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1610年の帰国

1610年、約5年ぶりの日本国へと帰路に立つ龍之介

 

 パナマ地峡ルートではなく、ドレーク海峡からリマ城を経由したのだ

 船にはヨーロッパ土産が積まれていたからであった

 豚・牛・ワイン・ガラス・食器・西洋の反物など

 

 リマでガリレイ・ガリレオは途中下車したのである

 インカ南アメリカ合衆国で、天体観測をするためであった

 「ガリレオ殿、インカ・マヤ文明の天体観測はかなり進んでおります一度見聞なされては?」

 

 「古代文明が天体観測を…」

 

 「火星や金星の軌道を観測したりしとりますぞ 見聞を広げてから、日本に来られては?そなたは私の客分、この書状を渡します」

 

 龍之介から渡されたのは、数カ国語で書かれた龍之介の紹介状・身元保証書であり客分である事が書かれていた

 

 リマでガリレオをおろしたあとハワイ経由で、日本国堺に向かうのであった

 リマでは、とうもろこし・ジャガイモ・さつまいもが乗せられた

 

 龍之介は堺に向かうのは帝に挨拶をしてから茨城国に行くためであった

 

 堺に着くと、京へ急いだ

 

 嵐山城に入り身形を調え、御所城に入った

 

 「帝、息災で何より ただいま帰りました」

 

 「連絡船からの使いで活躍は聞いておるぞ、なぁ~太郎」

 

 「龍之介次男太郎も同席していた」

 

 「太郎立派になったな!」

 

 「はい!剣も父上様の言うことを守り日々精進しております」

 

 「龍之介、太郎も15歳元服をさせなければな」

 

 「はい一度、茨城国に連れ帰り元服の後にまた、西洋に行くときに嵐山城代として都に連れてきます」

 

 「あいわかった、それと我が娘、和乃宮とそちの嫡男・虎之介正長を婚姻させたいと思うがどうだ?そして、長女・心美を忠仁親王の嫁にくれぬか?」

 

 「ありがたき御配慮ありがたき幸せにございます。仰せのままに、時期は兄上様にお任せいたします」

 

 「やはり今回も直ぐに旅立つのか?」

 

 「はい、少し作りたいものがありそれができしだい」

 

 「行くときにはまたよりなさい それと、異国の変わった品々毎回、上皇様も肉を嗜むようになって元気いっぱい、連絡船で送ってくれてありがとう 毎回楽しんでおるぞ 」

 

 「喜んで貰えて有り難く 異国では、西陣織りやきらびやかな陶器が人気でございます」

 

 「なるほどの~物流での交流は上手く行っているみたいだな」

 

 「はい、順調でございます」

 

 「国内の情勢は安定しているから安心して励みなさい」

 

 「ありがとうございます」

 

 こうして、龍之介は次男を連れて茨城国の鹿島港に目指したのであった

 

 

 

 

 

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