っているハンターなら尚の事、同じ大型鳥竜種であるハズなのにあまりにも違うその姿を見れば驚くと言うモノだ。
降り立ったクルペッコは最初ツバサ達の事を不思議そうに見渡してから突然特徴的な形のクチバシを前につき出して「クルルルル……、クウォーーーーー!!」と鳴き声を上げて身構える。
ツバサ達が自分にとって敵であると判断したのだろう。
クルペッコはまず自身の翼を体の前に出し翼に付いた火打石のような部分をガチガチと打ち鳴らし始めた。
「火打ち攻撃来るぞ!」
ツバサの怒声と共にクルペッコが火打石を打ち鳴らしながら跳びかかってきた。
「クアッ、クアァ!」
狙いは一番近くに居たツバサだ。
ツバサの直前着地すると同時に再び翼の火打石を打ち鳴らす。
すると――ボシュ!――と言う音と共にクルペッコの目の前で小さな爆発が起きる。
「クッ……。」
ツバサは爆発を体を捻ってどうにか避ける。
しかしクルペッコはツバサがかわした事に気付いてか気付かずか今度は固まっていたナギサ達に向かってそのまま二回三回と連続で跳びかかっていく。
「みんな、散らばるよ!」
クルペッコが三度目の火打ち攻撃をしようと身構えた瞬間アンがそう叫ぶ。
「クアァ!?」
アンの指示どうり女子三人はバラバラの方行に回避行動をすると、クルペッコは誰を狙えばいいのか分からなくなったンか突然力を抜いた。
「おりゃ!」
クルペッコが気を抜いた瞬間ツバサは駆け寄り斬り払いで胸の辺りを斬りつけた。
「まだまだ~!」
「クアッ!」
ツバサがそのまま続けて右で斬りつけてから更に連撃を続けようと体を捻りながら軸足を入れ替えた直後、クルペッコは羽ばたきながら後ろに向かって飛び退る。
そしてそのまま羽ばたいて滞空している。
ツバサの方はと言うとクルペッコの起こした風圧で吹き飛ばされ攻撃が中断させられていた。
その直後、
「シュート!」
ナギサが掛け声と共にロアルドロスボウから矢を放つ。
狙いはツバサと同じでかなり目立つ朱い色をした胸だ
「ヤッ、ハッ、ヤッ、シュート!」
そのまま連続して矢を放ち続ける。
「クワァッ!?」
一カ所に集中して攻撃を続けたお陰かクルペッコは驚いたような声を上げて墜落した。
「ラッキー♪」
ナギサがそう言うと同時に体制を立て直したツバサがクルペッコに駆け寄って胴体を斬りつける。
ナギサが矢を放ちはじめると同時に駆け出していたワカバとアンもツバサに少し遅れながらも駆け寄って攻撃を始める。
アンがツバサとは逆サイドから胴体を攻撃してワカバは頭部を狙っている。
「私も!」
ナギサもそう呟くと再び攻撃を再開した。
――それから数分後……、
「クワアアアァァァァ!!」
四人の連撃により早くも消耗の色が見え始めたクルペッコは大きな声を上げるとそこから勢いよく翼を羽ばたかせながら後ろに向かって飛ぶ。
今度は最初の時のように滞空はせずにすぐさま着地した。
その直後グイッと頭を持ち上げると……、
「ワオーーー! ウォウ、ウォウ、ウォウ!」
クチバシの先端をラッパのように広げ朱かい胸を大きく膨らませながら大きな音で鳴き始めた。
「!! アイツドスジャギィでも呼び寄せるつもりか?」
ツバサが少し焦ったような声で言う。
クルペッコには自分とはまったく異なるモンスターの鳴き声をマネてそのモンスターを呼び寄せる能力がある。
今回の鳴き声はドスジャギィの鳴き声だ。
「ギャア、ギャア!」
案の定鳥竜種独特の鳴き声が聞こえてきた。
鳴き声はどうやらエリアを囲む岩壁の隙間の方から聞こえたらしくそこから五匹ほどのジャギィが現れた。
四人はその後に出てくるであろうドスジャギィを警戒して身構える。
……しかし、
