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今日は帰宅中、ある発見がありました。

デルタ
「何だよ?」

旅人と遭遇(笑)

デルタ
「……さぁ、最新話いこうか」

酷くないか、それは!?
第68話 3対1
単身デルタが対峙するは、ノクタス、ダーテング、マルノームの3人。
相性差以前に、数の差が著しい。メガパワーを早速発動した。青き光――スピードタイプを。されど、ノクタス達は全く動じない。
まぁ、ヨノワールの部下ならこれ位は当たり前か、デルタは自分にそう言い聞かせた。

「さぁ、楽しいショーの時間だ」

自身のトゲだらけの腕を構えて言うノクタス。ダーテングは単身で立ち向かうデルタを笑い、マルノームは構えているのかすら分からないくらいの体勢だった。

「ダーテング、先行け」
「承知。タネマシンガン!!」

ダーテングの口が開くと同時に放たれる無数の光。光は小さいが、一発も当たるわけにはいかない。一発当たれば二発目も当たる――単純に考えてもすぐに分かる。
デルタの動きはタネマシンガンを凌駕していた。さすがにコレにはダーテングも焦りの顔を隠せない。

(焦ってる今が好機!)

しかし、デルタの意識が一ヶ所に集中するが故に気付かなかった。



――敵は1人ではない、背後にも入ると――。

「ヘドロ爆弾〜」
「ッ!!?」

あまりに不意な攻撃にデルタは反応できず、派手とはいかないが、吹き飛ばされる。しかも、その先にはタネマシンガンの嵐。

「ぐっ――!」
「笑止!我らに1人で立ち向かうなど死ぬも同然!」

デルタはタネマシンガンの猛攻の中、タイプチェンジを試みる。

「ディフェ……ンスタイ……プ……!」

否、デルタの光は青から白に変わる。タネマシンガンが痛いには痛いが、仰け反る程では無くなった。
効き目抜群、とは正にコレの事だろう。語弊があるかもしれないが。

「これ以上喰らってたまるか!ホワイトバリア!!」

否、デルタの周りにデルタを守るかのようにシールドが張られる。白く暖かい感じのした、今まで破られた事の無いバリアが。

「ノクタス、攻撃が当たらぬぞ!」
「バカ野郎、バリア張ってて、そんなちんけな攻撃で破れるかっての!強烈な打撃技で崩す!!」

ノクタスの判断は敵ながらあっぱれだ。
バリアは1方向に攻撃が向けられやすい。だが、その場合エネルギーも一点に集まるから破られにくい。
確かに中には破られてしまうのもあるが、それは使用者が未熟かはたまた相手が使用者を圧倒的に凌いでいるからだ。

だが、3方向に攻撃が行けば、エネルギーは分散されバリアの強度は若干弱る。しかもその上で超強力な攻撃を浴びれば――、





















バリアはきっと、あっけなく破られるだろう。

(あのノクタス……頭がキレる!)

デルタはどこか焦りを感じていた。神、と呼ばれしポケモンの超大技を止めたのに関わらず、流れた汗は破壊される――仮定上だが、彼が導きだした結論だ。

「いくぜ、ニードルアーム!!」
「我が技の一、かわらわり!!」
「ヘドロ爆弾〜」

3方向から襲い掛かる容赦の無い攻撃。
秒単位でデルタの危機が迫っていた。

「ブロックウォール!!」
辺り一面、爆発音が響き渡る。











「やったのかな?」
「笑止。我らに1人で挑むとは愚かな者よ」

余裕の表情を浮かべるマルノームとダーテング。だが、ノクタスは決して気を緩めていない。
爆死などあれ程の実力者がするはずがない、そう決め付けているからだ。長年の勘、というものもある。

「ノクタスよ、お主は神経質だ……少しは気を緩められよ」

ダーテングがノクタスの表情から全てを悟ったのか、そう語り掛ける。

「甘いな、ヤツは強い。こんなんでくたばるようなヤツじゃねぇ」
「ならば、どこにいると?」
「……そうだねぇ……」

ノクタスが全てを言い切る前にノクタスの影にさらに影が浮かび上がる。

「――!!」

ダーテングはその影の形を見て、すかさず後ろを向いた。

そして、奴はいた――赤き光を纏うデルタが。

「言い終わる前に来るなよな」

ノクタスはその言葉のワリにはやけににやけている。
強者と戦うのがそれほど好きなのだろうか、そんな事を考えてしまう。

「喰らえ、気合いパンチ!!!」

猛スピードでノクタスに迫るデルタ。しかし、ノクタスは待っていたようににやける。

「マルノーム、出番だ!」
「あいあいさ〜」

マルノームがノクタスとデルタの間に立つと、有り得ない行為を始める。

「呑み込み〜」

マルノームが口を開くと、何と何もかも吸い込みだした。どこぞの某ピンク玉のパクりじゃないからね!?
さて、それはともかくとして状況は最悪だ。何せデルタは空にいる。破壊力を増した気合いパンチならマルノームを吹き飛ばせるかも知れないが、最悪の場合、自身も呑み込まれる事になる。

