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イギリス王国軍最高司令官トム・ハンコック

トム・ハンコックはドーバー海峡艦隊決戦から離脱していた。テムズ川からロンドンのジェームズ一世がいる宮殿に向かっていた

 

 「国王陛下!艦隊は全滅しました…直に、龍之介が攻めてきます 御決断を!」

 

 ジェームズ一世は甲冑に身を固め帯刀している

 

 「こうなれば、逃げも隠れもせぬ!ここで応戦する!守りを固めよ」

 

 「は!かしこまりました!」

 

 トム・ハンコックはテムズ川からロンドンへ向かう街道を封鎖し、龍之介が来るのを待っていた

 

 前田慶次・柳生宗厳の侵攻には別の部隊が送られていた

 

 イギリス陸軍は重装甲の甲冑軍隊であった、剣・弓矢・三八式歩兵銃をも弾く備え…

 しかし、ガトリング砲弾は弾けず…

 

 前田慶次・柳生宗厳は少しずつ進行していた

 

 

 龍之介・政宗艦隊はテムズ川河口に到着、

 龍之介と直属部隊500が上陸

 

 伊達政宗部隊は龍之介と反対側の岸に上陸、1500の兵を引き連れ進軍を開始したのだ

 

 伊達政宗部隊はイギリス重装甲の甲冑部隊と遭遇、ガトリング砲で進軍をゆっくりしていた

 

 龍之介軍はロンドン近くまで、戦闘はなかった…

 

 しかし、ロンドン近郊に来たとき多数の銃弾が飛んでくる!

 龍之介部隊得意の盾を使った布陣により弾丸を弾く!

 三八式歩兵銃で応戦するも効果なし

 

 ガトリング砲二機が先頭に、砲弾が連発される

 

 次々に倒れていく、イギリス重装甲甲冑部隊

 

 そんな中

 「イギリス軍最高司令官トム・ハンコックであります、世界に名高き日本国総代大将軍・三上龍之介正圀殿と一騎討ちをしたい」

 

 と、大きな声が聞こえた

 

 「日本国総代大将軍・三上龍之介正圀 見参!一騎討ちの所望受けてたつ」

 

 砲弾が止む

 

 馬に股がりし、トム・ハンコック

 三上龍之介正圀も馬に股がりが対陣する先頭に出る

 両名が

 「一騎討ちが終わるまで発砲を止め!」と命令する

 

 

 トム・ハンコックは通常の銀色に光る西洋式甲冑であり、武器は槍

 

 龍之介は美少女が描かれた西洋式甲冑が日本風に改造された甲冑であった 龍之介も手には槍「蜻蛉切」である

 

 「一騎討ちを挑むとは、腕に覚えありか?」

 

 「イギリス王国軍最高司令官の肩書きは飾りじゃありません」

 

 「なるほど、いざ!」

 

 馬を走らせ衝突する二人…

 

 「カン!」

 火花が散る

 

 トム・ハンコックは龍之介の一撃を槍で受けしのいだのである

 

 そのまま突き抜けた二人は再び対面する

 

 「軍最高司令官の肩書きは満更でもないな」

 

 「大将軍と呼ばれる最強の男、重い一撃…」

 

 また、走り出す二人!

 再び槍を交える

 

 「カン!!」

 火花が

 

 トム・ハンコックはニ撃目も防ぎきった

 

 「その腕、もったいない!我が軍門に下らぬか?」

 

 「愚問!国王陛下に忠誠を誓った身!」

 

 「さようか、残念至極」

 

 再び槍を交える

 

 「ガン!ドン…」

 

 馬から落ちる…落とされたトム・ハンコック

 

 槍を構え、龍之介の突撃に備える

 

 向かう龍之介

 

 トム・ハンコックは、馬を一突きにした

 

 倒れる馬から飛ぶ龍之介!甲冑を身に付けながら軽やかであった

 

 トム・ハンコックの槍は馬に刺さったまま

 

 腰のサーベルを抜く

 

 龍之介は、槍から太刀に持ち変えた

 龍之介は、太刀二本を腰に帯刀していたが一刀だけを構える

 

 剣と剣との戦い

 

 トム・ハンコックの突きは早かった

 

 しかし、龍之介は避けきる

 

 龍之介の左肩手一本突きが炸裂…

 

 「カン!!」

 

 トム・ハンコックの左肩を甲冑ごと貫く

 

 「再度聞く、我が軍門に下れ」

 

 「死してもイギリス国王に忠誠を誓う」

 

 「さようか」

 

 龍之介は、太刀を納刀した

 これをトム・ハンコックは、戦いを棄てたと思ったのだ

 

 サーベルの突きをくり出して来た

 

 龍之介は、抜刀術を放った

 

 甲冑ごと胴が二つに別れるトム・ハンコック…

 

 「納刀から繰り出す技、抜刀術を知らなかったか…」

 

 何も返事をしないまま倒れたトム・ハンコックであった

 

 「惜しい人材であった…」

 

 トム・ハンコックの死により、龍之介の前を塞いでいた軍は撤退した

 

 

 

 

 

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