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飛行船戦艦艦隊完成

茨城都で、総力をあげて作られていた龍之介の飛行船戦艦艦隊

4隻が完成した。

そして、ヨーロッパ地中海州伊達政宗に配備される1隻「独眼竜」が完成した。

完成した、飛行船戦艦「独眼竜」は直ぐにヨーロッパ地中海州を目指して出航した。


そして、残った4隻で龍之介直轄飛行船戦艦が組まれたのである

各飛行船戦艦は「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」

と、命名された。


飛行船戦艦は基本構造は、先に作られていた「雷神」「風神」「黒龍」などと同じ構造であった

それは、大量生産が目的であった為であった。


ただ、違ったのは装飾の違いであった

龍之介専用「雷神」美少女に擬態かされた雷神が描かれていたが、通常の飛行船戦艦は黒塗り一色であった

ただし、艦を見分けるため「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」は、船首には左甚五郎が彫って金箔の装飾がある飾りがあったのである


黒一色にされたのは、夜襲による包絡爆撃を目的として作られた為であった。


飛行船戦艦艦隊の旗艦はもちろん、「雷神」である

雷神のベースは単胴戦艦

双胴船の不動明王や、三胴船の武御雷のように広さには余裕はなかったのである。

しかし、雷神は今回の帰国で少し改良が加えられ、艦長室と同等の個室が作られたのであった。

もちろん、龍之介の兄・上皇が一緒に乗船したいと希望したからである

しかし、限られた船内であったため、あまり絢爛豪華で広い部屋は用意できず八畳の畳敷きの上皇用部屋が用意された

事前に上皇に、相談した所


「龍之介、飛行船戦艦が遊びの船ではないことを理解している、なんなら龍之介と同室でも構わぬぞ」


「兄上様と同室は流石に気が引けますので、艦長室と同じくらいの部屋を用意いたしますので、そちらを御利用ください」


上皇の部屋は、ビジネスホテルのツインルームと同じくらいと想像してもらうと良いだろう。

ヨーロッパから取り寄せた、ベットが設置されていた

襖で仕切られた隣には、上皇就き侍従用の部屋が用意され

そちらも、八畳ではあったが畳敷きで布団で寝るタイプであった

侍従は4人乗船予定と伝えられていた


ちなみに、龍之介の部屋も八畳の畳敷き、春とエリリが同室で布団で寝るタイプの部屋であった

次の出航には、歩美も行く予定であったため

歩美・春・エリリに


「同室になるが、良いか?」


と、聞いたところ


「殿下、夜伽をする年齢でもありませんので、構いませんよ」


と、歩美が言うと春もエリリも頷き同意したのであった


「雷神」の装飾は、歩美の気遣いにより欄間は名工・左甚五郎により「美少女乱舞の欄間」美少女がふんだんに彫られていたが、

「上皇の間」には「松竹梅」の欄間が彫られ格式高くなっていた

襖は狩野貞信に描かせた襖が使われた


「雷神」改修は上皇の間が中心で、その他は大きな改修はなかった


飛行船戦艦艦隊は雷神を入れて5隻である

この艦隊の完成により、武御雷は幕府直轄の海軍になったのである

不動明王艦隊は柳生利厳艦長のまま、こちらは龍之介直轄のまま存続し、基本的に平和維持連合本部のある港の、平潟港周辺の警備の任務が任されていた


飛行船戦艦艦隊二番艦「青龍」艦長には龍之介の三男・正忠が任命されたのであった


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