「賭けだッ……!」

デルタの気合いパンチはマルノームに命中した。破壊力は抜群――だが、マルノームは動じた素振りを見せず、デルタを飲み込む。

「――!?」

確かに命中した。効き目はあるはずだ。
だが、幾つかデルタは見逃していた。決定的なミスを。

まず、その1。マルノームは毒タイプを有している。気合いパンチとの相性は悪く、攻撃力は半減化されてしまう。
その2。マルノームの体型から、打撃技の期待は薄いということ。マルノームは衝撃を与えても、すぐに元通りの体型に戻れる。

マルノームの行動回復がやけに早かったのは以上の事が考えられる。

「よし、吐き飛ばせ」
「了解〜」

マルノームがデルタを思い切り吐き出す。デルタの体の周りにつく奇妙な色をした液体は……そう、アレである。唾液。

「出れ……ッ!!」

デルタの目と鼻の先にはダーテングとノクタスが。

「終わりだ」
「汝も終わりだ」

何とかしたい――そんな気持ちだけが働くが、今のデルタには不可抗力にしかならない。
ノクタスとダーテングの拳が振り下ろされた――。

「ニードルアーム!!」
「かわらわり!!」

2つの技を受け、デルタの体は大地に沈む。

「ぐっ……」

デルタの意識は朦朧としていた。体がもはや動かない。
逃げろ――そう言いたいのに、それすらままならないのだ。デルタの顔は悔しさ以外のなにものでも無かった。

「さて……他にもいるはずだ、探すぞ」
「承知」
「了解」

ノクタスはやはり、何かのベテランなのだろう。放っておけばデルタが死ぬ――そう確信し、他の連中の始末に向かおうとする。

手を草原にしがみ付かせ、必死に動かない体に鞭打ち寝そべったまま追うデルタ。しつこく追い回す姿にノクタスは段々興味が無くなり、やがてはもう消したい――そんな感情に駆られだした。

「しつこいな……消すか」
「勝手にするがよい」
「どうぞご勝手に〜」

ダーテングとマルノームは呑気に応対した。ノクタスが殺気を放ち、デルタに近づく。

「死にてぇのか?」

第一声がその一言だった。

「ど、どうせ……殺す気だったクセに」
「……バカなギルドに来たもんだなテメェも」

ノクタスの拳が振り落とされた。瀕死のデルタに容赦なくに毒バリを植え込んだその拳を。

「果てな」
「果てな……か……」

振り落とされた拳が止まる事は無い。しかし、その拳が不意に止まった。

「何ッ!?」
「ミュウか……?」

デルタの周りに現れたバリアはとても暖かい。まるで、デルタを生かそうとしていた。草原もデルタの体が浮いて起き上がれるよう、吹かれる風に懸命に煽られている。

(くたばるには……早いのかな?)

当のノクタスは近距離がダメなら遠距離で、とミサイルばりを放とうと構え――、

「死ねぇ!!」

放たれた無数のはり。
だが、倒れるデルタは生気が漲っていた。

確かに命はいつか儚く散っていく。だが、その中でどう輝くのか――デルタは記憶には無い言葉を何故か思い出していた。


刹那、奇跡は起こった。

「はっけい!」

デルタのはっけいでデルタの拳に触れたミサイルばりは消えた。

「……テメェ……!」

デルタは片膝を着いた状態から立ち上がり、再び戦う姿勢を見せる。
だが、先とは全く違っていた。

覚悟。確かにそうかも知れない。だが、一番はノクタス達が確実に呑まれているかのように震えていた。
武者震いではなく、ただの恐怖故の。

「さぁ、はじめようか!」

そう言うデルタの体に纏いし光は青でも、赤でも、白でもない。

黄であった――。
デルタ
「4つ目のメガパワー……何だよ今度は」

さぁ?
それは次回辺りをお楽しみに(笑)

デルタ
「奇跡にしちゃ、大した事が(汗)」

シチュに慣れてるけど、今回は一味も二味も違うのさ!

デルタ
「じゃ、楽しみだ」

次回予告

新たなメガパワーの絶大な力でデルタはノクタス達に挑む。
ジュプトルもまた、長年のライバル、ヨノワールとの対決へ。

そして、遂に幸せ岬の扉が開く――!


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