第2話 不規則銀河
夏輝は、一人で夏彦について行くのが憂鬱だったらしく、私も一緒に行く事になってしまった。
「夏輝って人見知りするタイプなの?」
夏彦は、いきなり振り返って、夏輝に聞いた。
「俺…人間…嫌い…。」
「そっか。自分以外は、好きになれないタイプだったのか。」
「いやぁ、違うよ夏彦。夏輝は、ただ人見知りするだけなの。」
とっさに、私は答えてしまった。
「妃代は、夏輝の事分かるんだなぁ。」
夏彦は、また前を向いて歩きだした。
夏彦が、夏輝に一番最初に案内したのは、‘星空研究会’の部室だった。
私も、夏彦も星空研究会の関係者だったからだ。
夏輝は、部室に入ると目をキョロキョロさせた。
†弐†
「ここは、我が星空研究会の部室だ!」
「ただ、写真を取ってPCで調べて、掲示するといった感じだよ。」
夏輝は、この部室が気に入ったらしく、ふらふらと歩きまわった。
夏輝は、ふと立ち止まった。夏輝が見ていたのは、不規則銀河の写真だった。
「気に入ったみたいだね。良かったら、星空研究会に入ってみる?」
コクリ「では、ようこそ!我が、星空研究会へ」
「歓迎します。」
「今日の放課後、ココに来てね。部員に紹介するから!」
「うん。」
この時、私は初めて夏輝の笑顔を見たのです。「夏輝!これからよろしくな!」
「こちらこそ、よろしく。夏彦、妃代。」
これが、私達の始まりです。さぁ、一緒に始まりの一歩を踏み出そう! |