クリミア半島
キプロスを出撃した龍之介艦隊はエ-ゲ海からダーダネルス海峡からマルマラ海そして、ボスボラフ海峡を通り黒海に入り、セヴァストポリ砦の柳生利厳・伊達秀宗・三上熊之介忠正率いる艦隊に合流した
「殿下、クリミア半島の占領の準備は整っております」
「防寒準備は整っているのだな」
「勿論でございます」
「よし、ではクリミア半島占領作戦を許可する」
柳生利厳・伊達秀宗・三上熊之介忠正率いる艦隊・軍隊はクリミア半島占領には時間は必要としなかった
龍之介はそれをわかっており、龍之介艦隊はノヴォロシ-スケに出撃を開始し
ノヴォロシ-スケ港はロシア帝国の軍港として守りは堅かった
しかし、そんな守りは日本国最新最大の戦艦・建御雷には無意味だった
建御雷の巨大大砲で一気に無力化された
龍之介艦隊は現在、不動明王戦艦がクリミア半島占領に参加していたため合計五隻の艦隊であったが、建御雷だけで十分すぎる戦力であった
ノ-ヴォロシ-スケ港の無力化に合わせて、蒸気機関装甲車が十台が上陸した
ロシア帝国守備兵は、見たこともない兵器にア-ムストロング砲を放ったが、対ア-ムストロング砲に
勿論、龍之介専用美少女痛車蒸気機関装甲車も上陸したのであった
この、蒸気機関装甲車は日本にしかない日本しか作れない装甲車であり少数であったが、クラスノダールを占領したロストフ・ナ・ドヌ-まで進行した
そこまでかかった期間はわずか一か月であった
クリミア半島占領の知らせも届いた
この為、クリミア半島には伊達秀宗を代官として置き、柳生利厳・三上熊之介忠正をロストフ・ナ・ドヌ-に呼び寄せたのである
龍之助はここで進撃をやめ春になるのを待っていた
「殿下、政所様より通信が入りなにやら新型兵器を一台こちらに送ったとの知らせが来ましたが」
「お~来るか、最上義康のところだけでなくこちらにも送って来るとは歩美も流石だな」
「殿下、どのような物なのですか?」
「ふふふ、春よ、世界を変える大兵器見るまで楽しみにしているが良い」
清国・明国は、この段階ですでに風前の灯火となりだしていた
ロシア帝国からの武器の補給が止まっていたためである
しかし、気候が助けてくれていた
冬が平和維持連合軍の侵攻を止めていたのだ
これは、龍之介も計算以内であった
騎馬隊の清国・明国の攻撃が断続的にあったものの、平和維持連合軍は砦で迎え撃つ戦いとなっていた
しかし、清国・明国には打開策が見つけられずにいた