BLACK【3】
「ただいまー・・・(危ねー・・・灰原にこの事知られたら、シャレになんねーからな・・・)」
「あ!コナン君・・・お帰りー!」
蘭が元気よく言う。今日は園子もいる。
「あれ?園子姉ちゃん・・・今日はどうしたの?何か用事?」
「なぁーに?用事が無いと、来ちゃいけないわけ?」
園子がコナンを睨みつける。
「いや・・・そーじゃないけど・・・。(怖っ!)」
コナンが後ずさりしながら言う。
「・・・(転校生の事聞かなきゃな・・・)ね・・・ねぇ、蘭姉ちゃん達の学校に・・・転校生とか来てない?」
「転校生?・・・来てないはずだけど・・・。」
蘭が答える。
「(やっぱ来てねぇか・・・。奴らの事だから、もう来てると思ったんだけどな・・・)」
コナンが考えていると、園子が声をあげた。
「何言ってんのよ!蘭!転校生なら来たじゃない!」
「「え?」」
コナンと蘭の声が重なる。
「ほーら!今日学校で話したでしょ!A組に来た、超美少女の事!!」
園子が興奮しながら話す。
「・・・あ!あの子でしょ?えーっと・・・確か名前は・・・。」
蘭が思い出したように言った。
「「咲夜 湊!!」」
今度は蘭と園子の声が重なった。
「(咲夜・・・湊・・・だと・・!?)ね・・ねぇ!その人、どんな人?」
コナンは緊張が高まるのを抑えながら聞く。
「うーん・・・会ってないから、よく分かんないなぁ・・・。」
蘭が答えるのと同時に園子が答える。
「A組の人から聞いた話だと・・『髪が長くて、スタイル抜群!』って言ってたわ・・。あ、後、『おとなしくて頭脳明晰!しかも美人だから、少し近寄りがたい』って言ってたわよ?」
「へ・・へぇー・・・そうなんだ・・・(近寄りがたい・・・。灰原みてぇだな・・・。)」
哀が転校してきた時も、何か近寄りがたい感じを出していた。組織の人間は大体、そうなのだろうか・・・
「んで?そんなこと聞いてどーする気?」
コナンの気持ちをよそに、園子が問い詰める。
「あ・・・何でもないよ!」
コナンはそう言って部屋を出て、階段を上がっていった。
「なんなのぉ?あのガキンチョは・・・。」
園子があきれた様に言ったのは、コナンには届かない。
「・・・・」
蘭は黙って、コナンの後ろ姿を見つめていた。 |