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閻魔ちゃんと司録と…春

龍之介は平潟城へ引っ越しを終えていた

 そんなある深夜、真新しい平潟城の露天風呂に入っていた

 湯煙にぼやけながら現れたのは、閻魔ちゃんと司録

 

 「閻魔ちゃん、司録殿久しぶりですね」

 

 「ちょっと、いろいろ忙しくてね」

 

 「はい、忙しかったのです」

 

 「今夜は二人揃ってですか…え!!え!!え~そのお腹…」

 

 「勿論、龍之介ちゃんの子よ」

 

 「私は龍之介殿としかしたことありませんから」

 

 「あら、その言い方だと私がビッチみたいじゃん!それなりの節度はあるわよ!」

 

 「まあまあ…あね~天界の者と人間のハーフってありなんですか?」

 

 「龍之介ちゃん!良い質問ですね~」

 

 「龍之介殿、天界の者と人間の違いはほとんどないのですよ!だからあのように…❤な事が続けば当然…妊娠を」

 

 「そうなんですか(汗)お二人がいつまでも若いままだから違う構造なのかと…」

 

 「それは、天界とこちらの世界の流れる時間の早さが違うだけだから」

 

 「そうなんですか(汗)で、その~私の子供はどちらで育てれば?」

 

 「そこは心配はないは!しっかり天界で育てますから、ただちゃんと認知をしてもらいたくて来たのよ」

 

 「閻魔ちゃん、司録殿、もちろん我が子と認めますよ…あれだけ毎晩しちゃったのだし(汗)しかしこの年で次から次えと妊娠させてしまうとは」

 

 「全国巡察中のあの精力がつく品々が良かったのですよ❤」

 

 「熊肉を食べながらハブ酒を飲んだ日の龍之介殿は激しかったです❤」

 

 「司録殿…」

 

 「産むのはやはり天界ですか?」

 

 「そりゃ~ね~、病院はこの時代より天界のほうが整っているから」

 

 「平成と同じくらいですか?」

 

 「その先くらいよ(笑)」

 

 「龍之介殿は何も心配せずとも大丈夫ですから」

 

 「子供の名前は考えてて頂戴ね」

 

 「わかりました閻魔ちゃん」

 

 「小閻魔はだめよ(笑)閻魔はあくまでも職業だからね」

 

 「そのくらいはわかってますよ」

 

 「今日はこのくらいで帰るは!春に暗殺されそうだから(笑)」

 

 「春はそんな事はしませんよ(汗)」

 

 そう言うと二人は湯煙にぼやけながら消えていった

 

 「春、聞いていたか?」

 

 「はい!やはりあの二人身籠ってましたね!おめでとうございます」

 

 「ははは(汗)子沢山になってしまったの」

 

 「殿下がお強すぎるからです…剣も夜も❤」

 

 「しかし、春…毎日私の深夜の風呂も見張っているのか?」

 

 「はい、当然です 護衛副隊長ですから」

 

 「…わかったからもう寝なさい、私も出るから…出ないとゆでダコになりそうだから」

 

 「では、寝所までお付き合いいたします」

 

 「あ…はい」

 

 龍之介は少し春が怖かった…

 

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