「アレ? ドスジャギィは出てこないね?」
ナギサが不思議そうに呟く。
ナギサの言う通りドスジャギィはいつまで経っても出てくる気配がない。
「そう言えばあの声マネって時々ドスジャギィは来ないでジャギィだけが出てくる事もあるんですよね? 今回もそうだったんでしょうか?」
ワカバも手を顎の辺りに当てながら不思議そうに言う。
「今そんな場合じゃないだろ! ホラ、来たぞ!」
ツバサがジャギィとはいえモンスターが現れたのにのん気に話しているナギサとワカバに注意の声を飛ばす。
「ギャウ」
「ギャア、ガァ」
ジャギィ達がひとしきり鳴くとツバサの言う通り此方に向かって突っ込んできた。
「うわっ! ……あっぶな~。」
ナギサが驚いた様子で跳びかかってきたジャギィをかわす。
「っつーかクルペッコは何処行った?」
ツバサはナギサの事は一端無視する事にして辺りを見渡す。
どうやらジャギィの襲来で知らず知らずの内に視界が狭まっていたようだ。
「クアァ!」
ツバサの後ろからクルペッコの鳴き声が響く。
その声に反応してツバサは反転した。
「あの野郎、いつの間にあんなとこまで……。」
ツバサがにが虫を十匹ほどまとめて噛み潰したような顔で言う。
ツバサの視界が捉えたクルペッコは予想以上に遠くにいた。
目測だがツバサとの距離は大体15mでナギサとワカバからは13m、一番近くにいるアンでも8m以上は離れているように見える。
ツバサ達がジャギィの事を気にしてクルペッコを視界から外したのはほんの数秒ほどのハズだ。
それでも目の前にいるクルペッコはその数秒の内に飛ぶか何かして移動したのだろう。
鳥竜種とはいえさすが空を飛ぶ力を持ったモンスターだ。
「アン、今奴に一番近いのはお前だ! 悪いがクルペッコの相手をしててくれ! 俺達はジャギィを片づける」
ツバサがアンに指示を出す。
全部まとめて相手にするよりは小型モンスターを先に倒して一気に攻め込む方がいいと判断したのだろう。
アンはその指示に無言で頷くとクルペッコに駆け出した。
しかしその指示が失敗だった。
アンが鉄刀【楔】の斬撃が届く範囲に着くよりも早くクルペッコは勢い良く息を吸い天を振り仰ぐ。
ツバサはまた声マネでジャギィが何かでも呼ぶ気かと怪訝そうな顔をしたが今回はそんな簡単な話ではなかったのだ。
「ゴオアァァァァァァァァァァ!!!」
クルペッコのクチバシからとてつもなく大きな音が鳴り響く。
「この声は……アン様マズイです! 音爆弾を投げ……」
ワカバがそこまで言ってハッとなる。
クルペッコの声マネは音爆弾で中断させる事が出来る。
なのでツバサ達ツヴァイ村の面々は一応用心して持ってきていた。
しかしアンだけは狩りの直前までそんな事は知らなかった為準備が間に合わず持ってきてなかったのだ。
「ゴオアァァァァァァァァァァ!!!」
クルペッコは音が少しでも広い範囲に届くようにと考えたのか、声マネを続けながら上半身は右へ左へとを振り回すようにする。
その姿は巨大なモンスターを呼ぶ為の舞のようにも見える。
――ヒュォォォォォォ――
クルペッコが声マネを止めるとほぼ同時上空から何か夜風を切り裂くような音がエリア中に響き渡った。
久しぶりの投稿になる今回はこんな感じになりました。
ツバサ:「今回は俺達の新武器登場の回にもなってんだな?」
ええまぁ……。
ちなみに今回のお披露目に伴って武器の紹介コーナーにも追加しました。
ついでに一緒にキャラ紹介コーナーにも今まで書き忘れていたシャルナ・3ネコトリオの情報も加えたので其方の方もお楽しみに。
+注意+
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