現行の問題点と建設的な提案 【その2-ピックアップ】
評価期間だからランダムでピックアップする、
どんな作品でもピックアップされる可能性はあるという考え方そのものは良いように思います。
しかし、現行のピックアップの制度は恐らく【どんな作品でも等確率に】ピックアップしているような挙動を示しています。
そうなると、現行のピックアップの制度で★10を超える作品に出会える確率は低く、★100を超える作品などお目にかかるのはなかなか難しい。
そして、単なるランダムピックアップは「見る価値のない」、スパム同様のものになっています。
【現行の問題点】
・完全にランダムなピックアップ
現行の制度では、評価が不十分な「良質な作品」を紹介する、という本来のピックアップの目的からはかけ離れており、そもそもピックアップの存在意義そのものが消失している状態にあります。
【改善案】
・[評価★数/総PV数]の値が高いほど出やすいように重み付けしたランダムピックアップ (ただし、総PV数0の場合を除く)
この改善案を用いると、次のような状況が予想されます。
-「良質な作品」で、総PV数が少ない作品
少人数の評価でもランダムピックアップに乗りやすく、PVが一気に増えます。
十分多くの人の目に触れた後はランダムピックアップに載りづらくなります。
-「低質な作品」で、総PV数が少ない作品
そもそも評価★数が伸びづらいので、PVが少しでも増えたらランダムピックアップに載りづらくなります。
-「良質な作品」で、総PV数が多い作品
これは十分評価されているため、ランダムピックアップには載りづらくなります。
-「低質な作品」で、総PV数が多い作品
ほとんどランダムピックアップされません。
- 総PV数0の作品
投稿初期の作品は、最も宣伝効果が高い新着欄に載るので問題ないです。
PVが1でも増えたら、評価が★1だとしても非常にランダムピックアップされやすくなります。
このように確率の重み付けをするだけで、【「良質な作品」で、総PV数が少ない作品】が多くの目に触れやすくなるはずでしょう。
また、これなら通常のランキングとは毛色の違う役割を果たすはずではないでしょうか。
論より証拠、次話で本当にこのピックアップが有用なのか、実証してみます。