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懐かしい連中が集合です。
覚えている方はいるでしょうか?
第88話 集う仲間
 地上に出ると、プクリンのギルドだという事が改めて分かった。彼らが今立っているのは普段ならギルド入口の鉄門がある場所。それが何も無く、炭が残ったただの穴になっているのだ。ミュウツーがここを丸ごと破壊したのを物語っていた。

「……ミュウツーを早く倒さないとな」
「えぇ」
「みんなの場所ギルドを壊して……許さない!」

 決意もより固くなるデルタ達。丘を降りると、凄い数のポケモン達がトレジャータウンに向かっていた。

「何かあったのか?」

 気になるジュプトル。試しにシギが尋ねた。

「何かあったんですか?」
「はい、何でもトレジャータウンでリーンさんが集会を開くそうで……」
「ありがとう、って事はこれって……」
「はい、恐らく殆どが探検家だと思います」

 リーン直々に何かをやる、という事が珍しいのは間違いないはずだ。それ以上にデルタ達も向かわなければと思っていた。リーンが何をするか――気になったのもあるからだ。


























 トレジャータウンの広場には1000をも超えるポケモン達が集まっていた。リーンが話し始める。

「今日は集まってくれてありがとう……。今、僕達の世界に大いなる危機が迫っているのを知ってるポケモンはいる?」

 突然の質問にほぼ全てのポケモンが?マークを頭の上に出すように悩む。当然と言えば、当然だった。

「伝説の探検隊、フレリーズが今から100年前に倒した強大な敵が現在いまこの世界に姿を現した。そして、そのてきにより、今この世界が大いなる危機に立たされているんだ」

 あまりに唐突な出来事に困惑するポケモン達。勿論、それと同時に混乱が起こった。その場に集結していた探検家がパニックを起こしたのだ。当然といえば当然だろう。

「皆、静かに!!!」

 リーンの一言に静まる一同。そして、リーンが呼びかけたのは案の定、予想が出来ていた事だった。

「今ここいる皆でその敵を倒したい。勿論、勝てる保証は無い。寧ろ、死んでしまう方が高いと思う……。それでも力を貸してくれるポケモンはいる?」

 沈黙がトレジャータウンに流れる。その中で真っ先にデルタ達が手を上げた。

「親方!俺達は戦う!!」
「デルタ!シギ!エネ!」

 久々の再会。それに感激する中、その場にいた多くの探険家が背を向け始めた。当然、勝てるわけが無いし、ましてやあんな無進化のポケモンが戦力になるわけが無い――そう踏んだのだ。
 ――だが、そんな者達をトレジャータウンの入口で食い止めるポケモンがいた。

「俺も戦わせて貰う。あんな小さいポケモンが戦うのに、俺らが怖気づいてどうするんだ?」

 その声にデルタ達が目線を向けた。そこには何とアーマルドとエネの母、コロロがいた。

「母さん!アーマルド!!」
「久しぶりだな。エネ、元気で何より」
「全く……あなたを探すのに苦労したのを忘れないでよね?」

 コロロの一言にアーマルドは苦笑いを浮かべ、「あぁ」と答えた。リーンもさらに続けた。

「戦うと言っても、相手の根城アジトに向かうわけじゃない。ここで皆を守ったり、これから来る災厄と戦う……それだけでも充分。だからお願い……力を貸して!!」

 リーンの言葉に遂に動く者が現れた。

「あのリーンがあんなに言ってるんですからね、私達も協力しましょうか?」
「あたちも手伝うー!!」
「姉さんもルルが言うならわたしもやりますか」

 そう言って名乗りを上げたのはトゲピー、トゲチック、トゲキッスの3匹。チームハッピーの面々だ。余談ながら、相当前に出たので覚えている者も少ないかもしれない。寧ろ、多いだろう。

「私達も行きましょうか、ギャラドス」
「あぁ、俺達ならちっとは前線に出れるかもな」

 次に名乗りを上げるのは、チームギャラキング。これもかなり昔に出たチーム。覚えていない者も多いかもしれない。

「オレも行こう、見たまんまじゃやっぱり気が済まないからな」
「へっ、番長様の出番は無いぜ!このガバイト様が片付けてやらぁ!!」
「ワシも行こうか、ニドリーナを守らなければならん。放っておけないしな」
「僕も行くよ……街を守るしか出来ないけどね……」

 次に名を上げたのはトレジャータウンに住む凄腕のポケモン達。上からドダイトス、ガバイト、ニドキング、レントラーとパワフルな面子が揃っている。

「私達も参加させてくれ」
『フ、フレリーズ!!!』

 トレジャータウンに響く声。現在いまのフレリーズのリーダー、マニューラが全メンバーを引き連れて現れた。

「少しは援軍になるだろ?親方リーン
「マニューラ、ありがとう……」

 次々と増える仲間達。そして、ミュウツーの元へ向かう討伐隊が結成された。賛同者は1000をも超えるポケモン達。だが、その中で特に選りすぐりのポケモン達が組み込まれた。当然ながらデルタ達もその討伐隊に組み込まれている。
 始めは反対意見が多かったが、デルタ達が唯一そのミュウツーを倒せる希望だと言うと全てのポケモン達が口を閉ざした。そして、選りすぐりの討伐隊メンバーはわずかに100匹。問題は敵の根城アジトだった。

「結局、敵の本拠地アジトが分からない以上、叩きようが無いな」
「確かにね……」

 緊迫する空気の中、エネの口から本能的に何かが弾き飛ばされた。

「遥かなる山の頂に現れし白い階段の先に空の塔が待つ」
『!!?』

 走った戦慄。それと同時に沈黙が。アーマルドもそれで唯一の可能性を見出した。

「そうだな。連中の本拠地の手掛かり……もしかしたらそれかもしれない」
「アーマルドさん、知ってるのか?」

 マニューラの問いにアーマルドは首を振って答えた。その手掛かりの場所を――。

「場所は『空の頂』。オレがかつてエンと共に向かって……エンがメタグロスに殺されちまった場所さ」



























 一方、メタグロスは総帥ミュウツーが帰らぬ間に騒ぎが起こっていることを察し、臨時の会議を開いていた。集う幹部達。

「……では、このように。当本部アジトはボーマンダとヨノワールに任せ、それ以外の者は地上で攻撃を開始せよ」
『ハッ』

 いよいよ物語が大きく動き出す――!
エネ「って事は空の頂に何かあるの?」

さぁ?ハズレかもよ。

シギ「何、その変な挑発……」

では次回予告っと。

次回予告

空の頂を目指す一行に次々と立ち塞がる敵。仲間の思いを受け取り、彼らは目的地へと向かう。

そして、そんな厳しい道中で――?


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