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茨城城帰城

龍之介の、蒸気機関双胴型鉄甲船より先に小型蒸気機関鉄甲船が茨城国鹿嶋港城に龍之介の帰国を知らせる

 

 茨城城は、歓迎の準備がされていた

 龍之介の妹が嫁いでいた摂関家の従二位内大臣九条実篤も同行していたのだ勅使として

 

 龍之介は鹿嶋港城に上陸、鹿島神宮に参拝してから茨城城に向かった

 門で嫡男・虎之助正長と正室・歩美ほか側室が出迎えた

 「おかえりなさいませ」

 

 「ただいま帰った そして、勅使も一緒である 御殿に案内して差し上げなさい 勅命がある皆集り聞くように」

 

 本丸御殿に場所を移したのだ

 再会の話しはあとにして

 

 従二位内大臣九条実篤

 「勅命!藤原朝臣三上虎之助正長!従一位征夷大将軍に任じる」

 

 「え!父上は?」

 

 「先ずは、勅使に返答をしなさい」

 

 「失礼致しました、勅命しかと承りました」

 

 虎之助は征夷大将軍に任じられたのである

 

 「父上は隠居でもなさるのですか?」

 

 「私は新しい役職に就任した 日本国総代大将軍と言う 外交に専念する!日本国ないの事は虎之助と太郎に任せるしかと、励め!」

 

 虎之助13歳で、あったが日本国総代大将軍は外交だけでなく征夷大将軍を補佐する役目めあり問題なかったのである

 

 「どうだ?国内の治世は?」

 

 「は!父上の指示通りに行ない、昨年の冷夏も多毛作のお陰で、飢饉にならずに済みました また、絹の他に羊・リャマの飼育により反物産業が発展しております」

 

 「それは、なによりだ! 反物産業に蒸気機関が使えないか試しなさい」

 

 「は!蒸気機関の多様性をおしゃられていた父上のお言葉通り既に蒸気機関機織り機の試作・蒸気機関馬車の試作に着手しております」

 

 「蒸気機関馬車は、全国を結べるようになると良いな!」

 

 「はい、技工士が日々励んでおります」

 

 「船の進化も頼むぞ!異国で新作蒸気機関鉄甲船を待っているからな」

 

 「やはり、またもどるのですか?」

 

 「西洋に攻めこむつもりである」

 

 「な!なんと!…ポルトガル・スペイン艦隊を撃破した話しは聞き及んでおりましたがまさか大陸進出とは!」

 

 「ガトリング砲があれば勝てる!」

 

 「父上は世界統一をお考えか?」

 

 「いや、そうではないのだが、一度は叩いて優位にならねばならぬからな」

 

 「父上のお考えは壮大でございます」

 

 「あとは、皆で食事をしながら話そうではないか」

 

 「はい!水戸・結城・筑波の新酒も届いております!父上の大好きな鮟鱇鍋の仕度もさせております」

 

 「そう言えば皆に紹介しないとな!トゥルル前に」

 

 トゥルルが龍之介の脇に座る

 

 「インカ帝国皇帝の娘、トゥルル・カパックである、インカ帝国皇帝と縁を結ぶため側室になった、皆よろしく頼むぞ」

 

 歩美

 「やはり、増えましたね…どこまで増えるのか少し楽しみになってきましたよ(笑)」

 

 などと言ってからかってきたのである

 

 龍之介こだわりの円卓型囲炉裏で異国の話でその晩の食事はもりあがったのであり、トゥルルも直ぐに打ち解けたのであった

 

 その晩の夜伽は歩美であった

 「殿下、いつまで日本に…」

 

 「帝に会う用が済んだので準備ができしだい直ぐに戻りたい」

 

 「やはりですか そう言うと思い、双胴船の蒸気機関鉄甲船、5隻準備が整っております 兵も柳生宗矩が鍛えた2000人が既に乗船しております 1隻は大和型蒸気機関鉄甲船の様に望楼型天守を積んであります 大和より少し大きい船に仕上がっております 今回は時間が少々ありましたのできらびやかな装飾を施してあります 水車も少し手を加え少し早くなっております」

 

 「何から何まですまんな!」

 

 「良いのです、ただ筆不精をもう少しどうにかしていただけると…(笑)」

 

 「うむ、気を付けよう…」

 

 夜は更けていった

 

 

 

 

 

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