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「首吊り損の、くたびれ儲け」

作者:三々六波
 自自業得は、首を吊った。
 しかし、死体はあるがあの世に行けず、姿も生きている時と変らぬまま。
 落ち込んでいると、「霊能力者の降霊涼花」と名乗る女が窓を突き破ってきた。
 降霊は、自自の状態を「具現化霊」だと言う。だが具現化霊から開放される方法は、降霊も知らなかった。
 またしても、うなだれる自自。よく考えれば、食料もそれを買うお金もない。
 そんな自自に降霊は、仕事を紹介できると言うのだった。
 降霊から紹介されたのは「殴られ屋」だった。しかし、客足は芳しくない。
 次に紹介された仕事は、スタントマン。
 だが屋上での撮影中、地面に落下してしまう。霊体なので無傷だったが、落下を目撃され、救急車を呼ばれる。
 なんとか霊体とバレることなくその場を逃れた自自だったが、またしても仕事を失ってしまう。
 三度、降霊に仕事を紹介してもらう。
 仕事が終わり家に帰ってきた自自を、降霊が出迎える。降霊が家にいて、一緒に朝ごはんを食べることは、もはや当たり前だった。
 朝食を食べ終えた自自は、降霊に好きだと告白する。
 だが降霊は、「好きだけど問題を抱えていて付き合えない」と言う。自自は、解決するまで待つと約束した。
 別の日。家に帰ってきた自自は、後ろから男に首を締められた。男は、「降霊涼花から預かったものを出せ」と凄む。
 隙を見て男を倒した自自だったが、降霊が誘拐されたことを知る。
 降霊と協力して誘拐犯を倒すも、その過程で降霊が大怪我を負ってしまう。
 意識の薄れゆく降霊に対して、自自はプロポーズし、降霊も了承した。
 結婚式当日、降霊を教会の外で待っていた自自の前に、死神が現れる。
 死神は、降霊のこれまでの行動はすべてウソで、自殺者へ制裁を加えるために死神と共謀していたのだと告げる。
 自自は死神に頭を割られ、地獄へと連れて行かれた。
 降霊は死神に、仕事の報酬であるクロカードを要求する。
 クロカードとは、神の創った願いの塔に挑戦するために必要なものだった。
 後日。降霊涼花は願いの塔を攻略し、頂上に立っていた。
 降霊は「交通事故で死んだ自分の息子を生き返らせてくれ」と頼む。
 願いは叶い、息子は生き返った。
 だがその姿は、死んだ時のまま。長い入院生活でやせ細り、事故の後遺症が体中に残った姿だった。
 塔に、降霊涼花の悲鳴が木霊した。
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