今日たいちくんは、人生で最大の山場を向かえようとしているんだ。その内容とは、『レンタルビデオ屋さんで、スケベイなビデオを借りる!』ってことなんだ。これは男なら誰しもが通る道なんだ。
今日は仕事もきちんと有給休暇をもらったんだよ、たいちくん。
たいちくんはオメカシして家を出たんだ。
「あの子ったら、いつの間にか大きくなっていたんだねぇ。」
アホのお母さんが涙ぐみながら呟くんだ。自慢の愛車の軽トラに乗り、ビデオ店に走るんだ。
走る!走る!時速はとうに40キロを越えているんだ!
スピード狂だよ、たいちくん! ビデオ店についたんだ。ビデオ店に着く前に、車にひかれた猫ちゃんを無視したよたいちくん。ビデオ店にはすでにアホみたいな顔をした男達が6人。
「それがしを合わせて7人の侍だな。」アホが呟く。アホのたいちくんが呟く。
ドキドキ…。
(あれ?オイラ緊張してる?)
無理もない。最初は誰だって緊張するんだよ。仕方ないよたいちくん!
朝9時45分、開店15分前だ!
七番目のたいちくんは、六番目の男をしばいた!
「てんめぇー並ぶの速ぇーんだよっ!!」
たいちくんは感情の起伏が激しいんだよね。うん。
五番目の男が叫ぶ!
「君っ!!僕と順番を変わらないかい!?」
無意味な優しさに感謝!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
開店一分前。
「腹くくれよっ!!」
うん、モウラだね。わかる人にはわかるよ、たいちくん。死ね、たいち!
その2に…たぶん続く
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