宮本武蔵
新旗艦・不動明王はハワイに向かって航行中
基本的に船中では鍛練室で龍之介が、側室や兵士を鍛えてる
鍛練室は双胴船には20畳程・単胴船には10畳程の畳部屋、太刀を振りかぶっても当たらないように天井は高い
部屋があるのだ
甲板での船外訓練は落船の可能性が高いためだ
もちろん甲板には柵はあったが
龍之介は強すぎたため、小太刀の木刀で相手は太刀の木刀で模擬戦をするようになっていた
大概の兵士は、一撃で木刀を弾かれ飛ばされてしまう
意外にも、春・エリリは鍛えられており木刀を飛ばされてしまう事はなかった
そんな中、新人として乗り込んだ兵士が…龍之介の小太刀に打ち込む
「ガン!」
ひときわ重たい打ち込みの音
龍之介は小太刀で受けるのが精一杯、弾き飛ばす余裕がなかった
二撃三撃目も小太刀で受ける龍之介
弾き飛ばせない…
「お~~」
見ている兵士からも関心の声があがる
しかし、一瞬の隙をつき首もとに打ち込む…
スレスレで止める龍之介
「参りました」
「なかなかの腕であるな!名前は?」
「はい、宮本武蔵と申します」
「実戦では銃砲の戦いが多いが接近戦はやはり、剣!その腕でしかと磨いておけ!」
「は!」
龍之介の家臣に宮本武蔵が加わった
宮本武蔵26歳であった