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平和維持連合本部・平潟城完成

御下向を終えると、龍之介は平和維持連合本部・平潟城完成に力を入れていた

 夜は三男・正忠がいる勿来城に泊まり込み、昼間は平潟城と平潟港で指揮をする

 その繰り返しであった

 

 水戸城は東御所として、改修が行われていた

 城と言うより、御所としての品格を出すためだった

 

 町割りも、改良され公家が住む屋敷も設けたのだ

 

 大火事を避けるために、水路はさらに拡張され町の密集を避ける大改造が行われた

 

 城築の合間には龍之介は相変わらず農業指導にも力を入れていた蕎麦・稗などの雑穀の栽培である

 水の必要が極めて少ない品種を選び農民に作らせ、種のまま買い取るのを繰り返していた

 雑穀の備蓄である

 

 さらに、蒸気機関自動車の生産拠点の小名浜に巡察に行く

 蒸気機関自動車の生産が順調になりだしていたのだ

 

 「アームストロング砲とガトリング砲を積んだ蒸気機関鉄甲自動車の生産をしてほしいのだが」

 

 「歩美様の命によりすでに生産を始めております、殿下が間違いなく欲しがるだろうと、ただしアームストロング砲は重たすぎまして…ガトリング砲の大口径のを積むことに致しましたが大丈夫だったでしょうか?」

 

 「アームストロング砲を積むと遅くなるか?」

 

 「はい、外装も鉄甲の為、軽量化が必要だったので」

 

 「仕方がないか」

 

 「アームストロング砲は蒸気機関自動車に引かせられるようにけん引式のは準備してあります」

 

 「なら十分だ」

 

 「それと、悪路も走れるようにするために、歩美様に相談したところガリレイ・ガリレオ氏が開発に携わり、四輪駆動となりまして道を選びません」

 

 「お~それは素晴らしい、まさに欲しいものだ しばらくは、蒸気機関鉄甲自動車の生産に専念してくれるか?次の出港に持っていきたい」

 

 「はい、わかりました」

 

 このころ、日本では医療制度が進展でしていたのだ

 それは、最初の航海で連れていった薬師が西洋技術も取り入れた新たな医療を確立し外科技術と漢方の併用によるものであった

 さらに、四足は食べない風習を払拭させ、肉を食べる文化を龍之介は広めたため、食生活が格段に向上し平均寿命を延ばしていたのだ

 この為、働き手の心配はいらなかった

 

 その為、蒸気機関鉄甲船も蒸気機関車も蒸気機関自動車も生産能力は格段に上がっていた

 

 

 秋の風が吹き出したころ、平潟城は完成した

 

 

 

 平和維持連合本部

 

 平潟城は平潟港から少し陸に上がった山が削られ平山城の円郭式の縄張り本丸はかなり大きく、五階建望楼型連郭式天守に連なり隣には三階建ての小天守さらに隣には大きな御殿が建てられた

 その、本丸御殿が会議の間

 

 大天守と大天守に隣接する御殿は龍之介・側室の宿舎兼執務室

 

 東小天守は征夷大将軍・正長の宿舎兼執務室

 

 西小天守は帝の御成の間兼宿舎

 

 二之丸には、各国の要人に割り振られる執務の間

 

 三之丸には、各国の要人の宿舎の間

 

 四之丸には、各国の要人の付き人宿舎の間

 

 五之丸には、守備兵の間が設けられる巨大な城

 

 そして、水戸城と同じく寺社仏閣・キリスト教会やモスクなど世界各国の宗教施設も整備されたのでる

 平潟城の完成であった

 

 

 五之丸には平潟駅に直結していた

 

 港側が正門になり、正門は名工・左甚五郎によりきらびやかな門となっていた

 真東に作れた門は、元旦に初日出から光がまっすぐに指すように設計されていた

 

 そして、平潟城には勿論、温泉が引かれ露天風呂が多数作られていた

 さらに、温泉の蒸気を床に張り巡らした土管により床暖房完備である

 

 町は総構え、温泉施設「照魔恵(てるまえ)」も作られたのだ

 

 北の守りには、勿来城

 南の守りには、大北川を利用された

 

平和維持連合本部・平潟城の完成であった

 

 

 完成は、世界にモールス信号で伝えられて「平和独立維持連合同盟」が名前が短縮され「平和維持連合」と名前が縮められたのと初の世界会議開催を行う趣旨が発表された

 

 

 

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