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ドーバー海峡艦隊決戦開戦

宣戦布告書が届いたイギリス・フランス・オランダの同盟は、戦々恐々となっていた

 イギリスはただひたすら戦艦の準備を進めた

 フランスは国内情勢混乱により国内鎮圧でそれどころではなかったのだ

 オランダはイギリスと足並みを揃え、イギリス協力により作られた外輪型蒸気機関鉄甲船をテムズ川付近で待機させていたのだ その数10隻

 

 イギリスは国内にあった戦艦の大半をテムズ川付近でに集めドーバー海峡封鎖をする作戦で動いていた

 その数40隻であった

 

 日本軍は港を離れ海上待機をしていた

 

 龍之介は、スペインのフィリッペ3世にフランス国境までの進行を、ジブラルタにいる真田幸村にモールス信号通信機を通じて依頼

 スペインは制限君主制とはなっていたが、フランスの内乱が飛火しないようにするとして、さらに独立平和維持連合同盟の日本からの依頼であったため議会も承認したのであった

 

 これによりフランスは完全に動けなくなった

 

 ドーバー海峡封鎖をしてくるのは、龍之介の思うツボであった

 

 フランスが動けなくなったのを確認

 

 龍之介は政宗艦隊にドーバー海峡進行を打電

 

 「ドーバーカイキョウ ケッセンニ サンカセヨ」

 

 であった

 

 こうして、ドーバー海峡には

旗艦スクリュー式双胴船型蒸気機関鉄甲船「不動明王」

 スクリュー式単胴船型蒸気機関鉄甲船4隻

 外輪式双胴船型蒸気機関鉄甲船「陸奥」

 外輪式単胴船型蒸気機関鉄甲船25隻

 

 外輪式単胴船型蒸気機関鉄甲船5隻は念のためフランス沿岸で待機をしていた

 

 イギリス艦隊総司令官は、「トム・ハンコック」であった

 

 龍之介がイギリス国王ジェームズ1世と会談したときの案内役であったが、軍最高司令官であったのだ

 

 こうして、ドーバー海峡にはイギリス・オランダ戦艦50隻、日本国艦隊31隻が向かっていた

 

 龍之介は「美少女甲冑」に身を固めていた

 さらに、追加された装備は金箔で美少女が装飾された鉄の軍配であった

 龍之介はその軍配を手に、旗艦・不動明王の天守の高覧で先を睨んでいた、後ろにはもちろん春とエリリが座っていた

 トゥルル・エターニャは不動明王艦内に待機であった

 

 龍之介が乗る船の艦橋を天守と呼ぶのは龍之介の城マニアとしてのこだわりであった

 他の戦艦は艦橋と呼ばれていた

 

 日本国艦隊は新型スクリュー式の鉄甲船が先頭に、伊達政宗艦隊の外輪式の鉄甲船が続く形となっていた

 

 龍之介

 「敵艦隊発見!アームストロング砲の準備急げ」

 

 政宗の武蔵にもモールス信号で打電された

 

 龍之介の軍配が高々に掲げられた

 

 そして、振り落とされると同時に不動明王艦隊の発砲が開始されたのである

 

 

 

 

 

 

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