表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

181/325

帝への挨拶・そして海外へ・名刀の数々・黒漆糸巻太刀獅子王大和物

巨大戦艦・建御雷戦艦・不動明王戦艦・通常型戦艦5隻は、堺の港に入港していた

建御雷は、あまりにも大きく接岸はできなかったが上陸用小型蒸気機関鉄甲船2隻が搭載されていた

その上陸用小型蒸気機関鉄甲船にはアームストロング砲こそ積んではいなかったが、大口径ガトリング砲が搭載されていた

上陸用小型蒸気機関鉄甲船で龍之介は堺に入港したのだった

堺の町の龍之介と正忠は、身なりを整え京都の御所城に参内した


「茨城への御下向ありがとうございました」


「いや、いい旅であったよ 今回はまた異国への遠征か?」


「はい、気になる動きの国があるもので」


「そうか、まあお互いに歳だからな体にはいとえよ そう言えば水戸城を改築してくれたらしいな」


「はい、東御所水戸城と改めましてございます 水戸は過ごしやすい地 良ければ夏や冬などはそちらで過ごされてみてはいかがでしょうか」


「そうさせてもらおう水戸城の温泉と床暖房はとてもよいからな 少しずつ引退の準備に忠仁親王に帝代理を任せる、次に龍之介が帰国した時には上皇に即位して政治からは退き、水戸城で隠居生活を楽しもうではないか」


「それはよろしいですね」


「異国も見てみたいから、案内役に必ず帰ってくるのだぞ」


「わかっております兄上様」


「正國、お主は良い刀剣をたくさん持っているだろうがこれを授ける 正國の愛刀・糸巻太刀童子切安綱の対となす刀、黒漆糸巻太刀獅子王大和物である酒吞童子を斬った安綱と鵺を斬った大和物で敵を薙ぎ払え」


「かしこまりましてございます」


「正國は太刀二刀流の使い手、この二刀を使えば向かうとこ敵なしであろう」


「正忠にも準備してある 革包太刀国綱鬼丸である」


「このような名物もったいのうございます」


「この刀を使いしっかり正國を守るのだ!それが正忠の役目である」


「は!心得ましてございます」


「安心せい、正長にも正光にも名刀は用意してある、そのような刀で兄弟仲違いしないように準備してある」


「兄上様、何から何までありがとうございます」


「なに、下向の接待の礼よ」


正長には南天薬師瑠璃光如来備前国長船住人景光

正光には黒漆合口打刀一文字山鳥毛 

が、用意され使者により送られたのであった


皆が皆、剣の腕・癖に合った名刀であった


帝はお飾りの帝ではなく、実力のある人物のあらわれであった




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