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日本全国巡察の旅・~四国編~

四国は龍之介が天下統一した時に徳川家康・上杉景勝・南部信直が減封転封されていたが、徳川家康は家臣・服部半蔵の暴走により改易蟄居となっていた

 これにより、四国には

 

 阿波・上杉景勝

 

 讃岐・南部信直

 が残されていた


 伊予と淡路は四国に睨みを利かせるための幕府直轄地

 伊予を選んだのは道後温泉があったからである

伊予松山には柳生宗矩指示により徳川家康・上杉景勝・南部信直により巨城が築かれ、龍之介直轄城になっていた

 


 龍之介が伊予松山城に入城するのは初めてである

 堅牢に作られた平山城に龍之介は満足していた

 

 南部信直は讃岐に移って直ぐに死去、嫡男・利直が跡を継いだ

 龍之介が伊予松山城に入城すると、上杉景勝と南部利直が挨拶に登城

 

 「関白殿下におかれましては御機嫌うるわしく…」

 

 「南部家家督相続の義の許しありがとうございます」

 

 儀礼的な挨拶ではあったがもはや敵対する意思が無いことの現れ

 

 上杉景勝・南部利直、両者には幕府より移動・輸送用に蒸気機関外輪船が2隻ずつ渡されては、いたものの造船所建築の許可は出されなかった

 その為、艦隊を編制も出来ないため牙は抜かれたも当然、領地経営に励むだけであった

 とり潰された大名が多い中、国持ち大名として残れた事は幸運であったと思うしかないのであった

 

 さらには、徳川家康の改易蟄居を目の当たりにしては逆らう事は最早時節ではないのをわかっていたようであった

 

 「両者、登城ご苦労 引き続き領地経営に励むが良い」

 

 龍之介は極々普通に返答し上杉景勝・南部利直は領地に戻り領地経営に励むのである

 この後、上杉家・南部家は幕府評定議会に参加がゆるされるようになるのである


 龍之介は日本全国巡察をほぼ済ませた為、道後温泉で側室達とゆっくり湯治を楽しんだのである

 

道後温泉も勿論、整備され大型温泉施設「照魔恵(てるまえ)」が作られ庶民も湯治を楽しめるようになっていた

 

 日本全国巡察の旅に出て時は過ぎ、季節はすっかりと冬になっていた

 


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