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平和維持連合本部臨時会議

1625年3月10日

一週間、遅れる中、平和維持連合本部会議が開催された。

臨時的に議長として正忠が座り発議をかけた。


「兄、代表代行の正長は病に臥せっております。また、代表である正國は自らを高めるべく修行中の身、本部会議の出席は出来ません。よって代表代行の者を選出することとなりました、立候補者は名乗り出られるようお願いいたします。大日本合衆国は僭越ながらこの正忠が立候補いたします」


各国の大使は顔を見合わせ躊躇する中、ロシア帝国大使が立ち上がり前に出て発言した。


「ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフが立候補いたします。

この度は急な事なので会議には間に合いませんが、ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフは、本国で健在、生きているか死んでいるかわからぬような状態ではありません。疑いある場合は、近国の方に皇帝の健在をご確認いただきたくお願いいたします」


「いや、その儀には及ばず」


最高の警備の中、平潟城に入れるものなどいないはずの中の大声

会場は騒然となっていた。

会議場の外から突如大声が発せられた直後に、


バン!


扉が開かれると同時に会議場の一同は目を見張った。

そこに立っていたのは、美少女が描かれた南蛮具足、狩野派の絵師が描がいた美少女…青髪の短髪美少女で小さなツノがあり「鬼っ子」そして、メイド服を着ながら巨大な鎖分銅の武器を持つ美少女、さらに、兜の前立てにも上杉謙信の不動明王の前立てのような彫金師に細かく細工された前立て髪にはピンクゴールドがあしらわれていた…ラ⚪、背中には金の一字で「萌」その下に「MOE」と書かれ胴には螺鈿細工で派手になり、兜には大きな脇立て金の猫耳、後ろ立物には「萌」の大きな一字、小手にも美少女が描かれた甲冑は龍之介の甲冑である。

それを着るのは正長であった。


「兄上様・・・・・・」


「正長・・・・・・」


「馬鹿な生きていたのか?」


「ロシア帝国大使殿、それはどういう意味ですかな?」


口ごもるロシア大使、


「遅れて申し訳ありません。この度、暗殺をれかけました。その暗殺者者がどこの者かをはっきりさせるために時を費やしておりました。ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフだと暗殺者は白状いたしました」


「馬鹿な、そんなのでたらめだ!我が国を陥れるための狂言、皇帝の養女を痛めつけて無理矢理言わせたのだろう」


「ロシア帝国大使殿、私は一度もロシア帝国から来た側室が暗殺者とは言ってはおりませんよ、しかし、その側室が私の命を狙ったのは事実、痛めつけて無理矢理言わせたかは、側室の体を見ていただければわかる事、連れては来ていますがこの場で裸にする辱めは受けさせたくはないので、この場に参加されている女性大使殿に別室で確認していただきたい」


平和維持連合大使には女性大使もいたのであった。

その中から五人ほどがロシア帝国側室暗殺者のいる別室に通された。

戻ってくると、代表者が


「正長様の仰る通り、傷一つない綺麗なお体でありました。拷問により無理矢理言わせたと言うことはないかと思います」




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