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新しき道!茨城国始点「新シルクロード」

龍之介は風呂を出ると、正室・歩美、長男・征夷大将軍正長、幕府大老となっていた柳生宗矩、龍之介艦隊副隊長・柳生宗厳、他家臣と側室達も茨城城大広間に集められていた

 

 「これから、行う事業について説明する」

 

 龍之介からの話があったのだ

 

 「シルクロードの復活をする、始点はこの茨城国である!終点はポルトガル!新シルクロードである日出国(ひいずるくに)かから日入(ひい)る国への壮大な道である」

 

 「父上様、それはやはり中国大陸を通りヨーロッパに抜ける道の整備ですか?」

 

 「無論の事、茨城国から中国大陸までは船で結び大陸からは蒸気機関車でヨーロッパまで繋げる 資金・人手は各国が出す」

 

 「なるほど、陸路での輸送をも可能にするわけですね」

 

 「人や文化・物流の行き来を陸路を使い盛んにする 大事業ではあるが、交流が盛んになれば互いの国の利益共有により戦乱の火種も起きにくくなると考えておる」

 

 「一理あります」

 

 「さらに、茨城国に平和独立維持連合同盟の本部を設置し、世界の代表が集り会議を開く場を作りたい すでにヨーロッパ支部は、伊達政宗によりジブラルタに作られ地中海隣接地域の国々の代表が集り会議を開いている」

 

 「なんと、壮大な!平和独立維持連合同盟は一つの国と言って良いのではないでしょうか」

 

 「地球に住むもの皆助け合えば、必然的に戦乱は減ると考える」

 

 「なるほどで、どちらに建設を予定しておるのですか?」

 

 「茨城国北部、磐城との境に平潟と言う港があるその港を、各国からの船を受け入れる港に整備し、そこに平和独立維持連合同盟本部を建てようと思う」

 

 「なるほど、その地なら既に小名浜と結ぶ蒸気機関車も走っておりますから良いかと思います 小名浜にも船を受け入れる事も出来ますし」

 

 この平潟と言う地は、龍之介にとっては特別な地であった

 前世での出身地であったのだ

 その、平潟を世界の中心と言って良い平和独立維持連合同盟本部を作り繁栄させたかった

 現世の「国連本部」である

 

 「歩美、正四位下参議から昇進して正三位大納言に任じるさらに、日本総代大将軍補佐を命じこの平和独立維持連合同盟本部設置の責任者とする」

 

 ちなみに、任官の権限は帝より一任されている龍之介

 

 長年、長男を支え茨城国の繁栄に取り組んでいた歩美に相応しい役職であった

 

 正三位大納言日本総代大将軍補佐藤原朝臣三上歩美(せいさんいだいなごんにほんそうだいだいしょうぐんほさふじわらのあそんみかみあゆみ)

 

 「慎んでお受けいたします」

 

 「側室達もいままで以上に、仕事を頼むぞ」

 

 日本国に残っている側室達はけして優雅な暮らしを満喫していたわけではなく、それぞれの得意分野の政治補佐をしていたのであった

 農業や反物の生産や女性教育の担当であった

 日本国は女性も平等に扱われていた

 

 現世の戦国時代の女性は、平成の世より平等以上であったりしたのは事実であった

 豊臣秀吉の妻・北政所などが特に有名である

 関白の代理を担っていたりもしたのだ

 

 ちなみに、春・エリリ・トゥルル・エターニャは海外遠征中の龍之介の身の回りの世話と護衛の任務があり、新しく加わった有紀・涼子は子を作る役目があったのだ

 

 こうして、新シルクロードと平和独立維持連合同盟の本部設置は開始されたのであった

 

 

 

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