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台湾・天津・上海・香港
天津・上海・香港には城廓が築かれた
日本様式海城だ 威厳を持たせるため天守も作られた
七層六階の天守で黄金の鯱立ち甓と、屋根には日の丸の旗が立てられた
総構えで町を囲み堅牢な港となり交易拠点として発展したのだ
台湾では台南・台北を拠点に発展した
伊達政宗は羽柴台湾国時代の城を修繕改築された
幕府直轄地の台南はやはり、海城が築かれたが
高石垣造りで台風対策に天守は低めの望楼型三階建てとした
塀も漆喰造りではなく、石積式を中心にした気候に合わせた造りとなっていた
台湾統治は台湾の伝統を優先し港以外の土地では必要以上の干渉をしなかったのだ
これは、現地住民に歓迎された
台湾統治は幕府にとって、海外戦略の転換期を迎える役目を果たすのであった