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かわいいお姫さまの勇気

作者:yuki
むかーし、むかし。
あるところの大きな国に、大きなお城がありました。
そこに、国の王様と、とてもかわいいお姫さまがいました。大きなお城があるところは、大きな国のど真ん中。お城のうしろの北とお城の前の南で、今にもけんかが起こりそう……そんな仲でした。
とてもかわいいお姫さまは、そんな仲は、いやでした。でも、なんど言っても、なかよくなってくれません。
となりの国の王子さまは、それを見て、かわいそうになりました。
僕も、なにかできないだろうか?と思っていました。そして、王子さまは、お姫さまにこう言いました。
「あなたが北と南になかよくなってほしいのであれば、ぼくもお手伝いしましょう」
それが、王子さまが手伝えると思ったことでした。そして、王子さまも手伝ってくれることになりました。
それでも、なかなかなかよくなりません。
とてもかわいいお姫さまは悲しみました。それでもどうしてもなかよくなってほしかったのです。
とてもかわいいお姫さまは、お父さんの国王に、森のお話を聞いたことを思い出しました。
まだ小さいときにお父さん、つまり国王に聞いた話です。
森の奥深く、一つの家がありました。そこに1人、不思議な力を持つ魔女がいる……そう聞きました。
そして、とてもかわいいお姫さまは、森の中に入ることにしました。
「王子、私は森の奥深くにいる、魔女に会いにいきます」
その姿はとても頼もしく、見惚れるほどでした。
そして王子さまは、こう言いました。
「それなら、ぼくもついていきましょう」
そうして、魔女に会いにいくことになりました。
ザワザワ、ザワザワ
ザワザワ、ザワザワ
草木が風にゆれます。
深い森にあるからなのか、なかなか家が見えません。
「魔女の家に着くかしら?」
とてもかわいいお姫さまは、そう言いました。王子さまは、
「大丈夫、きっと着くでしょう!」
と姫さまを励まします。
そうして、歩いていきます。でも、家に着くどころか、どんどん奥に入っていき、薄暗くなっていきます。
姫さまは、本当に着くか心配になりましたが、森深くにいるからまだ…と自分に言い聞かせていました。
そんな時、一つの家が見えてきました。
「あれが……魔女の家?」
とてもかわいいお姫さまはそう言いました。
「そうだろうね。行ってみよう」
王子さまもそう言いました。
そうして、魔女の家につきました。
とてもかわいいお姫さまは、魔女の家のドアをコンコンとたたいて、こう言いました。
「ごめんください、魔女の家ですか?」
そう言うと、ドアが開きました。そして、魔女が出てきました。そして、
「なにか……ようかい?」
と言いました。とてもかわいいお姫さまは、こう答えます。
「私の国が、北と南で、分かれてしまっているの。けんかが起こってしまわないように、止めてほしいの!」
そう言うと、魔女は
「……それで?お前さんたちは何者だい?」
と名前を聞きました。
「私は、姫です。大きな国の姫をしています」
そしてあとに、王子さまが言います。
「僕は、彼女の隣の国の王子です。彼女の手伝いをしています。あなたは?」
王子さまは魔女の名前を聞きました。
「私は…魔女でいいよ……で?その、王子と姫が、この森深くのこの家に2人で来たのかい?」
と、魔女も聞いてきます。
「はい、私は……私の国の人々が平和になってほしい!」
真剣に、姫さまは言います。魔女は、そんな姫さまをじっと見ていました。そして、魔女が、
「いい目をしているね……いいだろう。助けてやろう。私の家に入りな」
とそう言って、入れてくれました。
姫さまは笑顔で、
「ありがとう!」
と言いました。
魔女の部屋の中は、とても明るくいろいろなものがおいてありました。
そうして歩いていくと、紙がたくさんある部屋にたどりつきました。
「ここはなぁに?」
姫さまは、キョロキョロとその部屋を見渡します。
「ここは、魔法陣(まほうじん)という魔法を扱うものがある場所だよ。さあ、もう一度願いを言いな」
魔女は、そう言いながら、一つの魔法陣(まほうじん)を広げていきます。
「私の願いは……私の国の北と南がけんかなく、楽しく平和でいてほしい」
姫さまは、キョロキョロするのをやめ、魔女のことをまっすぐ見ました。
「……よし、いいだろう。で、王子、お前の願いはなんだ?」
と魔女は王子さまをじっと見ます。
「……僕の願いは、姫の願い…姫が叶えれば、僕もそれで…いいです」
と、少し戸惑った様子で王子さまは、言いました。だが、魔女は心をも見ているように、
「本当に、それでいいんだね?お前さんの願いは、姫に似ている。まぁ、ついでに叶えてやらんこともないが?」
と、そう言いました。王子さまは、少し、目を閉じると、開いてこう言いました。
「……もし…もしも、願いを叶えてくれるのであれば、姫の国だけでなく、他の国々も救ってはくれないだろうか?……他の国々は、いろいろな争いが起きている。僕はそれを見てはいられないのだ!叶えてくれるというのであれば、この願い、叶えてはもらえませんか?」
そう言うと、わかっていたかのように、
「もちろんだ」
と言いました。
そして、魔女に願いをかなえてもらいました。
王国に、姫さまお王子さまはそれぞれ帰りました。
そして、王国から北の国も南の国もなかよくなりました。
そして、姫さまはもう一度、魔女に会いに行きました。
魔女は、驚きもせずにこう言います。
「どうしたんだい?また願い事かい?」
はじめて会ったときと同じような顔でした。
「いえ、今日はお礼を会いにきたの」
これには、魔女も少し驚きました。魔女にお礼をわざわざ言いに来るなんて、いなかったからです。
「……そうかい…それはどうも。それで終わりかい?」
魔女は、お礼を言われるのが初めてでどう言えばいいか戸惑いながらも言います。
「いいえ、私はあなたにとても救われた。ですからお礼に家をプレゼントしようと思いまして。北の国と南の国、どちらでもいいですよ?」
姫さまは、ニコニコしながら言いました。魔女は、少し考えて
「いや、お断りさせていただくよ」
と、姫さまのさそいを断りました。姫さまは、
「どうしてですか?王国に住みたいのであれば、住むのもいいですよ?」
と、魔女をさそいます。それでも魔女は、
「いや、お断りするよ」
と、断りました。姫さまは、わからないことを魔女に聞きました。
「どうして、住みたくないんですか?」
そう聞くと魔女は自分の家を見て言います。
「私はこの家を気に入っていてね、離れたくないんだよ。姫さんには悪いが、お断りさせていただくよ」
そう言うと、姫さまは
「そうですか……ですが、なにかあったら、またきますね。今回はありがとう!」
とてもかわいい笑顔でそう言いました。
そうして、姫さまが王国に帰ると、お祭りがやっていました。
今日は、国王の誕生日だったのです。姫さまは、その前になかよくなってよかったと思いました。
そうして、みんな平和にくらしたのでした。

──姫さまが聞いた、魔女の話にはつづきがあります。
不思議な力を持つ魔女は、不思議な力を使うと、大きな呪いにかかってしまうのです。
でも、それでも姫さまの願いを聞いたのは、姫さまの勇気を認めたからでしょう。
ですが、今の魔女にはもうその呪いはありません。
なぜかというと、呪いを姫さまが無意識に消したからです。そして、魔女も無意識に呪いを消されたことを気づいていません。
呪いの消しかたは、「感謝」
つまり、姫さまがありがとうと感謝したからでした。
そうして、魔女の呪いも消えて、みんな幸せに暮らしたのでした。









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