表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/325

龍之介の決意

龍之介は決心した

 

 信忠討伐を

 信忠が自身を討伐しようと動いてしまったからだ

 討伐などせずとも、協力者を続けるつもりであったが…

 自分自身の「陰陽力」で、占っていてこうなることは知っていたのである

 

 龍之介がまずしたことは、織田宗家から征夷大将軍の職を剥奪することであった

 帝に勅命をだして貰う

 そうすれば、信忠は必ず反発して挙兵する

 そこを、関白である三上龍之介正圀が討てば大義名分が成立すると目論んだのであった

 さらに上杉は朝廷側になる、もしくは静観すると計算したのだ

 

 2月1日

 「王政復古の大号令」は出され織田宗家の職は剥奪された

 

 これで、こちら側の仲間入りも増えるであろうと目論んだ

 しかし、織田信長の死後間もなくだったためか織田信忠に忠誠を誓う者は多く、龍之介は不利な情勢であった

信忠は、同盟国に龍之介討伐令を出し挙兵したのだ

 

 しかし、伊達政宗・最上義光は三上側に着いた

 かねてからの約定通りに、それは龍之介が統治への協力をしたおかげで領地は潤いさらには飢饉も乗り越えた実績があったからである

 奥州の敵は南部しかいなかった

 この為、龍之介は伊達・最上に南部討伐を許可したのであった

 2月5日伊達・最上は進撃を開始同時に東と西から攻められた南部は戦々恐々と陥ったのである

 そして、伊達・最上両家の武器は移動型炸裂砲弾式大砲であり銃も三八式歩兵銃である

 これらは、龍之介の前世の経験・記憶からの開発であった

 伊達成実が総大将で南部を攻め立てた


南部は2月10日青森を捨て蝦夷に逃亡

 松前城に籠城したのである

 

 しかし、それも無駄であった

 蒸気機関鉄甲船から放たれる砲弾の雨に12日降伏したのであった

 

 その早い早すぎる討伐また、兵器に国内外が驚いたのであった

 ロシア帝国への牽制にもなっていたのである

 

 伊達政宗・最上義光は上杉景勝が北上せぬよう本隊は国境に待機していたのである

 

 茨城国 水戸城に詰めていた、龍之介の腹心・柳生宗矩もまた国境の守りを備え待機していた

 

 龍之介は嵐山城にいたのである

近江八幡には影鷹

 この時、嵐山城には三万の兵・近江八幡城にも三万の兵がいたのであり容易に攻められる状況ではなかった

 さらに、龍之介は堺の千宗易に使いをだし

 要塞化が進んでいた堺は門を閉じ、織田方の入場を許可しなかったのである

 海から近寄るものなら、炸裂砲弾式大砲が降り注ぎ近寄るどころか撃沈された

 

 龍之介は二条城を、攻略すべく動いた

 

 信忠は安土城に戻っており城代に信孝がいたのである

 二条城にも、籠城の準備は出来ており二万の兵がいた

 

 龍之介は嵐山から二万の兵を引き連れて、攻めた

 

 錦御旗と菊水の家門の旗を靡かせ(なびかせ)

 

 それは、「最強左大臣」と異名を持っていた現・関白龍之介の軍団復活を表すものであり、二条城の兵たちは恐れたのである

 

 さらには、御所城から三千の帝直参軍(みかどじきさんぐん)が出撃

 

 いくら、「王政復古の大号令」を無視したとしても帝

 の直参軍が龍之介と合流してしまっては、二条城から鉄砲を放つことは出来なくなり二条城は呆気なく降伏

 

 無血開城したのである

 そして、織田信孝は龍之介の軍門に下った

 

 (みやこ)は、龍之介により完全制圧された

 

 問題は安土城・観音寺城であったこの二つは対をなして攻めにくさが際立っていたのである

 しかし、龍之介は徳川家康・上杉景勝・明智光秀・羽柴秀吉が動き出す前に決着を着け

 戦乱を短期に沈めたかったのであった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