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真田幸村・前田慶次

マネアデロ港に降り立つ、龍之介

 伊達政宗・最上義康も上陸、船員達もここで一息いれたのである

 龍之介は天守に登り高欄から街を眺め繁栄ぶりに満足していた

 そんななか、伊達政宗が

 

 「少々よろしいですか?紹介したい者がおります」

 

 と、訪ねてきた

 

 「構わぬが」

 

 二人の武者を紹介してきた

 「真田昌幸の次男、真田幸村と前田利家の甥、前田慶次にございます 故あって今は当家の家臣になっております」

 

 「ほ~あの武田家でも一目置かれた昌之の子と、槍の又左衛門と言われた前田利家の甥か…」

 

 「はい!幸村は軍略にもたけており小十郎の変わりに連れてきた次第で、慶次も槍の腕はなかなかでございます」

 

 「両名共、頭をあげて顔を見せなさい!良い顔をしておる!野望に向かっている目でもあるな!」

 

 幸村

 「とんでもございません」

 慶次

 「槍働きしかと見ていただきたい」

 龍之介

 「異国での戦、勝手が違うだろうが励めよ!」

 幸村

 「かしこまってそうろう」

 慶次

 「一手、御教授願いたくお願いいたします」

 政宗

 「失礼であろう!」

 龍之介

 「いやいや、良いのだ政宗の家臣なら我が家臣とも同じ、力量を見なければな 」

 四人で中庭に出て木刀の槍を手にしたのである

 政宗は検分役となった

 

 龍之介

 「遠慮はいらぬ!いざ!」

 

 まずは、慶次からであった

 「いざ!」

 

 槍をまじわす二人、距離を見計らい兼ねていた

 龍之介の剣気を感じ間合いを詰められないでいたと言った方が正しいだろう

 しかし、「えいやー!」と一突きした瞬間槍を弾かれてしまったのである

 「それまで!」

 止める政宗

 

 龍之介

 「中々の突き!前田利家殿の恨みでも込めたかな?(笑)」

 慶次

 「関白殿下には勝てません…」

 龍之介

 「良い良い(笑)次は、幸村だな?確か薙刀が得物(えもの)ではなかったかな?」

 驚く幸村

 前世では幸村所蔵の薙刀を博物館で見たことがある龍之介

 

 「はい!薙刀のほうが得意であります!」

 龍之介

 「では、薙刀の木刀を用意させるか?」

 幸村

 「先程の一戦で私の未熟を学びました 私には関白殿下のお相手にもならないでしょう」

 龍之介

 「戦わずして負けを認める潔さも時には必要、昌之秘伝の智略を持ってしかと(つか)えよ」

 幸村

 「は!しかと心得ました」

 

 

 こののち幸村・慶次は政宗配下として異国の地で名を有名にするのであった

 

 

 

 

 

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