MAGIC1〜プロロ―グ〜
ここはとある世界。その世界には一般人が普段生きている世界と、表の人間には垣間見ることすらできない裏の世界がある。
そして裏の世界に住む住人たちの間で、未知の水晶――『ソ―サリ―・クリスタル』と呼ばれているものがあった。
その水晶がどこから現れたのかは誰にもわからず、ただわかることといえばその水晶を手に入れたものは膨大な力を手に入れることができるというものだ。
ある者は鋼のような肉体。
ある者は未知の力を。
そしてある者は『ソ―サリ―・クリスタル』の持つ力に耐え切れず水晶に操られるものまで。
そんな水晶を、闇の住人たちは各々の目的のために集め、使う。
そんな闇の住人と未知の水晶がある惑星の極東の島国にある町――『魔来町』。
その町の大きな古風で和風感漂う大きな家に、彼はいた。
さらっとした黒髪を肩まで伸ばし、顔は童顔でやや女性のような顔立ち。身長は170センチにギリギリ届かない168センチほど。
彼の名前は『真道 翼』。高校二年、十六歳。
性格はやや真面目で温和、人の好き嫌いをせず、どんな人であろうと受け入れるくらいだ。そのため、誰にでも好かれる。
学力の成績としては並よりやや上で、運動の成績は常にトップなので別段翼自身困るようなことはない。
どの学校にも一人二人はいる優等生……と、いうわけには翼の場合いかない。
なぜなら――
『真道 翼』その人の正体は―― |