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今更ながら、報告を忘れてました……(汗)

デルタ
「オイオイ」

この小説は僕がゲームを元に作成した、オリジナルです。
では、第5話をお楽しみ下さい!
第5話 湿った岩場
トリプルズは湿った岩場の入口にいた。
地面はぬかるんでいて、岩にも苔がついている。辺りからはピチョーンという水の音までしてくる。

「よし、いくぞ」

デルタが前へ歩く。シギとエネも続いた。


洞窟には水辺のポケモンとは僅かだが外れたものもいた。そう、リーシャンである。

「おら!」

デルタは必死に殴る、蹴るを繰り返す。不思議のダンジョンのポケモン達は我を忘れて襲い掛かるものが多い。だから、戦いに躊躇してはいけないのだ。

「デルタ、離れて!」
「分かった」

デルタがリーシャンと距離を置く。シギが仕掛けた。

「つるのムチ!!」

シギの背中の上の蕾の下からムチが現れ、リーシャンを思い切り叩く。突然の一撃でリーシャンは簡単に気絶してしまう。

「……ねぇ、デルタ。技を使えないの?」
「技?」
「やっぱね……」

エネはため息をついた。目付きを変えて、シギに言う。

「シギ、デルタの特訓するわよ!技が使える辺りにはならないと」
「分かったよ」

急遽、湿った岩場でデルタの猛特訓が始まった。まず、基本中の基本、技が使えなくては話にならない。徹底的な扱きにデルタはあう。

「電光石火じゃないわ!もっと、こう!!」

エネはデルタの覚える技のほとんどを知らないくせに、必死に教え込む。デルタは呑み込みが早く、多少はマシになってきた。

「じゃ、行きますか」
「少し、休ませろよ……」

デルタはあまりの疲労に肩で息をしてしまう位になっていた。
しかし、エネは無情だった。

「依頼が優先よ」
「ハァ〜……」

疲れ果てた体に鞭を打って、デルタは立ち上がった。
3人は今一度、岩場の探索を再開する。しかし、炎のオーブは中々見つからない。そんな事をしていると岩場の奥地に辿り着いた。


「……水」

デルタは一直線に走り、水を飲み込む。シギとエネはオーブを探していた。水を充分に飲んで、スッキリしたデルタも捜索に加わる。
しかし、収穫はゼロに等しい。

「はぁ〜……無いわね」
「もしかして、見落としてる場所があったりして?」
「可能性は無くは無いな」

その時、デルタは妙な事に気付いた。さっきから調べてないのが1つある。水だ。
デルタが飲んだ水のみ場のような場所は調べていない。
まさか……という面持ちで思い切り顔を水へ潜り込ませた。

「「デルタ!?」」

不意な行動にシギとエネは慌てる。一方でデルタはある事に気付いた。顔を上げると2人にこう言う。

「……この水、何かに繋がってる」
「「えぇ!!?」」

エネも顔を潜り込ませた。

(――!)

確かに当たっていた。水は水流に流され、ここに辿り着いているが、少し深いところに水の流れの通っていないと考えられる水路がある。

「もしかして、お尋ね者の住みか?」
「お尋ね者?」

デルタはお尋ね者について聞いた。簡単で言うと、悪い事をして指名手配されてるポケモンの事だ。
お尋ね者は世紀の大悪党から軽い盗みまでジャンルは幅広い。

「お尋ね者か……」

シギは体が震えている。怖いのか?とデルタが聞くと、

「ち、違うよ。僕は金づち。泳げないんだ」
「……………」

2人は凄いため息を吐く。何か呆れ過ぎて力が抜けた感じがした。帰っていい具合に力が調節できたのかもしれない。

「よし、シギ……ムチを出せ。俺が引っ張る」
「う、うん」

シギはつるのムチをデルタの腹に巻き付ける。デルタはそれをしっかりと手で掴む。

「じゃ、行くわよ!」
「あぁ!!」


その頃、プクリンのギルドにはオーダイルとウインディが来訪していた。

「いつもご協力ありがとうございます!」

ウインディが言う。リーンはこう返す。

「別に構わないよ、普通だしね♪」
「で、本日は超凶悪なお尋ね者の情報が手に入りました」

ウインディがそう言うとオーダイルを見る。オーダイルは頷くと一枚の手配書を見る。リーンが覗き込む。

「アーマルド……星5つ級の大悪党だね。どこに?」
「情報では、湿った岩場に潜んでいるらしいです」

ウインディとプクリンが話をしているとラップがお茶を持ってくる。手配書も覗き込んだ。

「アーマルド……聞いた事はありますね♪ヤツは今、どこに?」
「湿った岩場だという情報が」
「えぇー!!!」

ラップは跳ね上がるように驚く。湿った岩場には今、新人のトリプルズを行かせたばかりだった。ラップは一連の事を全て話した。

「「!!!」」
「不味くねぇか?ウインディ」
「まずいですね……」

さすがに焦りの顔を見せるウインディとオーダイル。
彼らはこの地域の平和を守る保安官なのだ。しかし、星5つ級の大悪党など捕まえられるワケが無い。
だから、こうして手配書をギルドの掲示板に貼りつけてもらうのだ。

「……。シーンとオーダイルさんで向かわせて」
「承知しましたぜ」

オーダイルは縦に首を振るし、ラップも納得だった。シーンは方向音痴だが、バトルの実力は本物。
お尋ね者との戦いには必要不可欠なのだ。


「分かったぜ」

シーンはラップに事情を話される。シーンはそれを快諾した。

「急ぐぞ!」
「分かっておる!!」

シーンとオーダイルも湿った岩場へと急ぐのであった。
水の中を泳ぐトリプルズ。果たして炎のオーブは何処に?
そして、アーマルドは何処にいるのか……?


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