communio

ある日、クレイは外国からたった一人で妖魔と呼ばれる異種族の領土を訪ねる。
妖魔は野蛮な種族だと言われていたが、共感覚の持ち主であるクレイは、人に理解されないことに疲れ切ってしまい、人間でない妖魔達なら自分を理解してくれるかも知れないと、妖魔達に同胞として迎え入れて欲しいと言い出して――？


タイトルの「communio」は「共有、交流」といった意味のラテン語です。
数学や物理学に詳しいコミュ障な主人公が成長していく物語を大人向けに書いてみました。
『その手に取るもの』（ http://ncode.syosetu.com/n6718dq/）と『幽霊王女と優しい殺し屋』（ http://ncode.syosetu.com/n6808cu/）、『碧玉寺へようこそ！』(https://ncode.syosetu.com/n2906ex/)に登場する神と魔王（神は『その手に取るもの』のみ）がこちらにも登場しますが、世界観がリンクしているだけなので、読まなくても支障はありません。
途中で魔王の女体化シーンが入ったりしますので、苦手な方はご注意下さい。
この作品は『エブリスタ』さんにも掲載させて頂いています。