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新戦艦完成
日立の港で新戦艦が完成した。
戦艦は今までで最大規模の三胴型蒸気機関スクリュー式鉄甲船であった
龍之介はその船の名前を建御雷と命名された
不動明王より大きな戦艦を作ったのは、ロシア帝国を牽制するためであった
ロシア帝国は密かにヌルハチ清国皇帝が
手を結んでいたのを伊達政宗の黒脛巾組の情報により龍之助は知っていたのだ
その為、小名浜で蒸気機関装甲車を作らせていたのであった
小名浜で作られた蒸気機関装甲車は内々にウラジオストクの最上義康とジブラルタの伊達政宗に送られていたのだった
そして龍之介は牽制のためにロシア帝国ヨーロッパへ牽制巡察を決めたのだった
ヌルハチ清国は最上義康に任せたのだった
龍之介は勿来城に出向き
「正光、海外遠征に行く準備をするように、正忠は不動明王艦の副艦長とする 艦長は柳生利厳である宗厳の下でしっかり学ぶように」
「は!心得ましてございます」
「今回は、ロシア帝国の一戦もあるかもしれない準備はしっかりとせよ」
龍之介は海外遠征の準備を開始した